あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

お~い 空

2006-07-31 22:38:35 | 日々雑事
今日は草むしりに最適な日だった。

空は碧く、どこまで遠く透き通っているのだろうか。
風が舞い上がり、青々とした稲をすり抜けて走り去っていく。
見上げれば飛行機雲がひと筋ふた筋と、碧いキャンバスに線を描いて…。




しばらく手を出したくなくて逃げていた草むしり
意を決して始めることにする。
膝ほどに伸びきった雑草が風に揺れている。

今日は梅雨明けを思わせる天気で
草むしり用に買った車のついた椅子は
私の足が短いためか、座り心地はよろしくなくて
使い古しの風呂椅子が、私の草むしり用の椅子となって久しい。

その椅子に腰掛けながら、始める前に一つ赤いトマトをほおばる。

どうも、ゴム手袋をかけての草むしりは苦手で
素手でむしるものだから、私の手は爪はすぐに雑草の汁と土に染まってしまう。
それでも端から、スカスカとむしっていくのは
ある意味爽快感があって…終わった後を見れば征服感か!

それにしても、今日の空は今日の雲は、なんと晴れ晴れしいのだろうか。
梅雨明け宣言こそ出てはいないが、時はすでに夏。
草いきれの中で、この間の折れそうになっていたヒマワリは
自らのビッシリと詰まった種の重さに耐えかねて首をうな垂れ
まるで後悔しているような仕草には笑えた。




今日で7月も終わり、明日への8月に期待満々青空に感激した一日だった。

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ブログ友

2006-07-30 23:55:07 | 日々雑事
昨日に引き続き、今日も朝から天気が良くて
ルンルン気分で時間が来るのを、今か今かと待っていた。

なにを待っていたかと言えば
ブログにコメントをいただいていた、hiromiさんが会津へやって来るのだった。

今まで、ネットを通してのお付き合いは、パソコンの向こう側って感じだったけど
hiromiさんを前にして、ちょっとドキドキ感激なpochikoだった…です!
まだ若く…そうそう、我が家の長女と次女のちょうど中間で
娘と同じくらいのhiromiさんは、スラッとした美人さんで好印象だった。

颯爽と250のバイクに乗って、遠い神奈川県から
会津観光と共に、わざわざ我が家にまで寄ってくれた。
ポチコとコビスケ、ヒメに会ってブログの話をしたり
家族の話だとか…いろんな話をした。


hiromiさん、ちゃんと顔は出さないように
お気に入りのコビの写真を貼り付けておきましたからね(笑)


時間は瞬く間に過ぎて、今日はこれから桧原湖や五色沼を見る予定だと聞いて
以前、コメントをいただいた時に、五色沼まで来るのであれば
日本一高いミネラルウォーター『五色水』の事を調べておくはずだったが
すっかり忘れてしまって…慌てて調べたりもした(^^ゞ


ネットを通しての会話と違い、実際にあって話すことは
活字だけよりも、もっともっとその人柄に触れた感じがした。
聞けば、hiromiさんのお母さんも私と同年代で
都会でいつも身奇麗にしているんだろうなぁ~~
私ときたら、スッピンにボサボサ頭で普段着で
ちょっとは真新しい服でも着ようかとも思ったが
これが、私であり着飾っても仕方がないなぁ…と、半分開き直り(笑)

たしかにこういうブログを始めてないと
若い子と知り合うチャンスなど皆無に等しい!
しっかり、結婚前じゃないと自由に歩き回ることは出来ないと
的外れなアドバイスなどしちゃって、hiromiさん結婚願望あり!だったんだよね(笑)

hiromiさん。
今日は遠いところ、本当にありがとうございました。
楽しい時間を過ごさせていただきました。
何もお構いできなかったのが心残りですが、何時の日かまたお会いしましょう!


