あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

慧日寺から、龍ヶ沢の湧き水を求めて。

2008-10-31 23:43:26 | プチドライブ・地域の事
さてさて、慧日寺だけで大人しく引き下がる私ではなく
次は慧日寺資料館前の看板にもあった龍ヶ沢湧水へと…!
本当はそこまで行くつもりではなかったのだが、時間もまだ早かったし
天気も上々で、帰るには惜しいような…自然に呼ばれたとでも言うか…(笑)
また私の悪い虫が動き始まったようだ。


空は碧くススキが風に揺らいでいる。


さぁ ここから山へ向かってレッツラゴー(^o^)/

慧日寺の駐車場から、約一キロの所に龍ヶ沢湧水があると言う看板。
1キロくらいだったら、たいした時間ではないとさっそく車を走らせたのだが
車が行ける所は200メートルくらいで、あとは歩けと…。

車を停めてデジカメと携帯だけを持って、山道へと進んで行く。
なだらかな湿ったような道を、心地良い秋風とどこからか聞こえる小鳥の囀りと
獣道のような道の脇を流れていく渓流の音を聞きながら歩いた。


木立と落ち葉の道をゆっくりと歩き始める。


途中で見つけたブドウのような実は食べられるのだろうか。


行く道を遮るように水が流れている。


道の脇では渓流が…山女とか岩魚とかいるのだろうか?

が、途中道の中央辺りには水が流れて…長靴だったら良かったかなぁ~と後悔しきり。
それでも道の端をスニーカーが濡れないように注意深く歩く事にした。

ふと、足元を見れば、何やら獣の足跡を発見! 
狐か狸か…いやいや、それよりも少し大きめな
まさか…熊じゃないよなぁ~ と、内心ビクビクものだったが
上の方から降りてきたゴールデンリトルバーと飼い主だった。

取りあえず熊じゃなくって良かった…^^;

道はしだいに登り坂となり、流れる水を避けながら歩くには少し息が切れる。
秋の日差しは、木立に遮られてるはずなのに汗が吹き出る。
それでもこういう疲労感は気持ちの良いものだ。
心を空っぽにして無心で歩く…かなりストレス解消に繋がる♪

そんな事を考えるともなく…ようやく目的の場所龍ヶ沢湧水へ着いた。


丸太橋に似せた擬木とでも言うのだろうか…橋が架かっている。


ここが龍ヶ沢湧き水の源流か…大きな岩の隙間のあちこちから水が湧き出ている。


年代物の竹の筒から、途切れる事無く流れている名水。
傍には柄杓があって、湧き出る水が飲めるようになっている。


日本名水100選指定 磐梯西山麓湧水群「龍ヶ沢湧水」。
中でも龍ヶ沢湧水は代表的な湧水で、猫魔山系の火山活動に出来た。
大きな岩から湧き出る湧水は干ばつの時でも枯れることがないと言われ
江戸時代には会津藩の命により、大規模な雨乞いの儀式が行われた場所でもある。
戦前から戦後にかけて龍ヶ沢での雨乞いは龍のおとし子と五穀をあげ
僧侶が読経を行ったといわれている。 『磐梯町HPより抜粋』

そこで喉を潤し、しばしの休息を。


その近辺を歩き回ったおかげで、ジーパンには雑草の種がビッシリ状態。
pochiko地方では、くっ付き虫の種が付いたのをバカがついたという(笑)



湧き出る水音を聞きながら自然を前に深呼吸をする。
こんこんと湧き出る水は、決して途切れる事なく人々の生活と喉を潤してきた。
昔から今へ、そして未来へと、いつまで流れ続けるのだろうか。

あれから数日後に、磐梯山では初冠雪となり市内では初霜が降りた。
今年の紅葉は、この慧日寺と龍ヶ沢で終わりかもしれない。


という事で、慧日寺方面から望んだ磐梯山をUP!




