今年初めての事で、実は調べてみたらなんと5年も前から行われていた
七夕祈願祭御涼風鈴…第5回目だった。
それを夕方の地方ニュースで見て、ぜひとも行きたいと思っていたのだが
なかなか行く暇がなく、先日の事夕涼みながら見に行こうって
家族で出かけてきたって話。
8月27日までなので、日曜日だったけど人はまばらで
駐車場も会場近くに止める事が出来て
入り口から本殿までの約2000個の風鈴を楽しんできた。
しかも夕方からはライトアップされていて
とても幻想的で思わずため息が漏れるくらい。
まだ蒸し暑さが残り風もなかったけど
手で触れるとガラス特有の澄んだ涼しさを感じる
チリチリンと優しい音が心地よかった。
七夕祈願祭地あって8月の半ば過ぎでも七夕様が飾ってあり
そこにはたくさんの思いの願い事が下がって
まだ短冊があって、そこでおのおの願い事を書いたのだが
我が家のチビたんが書いた願い事は…じいじがなおりますように。
家の仏壇にはじいじの遺影が飾ってあるのだけど
頻繁な入院生活と一年余りの施設生活で
家にいない期間が長かったので
きっと、チビたんの中では、まだじいじは病院に入院してるって
そう思っているのだろうか…。
私でさえ、遠くに見える施設を眺める時
ふと、そう思うときがあるもの…チビたんがそう思うのは
無理からぬことだと。
よくじいじと手を繋いでゴミ捨てについて行ったり
お風呂に入って髪の毛を乾かしてもらうのはじいじの担当だった。
小さかったけど、そういう生活のかかわりを断片的にでも
チビたんの心の中に残っているのだろう。
私はそうだね、早くよくなるといいねって
そう答えて、嬉しそうに満足げに短冊を飾ってもらってるチビたんの後ろ姿に
寄り添う様な夫の姿を想像してみた。