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なにをやってもつまらない時がある。

2006-07-29 23:16:07 | ひとりごと
今日は朝のうちは曇っていたが、しばらくすると晴れてきて
もう梅雨明けかとも思える天気で、気持ち晴ればれのはずなのに…。

午前中に家事を終え、買い物へ行く。

高校の時に同級だった久美ちゃんと会った。
相変わらずスリムで羨ましいなぁ~!
しばらく立ち話をする。

話は昨日見たテレビで、熟年離婚の話だった。
ナント、二人して夫と二人で見ていたらしい!
熟年離婚もあるけど、最近熟年再婚ってもあるんだってよ。。。と、久美ちゃん。
せっかく離婚したのに、また新しい男の世話はしたくないよね~
そんな話で盛り上がって…。

試飲のヤクルトのおばちゃん(我々もおばちゃんなのだが)が
聞くとはなしに聞きながら、下を向いて笑っていた。

そんな事を話しながら、ばぁちゃんがいるので
お昼までは帰らないと…そう言って別れて来たけど
午後からお昼寝をして、それから畑の草むしり。
なんも変わらない毎日を過ごして、特に面白い事があるわけじゃなく
今日も一日が終わってしまった。

こうした何気ない毎日を過ごしながら月日を重ねていくのだろうか?

今日は息子はディズニーランドへ遊びに行った。
夜は夫と二人だけの夜…特に話があるわけじゃなく
気分が乗らなくて夕食も作りたくないくらい…。
だから、夕食はほかほか弁当で良い?と可愛らしく頼んでみようか?

夫が帰って来たら…と思っているうちに、夕食は出来てしまった!

こういう何気ない事でブルーになってしまうのは、更年期障害の一環なのか!
やだやだ・・気持ちは20代なのに…いや 30代かな?
ひょっとしたら40代くらいだろうか…(笑)


久々に夕日 もう梅雨明けは近い



明日は楽しみな事がある…それは、また明日のお楽しみだ…。


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まったくもってこの天気。

2006-07-28 23:57:29 | 日々雑事
梅雨明け宣言は来週あたりって予報があったのに
朝から、かなり強めに一日中の雨だった。
梅雨前線…最後のあがきか!

こういう雨の時って、何気に頭が痛くなる時ってない?
ズキンズキン。。。なんて、たいしたシロモノではなく
ちょっとシクシクシクってな感じで
気にしなければ何ともないような痛みなのだが妙に気に障る。

昼から、食べきれないトマト、去年も作ったが今年も作ったトマトジュース。
蒸し暑い事はあったけど、喉が乾ききるほどの暑さではなく
結局トマトの消費量とは繋がらなくなってダブついてしまった。

去年のトマトジュース作り ここをポチッと

しっかりお尻んとこまで、真っ赤になった完熟トマト。
今年の取れようは群を抜いてるかもしれない…作った屋根のせいだろうか?

ところが思わずの昼寝で気がつけば
かなり煮つまりジュースなんてものではなくトマトピューレ状態!
まぁ 焦げなくて良かったものの、もう一度作り直し
皮と種入りのトマトピューレとしてビンに保存したけれど…(苦笑)

今日も一日雨の日で、たっぷりと昼寝してしまったけれど
なにやら小頭が痛くて…こりゃ~寝すぎたのかもしれないな!っと反省。

雨が降ると頭痛がする古傷が痛むなど、これらの症状は気象病のひとつのようで
急激に気圧が下がると、軽いうつ状態になる…らしい。
仕事に集中できないとか、問題解決の能力が低下など
こういう状態のときに、頭痛や古傷の痛みも起こってくると言う。

交感神経が気圧の変化を感知し、その情報を脊髄や脳に送っているからか!
と、聞きかじりなんだけども。。。((^┰^))ゞ テヘヘ

だからかぁ~~ トマトジュースが煮詰まってしまうまで
気づかずに寝入ってしまったのは…って、無理な言い訳。



ちょっと、トマトの面白豆知識(^▽^)b

トマトを水に入れると浮くものと浮かないものがある。
なぜかと言えばトマトの糖度の差で糖度“6”より高いものは沈み低いものは浮く。
何かの時にやってみるのも面白い。