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1200年の時を越えて…慧日寺へ

2008-10-29 23:16:18 | プチドライブ・地域の事
先日 ばぁちゃんがショートステイに出かけたその日は夫も日勤で
さてさて、私の活動日~~♪ という事で今回地域探訪。

本当は裏磐梯方面へと紅葉を求めて、プチドライブへ行きたかったのだが
休日のためにかなりの混雑が予想され、急遽磐梯町慧日寺と決定した。
実は今まで何十年となく、会津で生れて暮らして名前だけは知っていたが
行ったのは今回が初めてで…正直 あまり期待はしていなかった…^^;

磐梯町にある慧日寺とは、会津仏教文化発祥の地で
平安の初めに南都法相宗の高僧徳一によって開かれた寺院と聞いている。
東北地方では開基の明らかな寺院としては最古のもののようで
広大な寺跡は昭和45年に国の史跡に指定され、今も復元整備続行中となっている。


駐車場に車を停めると
江戸中期建立、近代の慧日寺を伝える数少ない建造物である旧本坊現慧日寺から
紅葉の庭を眺めながら慧日寺資料館へとゆっくりと歩いた。


古い佇まいの中にもどっしりとした重圧感を感じる。


「磐梯山慧日寺資料館」残念ながら館内は撮影禁止のため

こちらをどうぞ  ポチッと♪ 


資料館前には、龍ヶ沢湧水が引水されて水汲みに訪れる人々たくさん来ていた。
入れ物持参でたくさんの水を持ち帰る人も後を絶たない。




落ち葉が敷き詰められたような道を歩いて、見上げればモミジも赤く色づいて
しばらく振りの開放感を満喫した。

広大な史跡慧日寺跡のほぼ中央に復元された慧日寺金堂へと
たくさんの観光客が訪れて…まぁ 高年齢層が目立ってはいたのだが
靴を脱いで中を見学出来るようになっている。
正面中央には薬師三尊を実物大に復元した写真が飾られていた。





特に信心深いわけではないのだが、こういう場所は何故か落ち着く。
やっぱり年相応に…というところなのだろうか。
赤い建物を見て、遙か1200年前に古のロマンを感じてきた。


という事で、1200年の時を越えて慧日寺金堂をUP!




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Birthdayのプレゼントとは

2008-10-27 23:38:27 | 日々雑事
この24日は長女の誕生日で、正直結婚して5年目?の娘に
今更 誕生日のプレゼントなんて考えもしてなかったのだが
誕生日の何日かまえにメールでプレゼントの催促をされた。

それは当日の夜に旦那さまと2人っきりでデートがしたいと
孫太郎を預かって欲しい…それが私への誕生日のプレゼントだよ♪って
考えてみりゃ、丸っきりの2人暮し。
まして専業主婦で子育てをしている娘にとっては
2人でゆっくり出かけるなんて事出来なかった。

特に産後も新築への道の準備で忙しいのを知ってて
実家に帰らず、新生児の頃から一人で頑張ってた娘。

まぁ 爺婆にとっても嬉しいプレゼント請求な訳で
昼間っからそわそわしながら、赤ちゃん用の番茶とか揃えたり
ふふ…まったく♪

何十年か前娘の生まれた頃は、じいちゃんやばぁちゃんも元気で
でも農家の方は、今のようにコンバインとかじゃなく脱穀機。
ちょうど稲刈りの真っ最中でね。

初めてのお産で、痛みが来ても天気との戦い的なとこがあったもんで
10分か15分間隔の痛みが来たらこれを振れと
自宅から見える場所で稲こきをしていた夫に渡された
白い手ぬぐいを結びつけた棒っきれ…何時代だよ!

