マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

冬の遠軽駅で 急行「大雪」「天都?」 

2008-11-19 01:14:11 | 気動車(急行・その他)
こんばんわ。
北海道ではとうとう雪の季節を迎えるようです。都心でもかなり寒くはなってきましたが、まだコートを着ると会社に付く頃には汗を掻いてしまいますね。
でも、明日辺りから強烈に冷え込んでくるようなので、そろそろ用心が必要かもしれません。

さて、北海道でも雪の便りが聞こえてきそうということですので、今まで温めておいた冬の北海道ネタをアップしてみようと思います。

石北本線といえば、当時日本で唯一のカタカナ特急「オホーツク」と長躯函館~網走間を往復していた「おおとり」が花形であったわけですが、両列車とも1往復のみの設定で、庶民としてはやはり急行「大雪」がメジャーな優等列車であったと思います。

昭和55年の時刻表を見ると、1日5往復の「大雪」が設定されており、4往復が昼行のディーゼル、1往復が寝台車を連結した夜行急行でした。テツとしては昼間のディーゼル急行よりも夜行列車を多用した、と言いますか、夜行しか乗ったことがない方も多いのではないでしょうか。

急行「大雪」は、その多彩な運用面からも大変興味深い列車です。1往復は釧網本線経由で旭川~釧路~札幌を走破し、下りでは名寄本線の興部行き、さらに驚くことは、上りの名寄発~名寄本線~遠軽~札幌なんてとんでもないコースを走破する列車もありました。
さすがに好んで乗るような列車ではありませんが、ちょうど9時間も掛かるこの列車は通しで乗る人なんてまず居なかったのではないでしょうか。



昭和56年3月 石北本線 遠軽駅にて 急行「天都?」or「大雪」


右側の列車がキハ56とキハ27の2両編成を組んだ急行ですが、遠軽時点における「大雪」でこのようなショボイ編成は無いと思います。すると、急行「天都」の可能性があるのですが、先程お話しましたとおり、名寄から遠軽まで普通列車で来て、網走からの急行と併結して札幌へ向かう「大雪」もありましたので、もしかしたらその片割れの可能性もあります。
今となってはその辺がハッキリしませんので、一応「?」とさせていただきました。

全国的には殆どツートンの気動車標準色がなくなっていましたが、北海道では塗り替えが遅れていた関係で、この昭和56年時点でもかなり見ることが出来ました。

ヘッドマークの無い気動車急行と言うのは、私的には撮影対象外だった筈ですが、北海道と雪景色、極寒の風景は、普通の気動車ですら魅力的に感じさせてしまうんですね。
ですので、本州ではあまり撮影実績の無い一般型車両たちも、たくさん記録に残すことができたのだと思います。

←左側からの検索バーで、過去ログを検索することが出来ます。「狩勝」「ニセコ」なんてのも試しにやってみてください。

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※ 記事及び写真に誤りがありましたので、一部削除させていただきました。m(_ _)m
コメント (14)
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