もちろん我が家のトマト、全員沈没状態。
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片親ツバメ

2006-07-27 23:13:51 | 日々雑事
我が家の車庫に、二度目の巣作りをしているツバメの家族が居る。
その巣には何羽かのツバメの雛が孵って、ツバメの両親は忙しげにエサを運んでいた。
車庫の入り口に居るヒメに吠えられようとツバメ返しの如く
素早く巣までたどり着き、顔中口にした雛の口へエサを詰め込むと
また別のエサを探しに飛び立っていた。

昨日の事時は夕方、仕事から帰った夫が何やら騒いでいる。
まぁ~~たく! 忙しいのに何事か…と思えば
ツバメが車にぶつかったのか死んでいると…我が家のツバメか?

そういえば、先ほどから親ツバメの姿が見えない。
巣の中にいる雛が、お腹が空いたと鳴き声をあげていた。

どうしたものかと…。



しばらく様子をみていたが、相変わらず親ツバメが来る様子もない。
やっぱり我が家のツバメだったか!

我が家のツバメの巣の下には、肥料の袋が積まれていて
その上にあがれば、簡単に巣の中は覗けるので
このままでは雛は全滅…そう思って夫が覗いてみると
何だか一羽だけ、妙に元気がないのが居たそうだ。

そのうち夫が、精米した小糠に虫がいたから
その虫でもくれてみるかと言ったが、ツバメには片割れがいるから
もう少し待ってみてはどうかと、私の提案。

だが、頭の中では生きエサをどうしようか?
最悪、手助けせねばなるまいと…釣り道具屋さんへ行けば、何か虫が買えるか?
夕ご飯の仕度はあるが、夫に買いに行ってもらうか?
一瞬のうちに頭で計算する。

ところがしばらくすると一羽のツバメ

何処からともなく飛んできて、エサを与え始めた。
やっぱり片割れが居たんだ…ホッと胸を撫で下ろした。
片割れは居なくなった相方の分まで忙しそうにエサを運んでいる。

二羽でさえ忙しい、5~6羽の雛のエサ。
片親になってしまったが休む事無く
繰り返し繰り返し、何処からか虫を見つけては運んでくる。

昨今幼児虐待の親が多い中、放置も虐待に入ると言う。
そんな人間がいる中で、相方を亡くし悲しみに浸る間もなく
雛の為に死に物狂いでエサを運ぶツバメに熱いものを感じた日だった…。


という事で、今日の磐梯山は一層清々しく見えた。



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じゃが芋ごろごろ。。。

2006-07-26 23:49:31 | pochiko農園

梅雨の中休みと言うには、ちと遅い時期ではあるが
久々に晴れ渡り初夏を思わせる暑さだが…湿度はまだある今日。
思い切って、じゃが芋を掘る事にした。

近所の畑では、早々に茎も枯れてしまい
そこに、この長雨の為に腐る物が出ていると掘ってしまった。
我が家のじゃが芋は、まだ茎も残っている物が多く
少し早いとは思ったが去年と何日も違わないので
せっかくの天気に、掘らなきゃ~ウソだと…明日の天気も怪しげだし。

さっそく掘りやすいように茎を刈ったりしていたが
ポマトがあちこちに、う~~ん!キタアカリはポマトが多くつくみたいだ(笑)
土の中にはじゃが芋、土の上にはトマトと…このポマト毒はないよね?
  

一生懸命に集めたポマトとはこちらをポチッと

先日、ナスで中毒を起こした話を思い出してしまった(笑)

我が家にもある朝鮮朝顔は、根も葉も種も…存在自体が毒の塊らしい。
それがどういうわけか、朝鮮朝顔にナスを接木して出来たらしく
同じナス科はあるが普通は接木出来ないらしいのだが
偶然なのだろうか? 出来てしまったようだ。