それでも病院へ向かったのは稲こきも終えた夜になってしまったが
初産ですので、すぐには生れませんよ…って
看護師さんの言葉にサッサと帰ってしまった夫。
生れるまで付き添ってくれてる旦那さんがいた同室の人が羨ましかった。

特に口が上手でなく朴訥とした夫らしいと言えば夫らしいのだが
それでも生れた長女を見て、吸引分娩だったためか
頭が妙に南京豆みたいになった娘を見て
治るんだろうな!と看護師さんに詰め寄った事もあって
夫なりに心配をしていたのが分かったような気がした。

そんな娘も結婚をして子供をもうけ、誕生日のプレゼントに子供を預かれと
ふふん、なかなか気が利いたプレゼント請求ではないか。

そんな事を思い出して、時は夕方。来た来た…孫太郎。
奇しくも産れ月こそ違え、生れた日は同じ24日。
今日で9ヶ月になりました~~って、歩行器と預かりセットを渡すと
11時くらいにはお迎えに来るからね~って、旦那さんと2人出掛けていった。

その日は、何と言うかグレーっぽい気分の日で
夜勤明けの3日連休となった夫は、たまっていた農業の方の仕事を片付ける。
そんな中、ショートステイに出かけたばぁちゃんを見送って
ちょっと のんびりしてたい私と微妙に歯車が噛みあわずに
お互いに何かしら起爆剤のようなものが爆発寸前だったようで
夕ご飯も何気にモソモソと会話もなくって感じだった。

なんと それが孫太郎が来た途端空気が一変して…さすが孫効果か。
仏頂面だった夫の顔ったらあったもんじゃない…つるべ師匠か??(笑)

お風呂はじいちゃんね、って言われてまんざらでもない気分だったようで
先に風呂に入ってるぞ~ 呼んだらつれて来い~~♪
という事で、呼ばれたので裸んぼの孫太郎を渡した途端
大泣きされちゃって、入ったばかりなのに大汗もんの夫。

変わってくれ~~と交代要求! ちょっと優越感の私。
まぁなんてたって普段孫太郎との接触が多い私だもん(*^^)v
これで一日のモヤモヤがふっ飛んでしまったのは言うまでもない。

それでも湯上りにジュースとかくれなくっても良いのかとか
湯冷めしないかとか…孫のめごいのは特別だなぁ~としみじみと夫。
やっぱり顔を見れば…つるべ師匠。

子はカスガイって言うけど爺婆にとってもカスガイなのかもね。

むかし、稲刈りが終わって束ねた稲を集めて穂荷積みって言うんだけど
一才になった娘が乳母車に乗っけられ、田んぼで食べていた赤ちゃんせんべい。
そんな事が思い出され…孫太郎と娘の赤ちゃんの時と妙にシンクロしてしまった。


という事で、昔 懐かしい穂荷積みの風景をUP!


稲刈りバインダーで刈り取った稲は三束ずつ干されて
乾いたら、このように杭に積み上げられ更にしばらく干される。

今はコンバインで刈り取ってしまうので、こういう風景を見る事は少なくなってしまった。




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しゅう嬢の目やには何故黒い?

2008-10-25 23:12:24 | ペット
我が家のしゅう嬢、日がな一日のんびりと家の中で過ごしているが
時々 ポチコが外から出入りする度に外に出たい病が出る。
ニャンニャン鳴いてかなりウルサイ。

たまに外に出る事があるのだが、そういう時には窓を締め切り
家の中へ入れないように意地悪をすると
尻尾を太くして、中に入れろオーラをビシバシ出して
これまた、かなりウルサイ^^;

家の中にいたらいたで、可愛がれ!とばかりに
擦り寄って頭付きをしたり、私の真似をして寝転がったり
動き回るたびに白い毛がフワフワと…かなりヒンシュクをかっている。


お嬢のしゅう、カーテンの向こう側が最近のお気に入り。


庭の方から見ると、なんと優雅なしゅう嬢。


が、しばらくすると…クヮ~っと大あくび。


正直 うざい!
まぁ それがしゅう嬢なりの愛情表現なのだろうが…。
人に依存しないと生きていけないのかもしれない。
しゅうは寂しいと死んじゃう…って、それウサギじゃん^^;

そんなしゅう嬢、いつも目に黒い目やにをくっ付けてわりと汚らしい。
目やには取らないで置くと目やにやけを起して
目の周りが黒ずんで可愛くなくなる…って聞いたので
擦り寄って来た時に、いつも気が付けば取ってあげてるけど
どうしても、取ったら頭にくっ付けてやりたくなる(笑)

がしかし、反撃で…擦り寄って頭付きをして、腕の辺りにくっ付け返す…。
でなかったら、畳に落っことす…なんだこのネコ!


