いつものようにpochiko農園作業中に変な声を聞いて
草むらがガサガサと動いと思ったら、その草むらからポチコが何かを咥えて
ヒョッコリと出て来た…また野ネズミかスズメかと思って
よくよく見ればカモの子で…ポチコに咥えられたまんまもがいていた。
まるで野生の王国さながらの光景で、思わずポチコ!!と呼んだら
怒られるとでも思ったのか、口から獲物をポロリと落とした。
慌てて拾いあげて見れば、首には血の跡が…たぶん親や兄弟からはぐれてしまって
ロクに餌も食べる事が出来ずに弱っていたのではないだろうか。
でなきゃ、じじい猫のポチコに捕まるわけないし…。

木陰で昼行燈のポチコだけど、しっかりと獲物は狙ってる?って事。

捕獲したコガモちゃん…もがいて写真もブレる。
空いていたケージに入れて、さしあたって小鳥の餌と水と入れて置いたけど
きっと 明日の朝までは持たないだろうと思っていたが
次の日の朝、ソッと近づいてみるとコガモちゃんは生きていた。
しかも小鳥の餌と水をしこたま飲んだ様子で
それでも野生だし、1日2日で死んじゃうだろうとタカをくくっていたが
これが意に反して、しっかりと小鳥の餌を食べ続けて元気いっぱい!

逃げ回るコガモちゃん…動きが早くてブレる。
一週間が過ぎ二週間が過ぎても、コガモちゃんは衰える事なく
微妙に育ちつつあって…これは困った事だ。
野生の鴨は、いくら差し出された餌を食べても
人に慣れる事はなく…っていうか、慣れられても困るし
ケージを開けて餌と水を入れるたびに、必死で逃げ回っている。
鴨って飛ぶ鳥だし、十姉妹やインコの様な訳にはいかない。

脱出口はないかと探してるコガモちゃん。
家に来る人は珍しがってコガモちゃんを見て行くので
欲しい人がいたらあげようと思っていたけど
アヒルなんかとは違って、家で飼ってみようって人もなく
どうしたもんかと…いつまでも小鳥の餌って訳にもいかないし
ヒヨコ用の餌でも買って来た方が良いのかしら…。
三週間ほど経って、元気もあり…そろそろ一人立ち出来そうなので
自然に帰してあげた方が良いのではないかと思ったけど
果たして自分で餌が取れるのだろうか。カラスや猫にやられないだろうか…。
いろんな心配が頭を巡る。
鴨は野生動物で、ペット・家畜としてのアイガモやアヒルとは違い
人に馴れにくく飼いにくく、また野生動物の飼育には特別な許可申請と飼育技術が必要で
一時的な衝動で飼い始めても、野生の鴨にとって不幸な結果に終ってしまう…とある。

いつまで経っても慣れずに逃げ回っているコガモちゃん。
自然の生き物が人に飼われて、少しばかり寿命が伸びたからと言って幸せなのか
餌をあげるたびに逃げ回るコガモちゃんの姿を見て…ようやく決心がついた。
もしも、この先悲しい現実があったとしても野生の鴨らしく生きて行く。
これがコガモちゃんにとって必要だし幸せなのだと思った。
夕方逃げ惑うコガモちゃんを捕まえて、近くの田んぼへ…そしてソッと放してみた。
ちょっと戸惑った様子をみせたが、ササっと稲株の間を奥へと走って行った。
それ以来コガモちゃんの姿は見ていない。
生きながらえたのだろうか…自分で餌は取れたのだろうか。
カラスや猫にやられたりしてないだろうか…一羽で力強く生きて行けるだろうか。
いろんな心配はあるけど、これで良かったのだと思った。
という事で、コガモちゃんが帰った田んぼに生えていたコナギをUP!

<コナギ> 可憐な紫の花で、ハート型の葉は愛くるしい♪
稲の成長を妨げる雑草で、最も増殖力の強い雑草なのだ。
でも、コナギが生える田んぼの米は美味しいんだってさ~(^_^)v
ちなみに花言葉は花は葉の下に咲くので奥ゆかしい。