元々 昔は麻酔薬の代わりなどに使う為に入ってきた植物のようで
他には福寿草なども、そのひとつらしい…。

っと、まぁ そんな事を考えながら、せっせとじゃが芋を掘った。


  
雑草だらけの掘る前と、掘り出した後。


今年はキタアカリのみ、コンテナに6箱あった。

さっそく、今夜はクジラじゃがを作って食べた。

去年作ったクジラじゃがこちらをポチッと



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BACK TO THE FUTURE in 昭和

2006-07-25 23:09:32 | プチドライブ・地域の事
会津のとある町並みに
フッと昭和の時代に紛れ込んでしまったお店を見つけた。
こじんまりとした骨董品屋さんなのだが
昔懐かしい昭和を、余すところなく満喫できる…そんなお店だ。

以前その前を通った時には
時間がなくて覗く事が出来なかったのだが、どうしても心残りでしかたなく
思い切ってデジカメ片手に出掛けてみた。



 
店の入り口に立ち、まず一枚。『昭和なつかし館』とある。


     
店先のショーウィンドーには、昔懐かしい商品の数々…。
家の模型は、さながら『三丁目の夕日』のセットを見ているようだった。

中へ入ると…。

    
古い時計や貴重な看板、メンコなども売られていた。


  
少し錆びの出た、物干しリング?だろうか…昔のお菓子が吊り下げられている。
ビニール製に入れ物に入った金平糖なのであろうか。


二階からは、生活空間になっており200円の見学料が取られる。
私も見学料を払って、急な木の階段を上がって見れば
そこは正しく昭和の生活空間で
少し薄暗いのが、またいかにも昭和そのものの様だった…。



右手にカキ氷屋さんとビクターの犬があり
ちょっと小太りなオジサンが奥からデカイ四角い氷を持ってきて
額に汗を滲ませながら、それでもシャリシャリと涼しげな音に
赤い蜜をガラスの器に入れ、こんもりと雪のような氷を削ってくれた
そんな事を思い出し、しかも今日7月25日は夏氷の日という事だった。


電気製品と左手には昔懐かしいジュークボックスがあり
そこからは80年代のフォークソングが流れているのが嬉しかった。
電気製品も思い出深いものばかりで、あんなものもあった…こんなのもあったと
思わず時間の流れが止まってしまったようだ…。


生活様式もリアルで、あの巨人の星で父親の一徹が引っくり返したような
丸いちゃぶ台の上には、当時を再現するようにおかずまで並んでいるには驚いた!
しかも、昔のテレビからは昔の番組が流れていた凝り様だった。

 
奥まったところの煙草屋さんでは、父親に頼まれ煙草を買いに行くと
いつものお婆さんが、膝に三毛猫でも抱いて
居眠りをしながら店番している様子が頭に浮かんだ。

他には昔の化粧品などが陳列されており、バルサンが良い味を出していた。


昔の日用品…端っこのトマトプリッツは見ない事にして欲しい。


赤いポスト、昔は何処にでも見かけられたのだが…。

こうして昭和を充分にタイムスリップして
梅雨に曇る外に出ると、今居た場所とのギャップに戸惑ってしまった。
昔ながらのオート三輪の代わりに、高級な感じの白いワゴン車。
赤いポストなど、どこを見回しても見つからなく
いつものお婆さんが店番していた煙草屋は何処へ行ったのだろう…。

昭和は遠くになりにけり…だけど、一番良かった時代も昭和だったのかもしれない。
昭和から平成へ、人の心もどんどん新しさに押されて行ったが
しかし…私の心の奥底では昭和が懐かしい。

だからこそ、『三丁目の夕日』のような映画が公開されたのかも知れない。

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にゃんこ THE MOVIE

2006-07-24 19:57:19 | ペット
  私にしては珍しくDVDを借りたのではなく買ってしまった。
  『にゃんこ THE MOVIE

  ネコ好き注目のDVDで、フジテレビの人気番組『めざましどようび』の
  番組企画として生まれた映画プロジェクト『にゃんこ THE MOVIE
  全国各地の可愛い猫=『にゃんこ』の短編集。