目頭にデカイ黒い塊り。


それを取ると、どうしても頭にくっ付けたくなる^^; 
内心 怒ってるんだろうなぁ(笑)


いったい この黒い目やには何なんだ?

調べてみた…ネコの目やには、多少黒ずんでいても
寝起きに乾燥していてカピカピの目ヤニにだったら、そんなに気にする必要はないようだ。
寝ている時に出る目ヤニは猫の目の構造上出るので仕方ない事なく
あまり気にしなくても大丈夫らしい。

だが、「ヘルペス」が原因で出る目やにもあるようで
ほとんどの猫が持っている菌だから心配なく
人間と一緒で、体力が落ちて抵抗力がない時に出てくる。
慢性的な猫もいるようだが、黒い目やにはほとんどこれにあてはまる…らしい。

結局 しゅう嬢は白い猫だが、腹の中はどす黒いので
目やにも黒いんだべなぁ~ と言うのが我が家の面々の考えに落ち着く…。



という事で、庭先でしゅうの写真を撮った時に見つけた何かの巣?




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マリーゴールド わらしべ長者♪

2008-10-22 23:41:58 | 日々雑事
以前 夫の姉さまと電話で話をした時に
野菜の間にマリーゴールドを植えると良いんだってね♪って話が出て
それじゃ、種がこぼれて続々と増えつつある我が家のマリーゴールドあげようかと
今日はばぁちゃんのデイサービスの日なので、大きい株のを3株ばかり持って行った。




天気は上々、我が家から車で20分ほどの所で
ちょっと高台の見晴らしが良い…プチドライブも兼ねてかな^^


すっかり稲刈りも終わってしまった、秋深し光景。



途中、なんだかSLがツタに覆われてしまったようなカフェ。

以前 ピーマンを買い物かごにいっぱいくれた太っ腹の姉さま
(さすがに今年のピーマンは丁寧にご辞退申し上げたw)

マリーゴールドを持って行ったら喜んで
早生と晩生があるからって茎立ちの苗をくれた。
茎立ちとはアブラナ科の菜で、春早くから食べられ
おひたしにしたり味噌汁の具にも最適、炒めても卵とじに辛し和えなんかもOK!
茎立ちと言うくらいだから茎の部分も甘くて美味しい^^

そこに庭に咲いていたピンクで八重のシュウメイキク
我が家には白のシュウメイキクはあったが、常々ピンクのが欲しいと思っていた。
まさか 姉さまの庭にあろうとは夢にも思わず…ラッキー♪
ピンクのシュウメイキクの苗と取立てのブロッコリー。
おまけに新潟の寺泊へ行って買って来たイカで作った塩辛までいただいてしまった。


マリーゴールドを入れていった箱にお返しの茎立ちとシュウメイキクの苗…
そしてブロッコリーまで♪



おらぢのも美味いんだがら食ってみっせ♪と言うだけあった塩辛。 
今晩の夫のお酒が進んだのは言うまでもない^^


内心 ズーズーしい義妹だと思ってるかもしれないなぁ~
でも…なんと言うか親分肌で頼られるのが嬉しい人だから
可愛い義妹とか思ってるかも~~キャー(≧∇≦)

たかだか、種がこぼれて増えたマリーゴールドの株3株だったが
ちょっとわらしべ長者になった気分だった♪


という事で、姉さま宅のお庭にあったホトトギスの花をUP♪



…正直 少し離れて見た方がきれいだったかも^^;




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4年目の正直 イチジク♪…あれから

2008-10-20 23:54:29 | 日々雑事
今年の5月にようやく実ったいちじく、何十個か実が生ってワクワクしていたものだが
どういうわけか…あれからポタポタと落っこちてしまって
結局、食べられたのは3個だけだった。

