2005年の日が暮れようとしている…夕日を捉えてみた。
何かと忙しい日を過ごして、ようやく自分の時間を持つことが出来た。
今日は郷土料理の、お祝い事などに良く使われる『こづゆ』を作る。
『こづゆ』とは、会津地方で古くから作られきた、代表的な郷土食の一つで
村祭りや祝い日、或いは、冠婚葬祭のときには必ず膳につく習わしがある。
里芋、にんじん、しいたけ、きくらげ、糸こんにゃく、豆麩、ぎんなん、干し貝柱など
山の幸と海の幸とを上手に取り合わせた薄味仕立ての具沢山のお吸い物と思ってもらえば良い。
まず、里芋と人参は1センチ角くらいの大きさに切って、煮崩れしないように下茹でをする。
貝柱・干し椎茸・きくらげは、戻して、これも小さくカット…。
(もちろん、貝柱や干し椎茸の戻し汁は捨てずに使う)
そこに糸こんにゃくを食べやすい長さに切って、一緒に煮る。
味はしょう油で、ダシの素など必要ないくらいに貝柱と干し椎茸からうま味が出ている。
最後に、豆麩を入れて出来上がりだ。 ワラビを茹でたもので青味のアクセントをつけた。
こづゆは何杯でもお代わりしてよいという習わしがある。
昔から山間の地域で、新鮮な海産物など手に入らなかった先人の知恵なのだろう。
ご他聞にもれず、我が家でも大晦日に、大きな鍋にたっぷりと作って
お正月に食べることにしている…。
こんなふうに ブログに向かうことが日課のようになっている。
2005年は、いろんな出会いや別れがあり
嬉しいにつけ悲しいにつけ、たくさんの想いをここに書きとめて
日記でさえ三日坊主であった私だが、半年以上も続けられてきた。
一日 家族以外の誰とも話をしなかったような日が幾日あっただろうか。
介護に行き詰まり、何処にはけ口を求めて良いか分からずに
出口の見えないトンネルに居たような気がした時もあった。
そんな時、たくさんの励ましや慰めや…どんなに心強かった事だろう。
これからも、そんな出会いを大切にしていきたいと思う。
ここを読んでくださった方、コメントをいただいた方…皆さん ありがとうございました。
これからも、いろんな話をたくさんたくさん続けていこうと思っています。
来年もよろしくお願い致します。
昨夜の投稿後、鶴ヶ城へ初詣に行って来ました。
ライトアップされれて、とっても幻想的でキレイでした。
寒さの中で、初詣でおまいりする人は長蛇の列で
新しい年にたくさんの願いを込めて、一心にお参りをしていました。
2006年も良い年になりますように…そして世界中が平和で楽しく暮らせますように。