  ナレーションは女優の篠原涼子さんで
  ちょっとトーンの落とした優しげな声に、なにやらほんわかムード。

  60分ちょいの時間を余すとこなく『にゃんこ』一色で
  この間、ムツゴロウさんの番組に出演していたネコちゃんも続々…。

           とっても癒された60分ちょいの時間で、ネコ好きって他の猫を見ても可愛いくってね!
           たくさんの珍芸・特技・失態を愛情一杯に満喫させてもらった一作デシタ。


…ってとこで、我が家の『にゃんこ THE MOVIE』
時々、にゃんこではないのが混ざっておりますが
そこはCMという感じで、ごらんいただければ…と思っております。

 
遠くヒメの帰りを待つコビ                  なんだか眠たくて.。o○

 
pochiko農園の見回り               ヒメのお気に入り100均のタコさん

 
コビの指定席と化した座椅子                木登りだって得意なコビ

 
ポチコの指定席は…?                ふっふっふ。。。悪い奴ほど良く眠る。

 
ちょっとグロテスクではありますがツバメの雛        ポチコ死んじゃったのかと思ったら昼寝中だった!

 
ふぁ~~~~ 悪さをするのも、ちと飽きた…             今年咲いたコスモスの花

 
はぁ… オレも年を取った…団塊の世代だ。      コビの片方のオメメ、ヒメパンチを受けて痛かったの(~_~;)

 
ハウスの跡は時にはお昼寝の場所だが…            ポチコ外を眺めて想いに耽る。

 
なんの花だか? 綺麗だったのでカシャ!            ふぉ~~い、オイラを呼んだか?

 
ちょっと疲れちゃったので一休みぃ~~          そう! ハウスの跡は戦いのリングにもなる!



いかがでしたでしょうか、我が家の『にゃんこ THE MOVIE
ナレーター:pochiko

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地裁が泣いた(もし生まれ変われるものであれば…)

2006-07-22 22:09:07 | 介護
認知症の母殺害、被告に執行猶予つき判決 京都地裁 (朝日新聞) - goo ニュース


今日は夫と娘の誕生日の話を書こうと思ったが
テレビで、認知症の母親を殺した男性の判決が下ったニュースを見て
同じく介護をする身で胸が痛くなるほどの事に、この話の事を書こうと思った。

認知症の母を一人で介護をしていた、54歳の男性だが
どうしてこんな事態になるまでに追い詰められてしまったのだろうかと
臍をかむ思いでニュースに見入ってしまった。

もちろん、母親を手にかけてしまった男性が一番悪いのかもしれないが
そこまで追い詰められる前に、何とか出来なかったのだろうか?

働きながら認知症の母を看る事は並大抵ではないと思う。

仕事に支障を来たすことが多くなり
勤めを辞めて、失業保険で生活していたが
どうしても行き詰まり、生活保護の申請をするが断わられること三度。

お金がなくて、男性は二日に一回の食事で我慢して
母親には一日二回の食事を絶やす事はなく
そうやって急場を凌いでいたそうだ。

話によれば、生活に困らない手立ては幾つかあったようで
それを、相談を受けた市職員がもう少し詳しく
一歩踏み込んで話をしてくれたなら…そう思うのは私だけではないはず!

いつもそうなのだ。

我が家でも、ばぁちゃんが寝たきりになり、同じくしてじいちゃんの認知症発症。
徘徊、行方不明と…、この時も二人一緒は看る事が出来ないので
老人ホームにお願いしようとして、役所を訪ねた事があった。

ちょうど、介護保険制度が始まる年で
老人ホームの入居の件は、役所ではなく各施設に申し込むようになるという事で
それも介護保険が始まらないと、どんな風になるか皆目検討もつかないので
もう少し待ってみたらどうかと言われた。

だが実際は、早くから施設に申し込みが殺到していて
介護保険制度が始まってから申し込みをした我が家は
二年待ち三年待ちの状態で、老人保健施設で二年ほど過ごしたが
入居の順番が来ましたと連絡が入ったのは、亡くなってから半年以上も過ぎてからの事だった。

せめて、こういう施設があるので話してみたらどうかと
そんなふうに一歩踏み込んだ情報を提供してくれたらと思わずにはいられなかった。

介護保険制度が始まって、何度も見直され
年々良くなって来るはずの介護保険制度。
それなのに何故! こういう悲しい事件が後を絶たないのだろうか!