イチジクにはオスの木とメスの木があって
イチジクコバチが花粉を運んで受粉して実がなるのだが
ちょっと期待はずれ~~受粉しなかったのかな^^;



春には小さかったイチジクの木が、今は馬鹿でかくなってしまった!!
イチジクはすごく根が張るので、家の近くには植えない方が良いんだけど
我が家の元仮住まいだった車庫は大丈夫なんだろうか(~_~;)

ところが!! この夏頃から枝にポツポツと新たなイチジクの実発見!
春の事もあったので期待はしてなかったのだが
次々と実が育って、数え切れないくらいのイチジクの実。





調べてみたら、イチジクは夏果と秋果があり
夏果は花イチジクとも呼ばれ、前年になった豆粒ぐらいの実で冬を越して育ち
一方秋イチジクはその年の春先に伸びた枝になる実で秋に熟すらしい。
お味は秋に実ったものの方が風味が良いと言われている。

ちなみに名前の由来としては、
実が1日1個ずつ熟すところから「一熟(イチジュク)」のようで
漢字では「無花果」…果実の内側に多数の小さな花をつけるので
外から花を見ることができないからのようで
とすると、食べている部分は小さな花のかたまり?

今頃が旬なのかも(*^^)v


○リコヨーグルト健康~~対比

なもんで、毎日イチジク早く熟れないかな~と朝に探すのが日課になっている。
イチジクもいろいろとレシピはあるのだが
どうも私は生食が好きで、あのプチプチ感が何ともいえない♪
甘さも上品な甘酸っぱさで、いくつも食べられてしまうくらいなのだが
赤ちゃんの握りこぶしくらいの大きさがあるので
3個も食べたらお腹が一杯になってしまう。


いちじくを割って食べる時に、思わずイチジクコバチがいないか見てしまう^^;

遠い昔、アダムとイブがは、禁断の果実を食べてしまい
お互いにスッポンポンである事に気づいて…恥ずかしい~って言ったかどうか
慌てて葉っぱで大事な所を隠したのだが、その葉っぱというのがイチジクの葉っぱ。
けっこう大きい葉っぱだもんね(笑)

世界最古の栽培植物はイチジクかもしれないね。


という事で、バッチリと目の合ったイナゴが慌ててイチジクの影に隠れた~~

でも顔と触角はしっかりと見えてるよ~~(笑)


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続 ひとりぼっちのひとり言…そして誰もいなくなった。

2008-10-18 23:59:15 | 創作
相変らずボクは一人でゴミの流れてくる川を泳いでいた。

時々犬を連れたオバサンがボクの写真を撮っていくよ。
犬も吠える事無く、オバサンの隣で座って僕を見て…でも!

どこかの2人のオジサンがボクに向かって石を投げつける。
どうしてなの? ボクは何もしてないんだ!
田んぼの稲だって食べたりはしてないのに…あ、少しは食べたけど。



やめて! ボクに石を投げないで!って叫んだけど
石を投げるオジサンには伝わらないようだ。
ボクが逃げ惑うのを笑っていた。
悲しい…口惜しい…ボクはどうして鴨なんだろう。
人間のように泣けたら…少しは悲しみが薄れるだろうか。

だけど、ただガーガーガーと意味不明の鳴き声が出るだけだった。

時おり冷たい雨が降り、それでもひとり…夕暮れが来るのが早くて
長い夜の時間がとてつもなく怖く感じるよ。
だって、ボクは夜には目が見えないから、物陰に身を潜めてるだけ。
早く朝が来ないかなぁ…。

そんな毎日を送っていた。
白鷺…コサギって言うらしいんだけど
最近 集団でボクのテリトリーを荒らすようになった
ボク一人では、とうてい太刀打ち出来ないよ!

