あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

切ない思い押し込んで…

2008-06-21 23:30:05 | 介護


梅雨入りした途端に真夏日になるってどうよ!とか思いながら
相変らず週に一度のばぁちゃんの所へは欠かさず行っている。

今回はやっと4~5日前に行ったばかりなのだが
口腔用のウエットティッシュと普通のティッシュペーパーが無くなってしまったと
施設から電話があって…でも急がなくても良いですよ…って職員の言葉に
本当は月曜日あたりとか思っていたのだが…最近のこの蒸し暑さに
夜勤の為に寝ている夫を起さないようにと薄暗くしてあげて
静かに回っている扇風機…私の居場所がないなぁ~(~_~;)

そんなんで急遽、ばぁちゃんの施設へ行く事にした。

今回は丁度お昼ご飯を食べていたところで
以前行った時には若い職員さんだったけど
とても上手で安心して帰って来た…。

なんだか今日の職員さんは下手っぴだったみたいで
ばぁちゃんのはだけた胸に直接にビニール製のエプロンが
しかも食べ物でビショビショになってて、はだけた胸に張り付いている。


眩しさから逃げるように木陰を求めて…それでも陽射しからは逃れられない。

そういうのって、私的にはどうかと思うわけで
例えば食事にしても、お粥にいろんなオカズを混ぜ込むってのが好きじゃなくて
いつもお粥の上にオカズを乗っけて…口に中に入ったら同じなんだけど
やっぱり最初っからお粥にごちゃ混ぜなのは違うんじゃないだろうか?

お粥にオカズを混ぜると水っぽくなる。
昔入院していた時に病院の看護師さんがやってたっけ
お粥とオカズと薬とごっちゃ混ぜして口に放り込む…いつも嫌だなぁと思っていた。

味噌汁もトロミ付き、なんだかデザートらしきものにも何か混ざってる。
ばぁちゃんって家にいる時はお茶くらいしかトロミつけてなかったんだけど
全部がトロミ付って美味くないんじゃないかなぁ~
何だか今回は私の手をギュッと握って放さない。

気に入らない職員さんだったのかな?って耳元でコソッと囁いた。


振り返れば木漏れ日が…。

施設には施設なりのやり方がある。
私には私のやり方があった…なるべく家にいる時のようにしますからっても
職員さんは私じゃないし、同じ様にって言うのが所詮無理な話だとは分かっている。
家にいる時はビニールのよだれかけみたいなのはしなくっても
ちっちゃいオシボリを一枚当てただけで、ほとんど汚す事もなく
上手に食べられてたよなぁ~ ばぁちゃん。

ちょっとひとこと言ってこようかと思ったけど
よけいな事を言って居ない時に苛められでもしたらって
そんな事あるはずないんだけど…なんだかマイナス思考になっちゃったみたい。

いつもと違って、ちょっと切ない気分で帰って来た。
今日は行かなければ良かった…。


空木の花は優しい感じがする…花言葉は「謙虚」ですって。



卯の花の におうかきねに 時鳥 早も来鳴きて
しのび音もらす夏は来ぬ…聞こえたのは鶯の声だった。




コメント (30)
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