テレビで流す再現のフィルムに、思わず胸が詰まって
どうして一生懸命に介護している者が
こんなに辛い事件を起こさなければならないのだろうと
介護保険制度を司る役所は、こういう底の部分の人たちの事は知っているのだろうか?

確かに介護される人をなくそう!そういう考えは正しいと思う。
だけど、すでに介護を受けなければないらない人たちの事はどうなのだろう?
それを介護している家族はどうなのだろうか?
一人きりで介護している人や老々介護を余儀なくされている人
底辺の人たちの事を忘れてはいやしないだろうか…。

今日もテレビで舛添 要一さんが話していた。
舛添 要一さん自身も介護を7年ほどされていて
「介護は プロに任せ、家族は愛情を注ぐ」と謳っている。
だけど、プロに任せるにはお金がかかるのだ…。

だけど…それでも、今一人で介護を頑張っている人がいたら
一人だけで頑張らないでほしい、ケアマネージャーさんや民生委員さんなど
たくさんの人から、情報をもらったり愚痴を聞いてもらったり
いろんな関わりを持って欲しいと思う。


男性の判決としては懲役2年6ヶ月執行猶予3年付き。

もう一度、生まれ変われるものであれば、また母の子でいたいと…。
介護は疲れるけど、決して嫌ではなかったと…。

朝と夕、母を思いだし、自分をあやめず、母のためにも幸せに生きてください
と、裁判官の言葉だったが、この男性に幸せは来るのだろうか?
眩しい朝日を、安らかな気持ちで眺める事が出来る日は来るのだろうか?



久々に夜明けの風景をUP






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巷に雨の降るごとく…。

2006-07-19 23:44:59 | ひとりごと
巷に雨の降るごとく…本当に毎日よく降る雨だ。
梅雨の真っ最中だから、仕方がないといえば仕方がないのだが
ここ二日ばかり、休みでいる夫と顔を突き合わせているのもなんだかなぁ…。

どっかへ遊びに行ったら良いのではないかと思うけど
一日中テレビの前で、見るともなくテレビをつけて
お菓子を食べ食べ新聞を何度読み返すのか?
それに飽きれば、今日は寒いなぁ~~などと言いながら居眠りをしている。

昼寝をするのならテレビは消して、ちゃんと暖かくしてやってくれ!
家に一人で居る時は、あまりテレビを見ない私には煩いだけで
このまま行けば、何年か後に来る定年後の事が憂鬱な感じ。

何か趣味でも持てば良いのだが…。

パソコンでも覚えてみたら楽しいのではないかと思い
この間、夫の好きそうなバイクのところだとか、ダッシュ村のHPだとか
いろいろ出してあげたら興味深そうにしていたので
パソコンの見方やHPの開き方、タイピングなど教えたのだが
そっち方面は興味がないらしく、出してあげれば見る…程度。

ブログでも高齢の方が、いろんな事を書き込んでいると
そんな事を話したら、ちょっとしつこかったのだろうか?
逆ギレしてフテてしまった…。

息子曰く、興味のないものを無理に教えても仕方がないのだよっと!
確かになぁ…納得!!

よく旦那さんと同じ趣味を持って
いつも一緒に行動するご夫婦を見かけるが
ちょっと羨ましいと思ったりもする。

私と夫の共通の趣味は、何処を探したって見つかりそうもないな…。

ようやく雨も上がったようで、夫は喜び勇んで草刈り機を軽トラックに積み込み
嬉々として出かけて、私は私でジャングルのようになった畑の草むしり。

なんだか、それだけでストレス解消!


巷に雨の降るごとく、わが心にも涙ふる。
かくも心ににじみ入る、このかなしみは何やらん?


と、愚痴をこぼしてスッキリしたところで
夕日の陰りに浮かぶヒマワリをUP♪




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