ある朝…ふと気づくと、二羽の鴨がボクを見ていた。
ボクは何と表現したら良いのだろう、夢なのだろうか。
瞬きをしたら居なくなってしまうようで、二羽の鴨をジッと見つめ返した。



おそるおそる近づいてくる二羽の鴨は、ボクよりもいくぶん若いように思えた。
精一杯の笑みを浮かべて、ようこそ♪ しかしやっぱりガーガーガー。
仕方ないよね…ボクは鴨だから。



あなた一羽なの?って片割れの鴨が声をかけてきた。
うん ボクは一羽だよ、君たちは何処から来たの?って聞いたんだけど
二羽の鴨は肩を寄せてクスクス笑っているだけなのだが
やっぱり 鴨なのでガーガーガー。

おいでよ! 小魚がいっぱい居るよ♪



こうやって小魚を取るんだ!って一端の先輩を気取って川に首を突っ込んで
何度かやってると、二羽の鴨も真似をし始め…そしてボクらは仲良くなった。
三羽で川を行ったり来たりして、時には川岸で羽を休めて
すごく楽しいよ~ ボクはもうひとりぼっちじゃないんだ!
青空を仰いでボクは喜びのガーガーガー…だって鴨だからね♪



けれど…いつの間にか三羽の鴨は姿を消してしまっていた。
どこを探してもいつまで待っても三羽の鴨の姿は見られなかった。
新天地を求めて旅立ったのだろうか
あの二羽の鴨はひとりぼっちの君を迎えに来たのだろうか。

それでも変らずに、君のいた川には小魚の群れとジュースの空き缶が流れて来る。
昨日は今日につながり今日から明日へと続いて行くけど
君の姿は見られなくなってしまった。



だけど、ひとりぼっちのまま居なくなってしまったのではない。
仲間と連れ立ち新しい地を求めて飛んでいく君の姿が見えるようだよ。
これで良かったのかもしれない、そして秋が終わって
冬が来て冷たい雪に閉ざされた季節が過ぎ
暖かい春の日差しの中、君はきっと戻って来るに違いない。

家族を連れて、ひとりぼっちだった君が兄弟たちと母親を追いかけていたように
君の家族が新しくあの川へ戻って来るのを待っているよ。
相変らず犬を連れてデジカメを持って、君の家族の写真を撮りたいから。

そんなふうにして時は流れて行くのだろう、人生はいつも同じって事じゃなく
同じ様な人生でも、何かしらいつもと違う毎日が待ってるはずなんだ。
ひとりぼっちの君はひとりぼっちだったけど
おかげで生きる術や辛抱強さ…そして自分の人生に負けないって事を知った。
見習わせてもらうよ♪ ありがとう、ひとりぼっちの鴨。 

またいつか会う日まで!


という事で、久々に白い鳥スイミーをUP♪


ひとりぼっちだった白い鳥スイミーは仲間達と一緒にまるまると太っていた。



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チューリップの球根無料配布

2008-10-16 23:11:49 | 日々雑事
今日は朝から眩しいほどの天気で、まだ稲刈りをしている光景を横目に
車で5分も掛からない…近くの運動公園ドームへと出掛けて来た。
市内にある公園緑地協会での都市緑化月間事業の一環として
毎年 チューリップの無料配布を行なっている。

そんな市の広報誌に、前以ってカレンダーに印を付けていた。

時間少し早めに運動公園のドームに着けば
先着200名様限りで配布時刻は2時からだったが
何だかすごい人だかり…ちょっと焦って並んで、ようやく間に合ったって感じ。


200人以上並んでいるようで間に合わなかったかと思ってしまった^^;


思ってたよりたくさんの人が並んでいてる。
無料配布の魅力的な言葉に、けっこう遠くから来ている人もいたようで
列に並んでいると、聞くとなしにお喋りが耳に入る。
よちよち歩きの赤ちゃんまで並ぶと整理券がもらえるんだって…の声に
後ろを振り返ると、老人カーを押した、どっかのばぁちゃん。
まぁ オラもよちよち歩きだから同じだべなぁ~の言葉に
思わず吹き出してしまった(笑)

