この11月22日は良い夫婦の日だった。
だからって訳ではないのだけど、夫と久しぶりに日帰り温泉とシャレ込んで来た。
その前日にヒメの散歩で、途中友達と会っての立ち話で
よく二人で温泉へ行ったりしてるって会話になったので
その事が頭の片隅にあったのかもしれない。
霧が深かったが天気は上々で、どこの温泉へ行こうかと
最近 いっつも「糸桜里(しおり)の湯ばんげ」だったので
今回は別の所へ行こうと言うことになり
なん年か前に行った「ふれあいランド高郷(たかさと)」へと。
ここは何度か行こうと思ったのだけど
道に迷って行けずじまいの温泉だったが
先日 一人で雨に煙る紅葉を見に行った際に
見つけた案内板、意外と簡単なとこにあったものだと
車で坂下町へと、そこから喜多方西会津線へと乗り入れることにした。
すっかりと色のあせた山々は、それでも小春日和の日差しには
目に優しく気分爽快…まあ、省吾さまのBGMと好きな所で写真が撮れる!
これはなしだったけどボランティアドライブとしては致し方ないと諦め気分。
晩秋の陽射しに眩しいススキ
車は喜多方方面と西会津方面とに分かれて
確か喜多方方面だったよなと右折…が、見た事のない景色で
おっかしいな~??と思いながらも走り続けると
あらら…塩川長床って標識に
しまった!!どうやら道を一本間違えてしまったらしい(~_~;)
まあ、天気もいいしドライブ日和だからと
喜多方から山都・高郷村方面へと戻る事暫し
山道を枯れた紅葉を眺めながら
ゆるゆると流れる川は晩秋の陽射しにキラキラで
いくら言葉を並べても一枚の写真には追い付かない。
ようやくいつも見る鉄橋へとさしかかり
ここで夫のタバコ休憩とした。
以前は雨だったがこの日は晩秋晴れというかクッキリと鉄橋
しばらく休んで道路沿いには高郷村共和国?そんな標識が見えて
2006年1月4日に喜多方市、耶麻郡塩川町・山都町・熱塩加納村と合併し
新しい喜多方市の合併特例区の一つとなったため
普通地方公共団体としては廃止されたそうな。
別の国か!! そんな思いで車を走らせていると
ようやく見つけた「ふれあいランド高郷」の標識だった。
ふれあいランド高郷とはこんなとこ ポチっと!!
県道から奥へと道は登り坂
道路から奥まった場所へとたどり着いたふれあいランド高郷
土曜日だし大勢の人が来ているかと覚悟はして行った…が
そんな思いに反して駐車場ガラガラ状態で
ちょっとラッキーだったかも。
道を迷いながらもようやくたどり着いた「ふれあいランド高郷」
枯れたような紅葉の向こう側には雪の飯豊山が微かにだが見えた。
入場料は消費税なしの大人一人500円ぽっきり。
それで一日遊んで来られるって安いもんだよね。
お風呂はフロイスや風呂桶もPC製ながら新品のようで
こういうとこ感じが良いなと思えた。
施設の中ガラガラ…休憩中の人はいるけど
みんな寝てるので見えないだけなのだが…^^;
貸し切り状態だったので誰もいない脱衣場を一枚!
お風呂の中は貸し切り状態で、泡風呂に大の字で
薬草風呂には、何の薬草が入っているのか覗いてみたり
露天風呂の仕切りの向こうには青空と枯れた紅葉と
時おり吹いてくる風が芯から温まった体に心地良かった。
ゆっくりと温まってから上がり、備え付けの保湿クリームをたっぷりと
鏡を見るとシワシワお顔が気のせいかツヤプルンとしたような(笑)
お腹も適度に空いた様な…そこで打ちたてのお蕎麦登場!
夫は自販機から泡泡とザル蕎麦を、私は天ザルをと
なんてたって、泡泡よりも食い気専門なもんで(笑)
アットホーム的な食堂
地元のそば粉を使用した雷神そばを打つ蕎麦打ち名人
天ぷら蕎麦を所望した私!
地元産蕎麦粉を使った十割手打ちの高郷雷神そば。
由来として、ふれあいランド高郷と隣りあっている雷神山スキー場には
雷神様の祠があって、古くから人々の信仰を集めている。
人々は雷神様に祈って、落雷の恐ろしさから逃れ
またその年の豊作を祈ったりしたよ。
千天の年には、養笠姿で雷神山に登り
鐘を鳴らして「雨ターモレタイシャクヨー西カラ雲マイカレー」カンカンカンと
雨乞いの祈りをしたものである。
雨乞いの効果はてきめんで、慈雨に恵まれると、
人々は「雨絵ごと」と称して、寄り集まっては
そばを打ち、笹団子を作っては酒のみをした。
-HPからの抜粋-
山間から見た磐梯山…家から見る磐梯山とは姿かたちがかなり違っていた。
コシのあるそばを食べて、ついでに蕎麦湯も飲んで
まさに余は満足じゃ状態で帰って来た。
最近は坂下の糸桜里の湯ばっかりだったけど
雪の降る前にもう一度くらい行ってみたいなと思った。
雪が降ったら…たぶん、もう行けないだろうな~