はたして今の自分にまだ藻岩山を登ることができる体力はあるのだろうか?ここ数年続けてきた元旦の藻岩山登山が可能なのか、否かを知るために今日試しに藻岩山登山を敢行してみることにした。結果は果たして?
私の過去の元旦の藻岩山登山を調べてみた。すると、2014年から初めて2023年までの10年間に6度(2014年、2015年、2016年、2020年、2021年、2023年)登っていることが分かった。意外に疎らであるが、このうち初日の出がきれいに見えたことは一度もないのだ。微かに太陽の顔を拝めたのが2度ほどという残念な結果である。一度くらいはきれいな初日の出を拝みたいと思っているのだがなかなか叶わない。
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私の体力が尽きぬうちになんとか一度くらいはと願っているのだが…。そこで2024年の元旦に登ることができるだろうか、とやや不安なところもあったので本日試しに登って観ることにしたのだ。そこに私はさらに自身に負荷をかけた。それは我が家から登山口までも徒歩で往復することを課したのだ。
満を持して11時25分我が家を出発した。慈啓会病院登山口まで約4.3km、約1時間で到達することができた。天候も穏やかだったこともあり、途中で汗ばみ始めたので慌ててミドルレイヤーを脱いで体温調節をした。
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登山口で軽アイゼンを装着したり、ホットコーヒーを一口含んだりして12時30分、登山口をスタートした。けっして焦らず「ゆっくり、ゆっくり」と己に命じながら登り始めた。
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藻岩山登山は大きく分けて三つに大別することができると私は考えている。第一の部分は登山口から米軍駐留軍が藻岩山に設置したリフト台跡のところまで、第二の部分はリフト台跡から馬の背まで、そして第三の部分が馬の背の標識から山頂までと大別している。
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※ 日本で最初のスキーリフトが設置されたそうです。
第一の部分はいわば助走区間である。困難な箇所は少なく徐々に、徐々に高度を上げていく区間である。私は今日この区間に30分を要した。
続いて第二区間であるが、前半は平坦に近い道が続くが、後半には階段登行をはじめけっこうな急斜面が続き、藻岩山の稜線に出る。ここが「馬の背」である。この区間は20分を要して馬の背に到達することができた。ここまで私は意外に順調に登り続けることができた。
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※ いよいよ厳しい階段登行の始まりです。コースは上方右のほうへトラバースします。
そして第三区間である。この区間も前半はそれほど厳しい登りはない。私はこの比較的広い登山道を「藻岩山ゲイトウェイ」と密かに称している。というのも、この稜線では私が登ってきた「慈啓会病院口」、その他に「旭山公園口」、「小林峠口」、「北の沢口」と四つの登山口から登ってきた登山者の誰もが通る登山道だからである。(藻岩山にはもう一つ「藻岩山スキー場登山口」がある)
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※ 私が密かに「藻岩山ゲイトウエイ」と呼ぶ道幅の広い登山道です。
「藻岩山ゲイトウェイ」を過ぎると厳しい登りが始まる。まずは岩石がゴロゴロと転がっている中を直登する上りである。続いて、山肌を縫うようにジグザクのコースが長々と続く。そして最後は山頂目ざしての二か所の直登が待っている。疲れがピークの中での直登は辛い。そこを耐えると待望の山頂である。
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※ 胸突き八丁、最後の直登です。
意外や意外!ペースを自分なりに抑えたからだろうか?思っていたほどきつい思いをせずに山頂に到達することができた。もっとも登山に要した時間は1時間30分とそれなりに要したが…。
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※ 産地用には「藻岩観音奥の院」が建てられています。
時間は問題ではない。私に藻岩山を登るだけの体力があるか否かを推し量る登山だったのだから…。これで少なくとも藻岩山を登ることは可能と分かった。
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※ 山頂から札幌市内の眺望は薄く靄っていました。
問題は元旦の天気であるが、これが今のところの予報では見通しが暗い。どうも札幌は元旦の天気には恵まれていないようだ。奇跡が起こることを微かに信じながら登ることにしようと思っているのだが…。
ちなみに今日は25,600歩、17.7kmの距離を歩いたとスマホの歩数計が示している。帰宅した私は疲労困憊だった…。