午後の日差しと時おり吹く秋の風が心地良い。

最後の方に並んでいたが、先方に息子の小学校時代の恩師家族。
ここ10年ほど会っていなかったのだが、恩師の母親も変わらずにお元気そうで
息子の小学校時代の話と、我が家のばぁちゃんの事も気に掛けてくださった事が嬉しかった。

時間になって、これから配布します。の声に
並んでいた人々が一斉にどよめき出し前方へと列は進む。
整理券をもらっているので、そんなに急ぐ事はないのだが
なんと言うか…深層心理? 早くもらわなくっちゃ!って気持ちなんだろうなぁ(笑)


チューリップの球根の入った袋をもらってホクホク顔かな^^


この中に色は分からないが、5個の球根が入っていた。


その後抽選会があって、200名の中から抽選で30名の人にミニシクラメンが当る。
私も球根をもらって、その場で抽選を待っていたが
どうもくじ運は良くないようで、一番違いでニアミスハズレの私^^;
緑化協会の職員さんに、毎年あるからまた来年も来てくださいねって♪

天気は上々で、運動公園ドームに隣接してある公園には
子供が遊べるような遊具が何点かあり、そこでは母親と子供と
のんびりと秋の午後を満喫していた。


という事で、何の変哲もない風景だが、ドーム隣接の公園をUP。


こんな所でお弁当なんか食べたり、のんびり~とお昼寝なんかできたら最高♪


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何も親子三人揃って…。

2008-10-14 23:58:17 | 日々雑事
おお~~っと、すべり込みセーフの今日の更新!

少し前の話になるのだが、時はお盆前の暑い最中の事。
14日はお墓参りでお客様も来る予定があって
だからどうしても美容室へ行ってヘアースタイルを整えておきたかったのだが
この前の時はいつもの美容室が休みで、別の所に行って
やっぱりどうも合わない様な、ちょっとイマイチだったみたい^^;

そんなもんで、いつもの美容室へと…だが、どうも相性が悪いようで
お盆前のお客さまが一杯で、予約がなかったら無理なんです。って断わられて
しかし、行きたいと思った時に行けないと、どうしてもその日のうちに行きたくなる。

はてさて、いかがなもんか…この前の所には行きたくないし
かと言って美容室に拘るわけではないのだが
そう思って車を走らせていると、息子がいつも行ってる美容室が目に付いた。
一見若者風の店構え、でもちょっと覗いてみようかなぁ~~っと。
たいした期待もしないで、どうせお盆前で客も一杯だろうから
断わられるかもしれないし…と、コソッと。

そうしたら 思いがけずに客は一人、しかも同年代のオバサン。
ヘアーカラー…決して白髪染めではない、あくまでもヘアーカラー!
確かに今どきの若い人はお盆だからって特別美容室へなんか行かないものね^^;

ドアを開けたは良いが…ちょっと固まってしまった私と
安室奈美恵さんの元旦那さんのサムさん似のイケメン美容師さんと
しっかりと目が合ってしまって、引くに引かれず愛想笑いしてしまった。

エヘヘヘヘ。。。^^;

すかさず今日は如何なさいますかぁ~~と言われて
おずおずとカットをお願いします… あ”~~バカな私!
では、って事でお客様カードを差し出され
そこに住所氏名電話番号と、髪の毛についての質問などなどを記入。

いろいろ世間話をしながら(普通はあんまりしないのだが)
サムさん似のイケメン君、意外と田舎臭くよく言えば素朴というか朴訥というか
けっこう、こんなオバチャンでも話を合わせてくれたり
シャンプーの時など、なかなか気を使ってくれ
男だから力があるので痛かったら言ってくださいって…でも良かったよ(*^^)v

話をしてるうちに息子と同じ年で奥さんもいて
うちのカミさんって言い方がとても自然で…っと
何気に隣を見たら…見覚えのある横顔?

