どんよりとした曇り空の日で、でも生暖かい風が吹いていたお昼前。
スーパーの駐車場へ車を乗り入れると、前の車が不自然に何かを避けて通っている。
一体何があるんだろうかと、注意深く車を走らせると
駐車場のアスファルトに寝そべっている一匹の薄汚れた白い猫。
なんだか我が家のしゅう嬢に似たような猫で
声を掛けたい、でも掛けちゃったら離れなくなるんだろうな。
離れなくなったら連れて帰ってしまうかもしれない…ちょっと葛藤。
お腹が空いてるんだろうか。
あっちこっちのスーパーの袋を持った人の後について行ったり
また戻ってきてアスファルトの上に寝そべってはニャーニャー鳴いている。
通りすがりの誰もが、目を合わせないようにと急いで通り過ぎていく。
あの汚れ方と痩せ方は、昨日今日捨てられた猫ではないようだ。
こんなふうな野良猫を見たのは初めてだった。
以前何度か捨て猫は見かけた事があったけど
大概は子猫で、何匹かまとめられて、スーパーの前だとか
ペットショップとか動物病院だとか…段ボール箱の中に入っていた。
結局 ショップの里親募集の張り紙に写ってたりする時があるが
引き取り手があれば良いが、最悪保健所行きだったりとか…。
なんだかやるせないなぁ…。
うちのしゅう嬢も捨て猫だった。
あっちこっちとたらい回しさせられたが、最後は我が家に落ち着いて
たまにポチたんに苛められたりもしてるが、けっこう幸せなんじゃないかと思っている。
あのしゅう嬢に似た野良猫にも、いつか安住の地が見つかれば良いんだけどなぁ…。
と、最近しゅう嬢、新しい技を取得したようで
私がゴロンと横になってると、傍にやって来て同じ様にゴロン…と。
ちょうど白いラッコ状態のがでかいトドと向かい合って二つ並ぶ事になる。
なんとまぁ 同じ格好で…と飽きれる夫だが、飼い主に似るって言うから仕方ないよね^^;
という事で、でれ~と横たわる白いラッコ猫をUP!
なんだか、微塵にも緊迫感がないような…