田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

新進気鋭の音楽家の若々しい音を聴く

2025-02-22 11:44:11 | ステージ & エンターテイメント
 それはほんのさわりでしかなかったけれど、本年度「札幌市民芸術祭新人音楽会」の大賞を受賞された3人の音楽家たちのコンサートでした。札幌市役所ロビー内に彼らの素晴らしい音が広がったひと時でした。

      

 昨日(2月21日)正午、札幌市役所一階ロビーにおいて今月の「市民ロビーコンサート」が行われるのを知って駆け付けました。
 今回は、本年度の「札幌市民芸術祭新人音楽会」の大賞を受賞された3人の音楽家の皆さんのコンサートでした。その3人とは…、演奏順に (※はピアノ伴奏者)
 ◆鈴木 勇太さん(フルート)    ※ 渡部 美蕗さん
 ◆大野 浩司さん(声楽・バリトン) ※ 山田 結花さん
 ◆三上慎太郎さん(ピアノ)

 演奏された曲目は、
 ◇鈴木 勇太さん  M.タンナー/ヒマラヤ組曲より Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
 ◇大野 浩司さん  モーツァルト/「フィガロの結婚」より「すでに訴訟に勝っただと?」
 ◇三上慎太郎さん  バルトーク/ルーマニア民俗舞曲

 コンサートはいずれも時間の制約があったのだろうか?それぞれ6分、5分、4分半と、ほんのさわりを披露されたという印象でした。
 三人ともにさすがに大賞を受賞された方々だったので、それぞれが瞬時に私たちを彼らが描く世界に導く力量を備えている方々と思いました。
 その中でも圧巻だったのはバリトンの大野さんのステージでした。素晴らしい声量の持ち主で、市役所一階ロビー全体に響き渡る歌声は他を圧していたように思われました。大野さんの歌声を一度音楽大ホールで聴いてみたいと思わせられるひと時でした。
          
  
 また、最年少受賞となった三上慎太郎さん(大谷大学3年)の繊細にタッチと、時に力強く鍵盤を叩きつけるような演奏は、もはや一流の演奏家の感さえ思わせるものでした。
    

 鈴木さんのフルートもヒマラヤの広大な景色や厳しい山容を思い出させてくれるような演奏でしたが、残念ながら私がフルートの音の良さについて無知だったことで、ちょっと印象が薄まってしまった感は免れませんでした。
         

 いずれにしても、僅かな時間の中で将来有望な音楽家たちの演奏を間近に聴くことができたことは幸せな時間でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。