ギョッ!! 息子~~~@@; なんと隣の席に息子が…いた!
黙ってる訳にもいかずに、へへ…どうもぉ~~♪って声をかけたら
さすがに息子もビックリようで、なんでいるの?って大焦り^^;

するとサムさん似のイケメン君が…やっぱり~そうじゃないかなぁ~
住所録を見て同じ年の息子がいるとかって話に、親子かも??
そんなふうに思ってたところに息子が入って来て…遭遇。
けっこうバツ悪いもんで…変に緊張してしまった。

しかも次女も来てるって話に、何も親子揃って同じ美容室って事もないだろうにね~(笑)


という事で、先日に見た夕焼けに染まる磐梯山をUP♪



テレビの紅葉情報に寄れば、裏磐梯方面も紅葉が始まった…とか^^

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ガッツ! 稲刈り └( ̄◇ ̄*)┘

2008-10-12 23:37:08 | 日々雑事
ようやく我が家も稲刈りが始まった。
秋晴れの中、朝のうちこそ霧があったものの
時間も9時を過ぎてくると、かなりの日差しが…暑いくらいに
気温23度とか言ってたけど、日中はそれ以上あったかもしれない。


天気も上々…まさに稲刈り日和♪

露のある間は、夫が田んぼの四隅を機械の入るくらい刈っていたが
コンバインが入ると、残った四隅を刈るのは私の仕事で
腰を曲げて稲を刈る体勢は、メタボお腹の私にはキツイ…^^;


おんぶイナゴ発見!! これってちっちゃい方がオスなんだよね。 
ププッ! オス…楽チンそうだな!


それでも眼の前逃げ惑うイナゴに構わずザシザシと刈り取る。
屈んでいる腰の辺りが日差しに暑いくらいで、滲んでいた汗がやがてポタポタと滴り落ち
あっついなぁ~ 空を上げて噴出す汗を、時おりの風が拭い去っていく。

倒れている稲を機械で引き上げながら刈って行くのをぼんやりと見てるうちに
軽トラックは籾のパンパンに詰まった袋が、いくつも積み重ねられて
これを乾燥機に移すのも私の仕事だが、けっこう力仕事だ。


一回に、こういう袋が軽トラックに約20袋ほど…けっこうダイエットにはなる。

今のコンバインは刈り取った籾を溜めパイプを通して
軽トラックに備え付けの容器に入れたら、そのまま乾燥機へと
我が家のコンバインは昔ながらの袋に入れて、その袋から乾燥機に移すタイプ。
これがあるから、稲刈りは嫌い!!

夫に新しい力仕事の要らないコンバインに変えよう!とは言ったが
ばーか! まだ使えるし、年に二日くらいしか使わないものを
何百万円も使えるか!ってさ…分かってるけど、年々体力が(~_~;)
籾の入った袋は一袋何キロあるんだろうか?

それでも最初の一台分は青息吐息で乾燥機に移したけど
なんと言うか…思い出したか力の出し方! 私の体。
次からはけっこう楽に移し変えられるようになっていく。
しっかり体に密着、お腹に力を入れて…あれもコツかなぁ~(*^^)v

昼過ぎから頼もしい応援隊が!
娘と孫太郎の陣中見舞いに、俄然やる気満々になってしまった単純な私(笑)
時々孫太郎と遊びながら、夫が刈っている間に畑で使う藁を立てて
こういうのって意外と楽しい^^


あんまり孫太郎と遊んでばっかりいると夫がヤキモチを妬くので 
真面目に藁立てもやっていた…娘撮影。


そういや、娘も1歳くらいの頃、乳母車に乗って穂荷積みに借り出され
赤ちゃんせんべいを食べてる写真があったっけ。
こんなふうに家族揃って稲刈りって機械化された今はなくなってしまったが
我が家は、田んぼでコンビニのお昼ご飯を孫太郎と食べた。(^-^)


という事で、ようやく半分だけ終わった稲刈り♪


なんだ、なんだ! 忙しいんならオイラもいっちょ 手伝ってやろうか?  
ちょっとムカつくカエルの後姿…!!



コメント (30)
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