次女が連休を利用して、また小名浜から帰省していた。
さすがの盆地特有の会津の蒸し暑さには、小名浜のカラッとした暑さとは違い
ジメっとした肌に粘り付くようなのが気持ち悪いという。
向こうでは友達の持っている放射能を調べる機械を借りて
測ってみたら全然問題なしで、部屋の中も外も変わらない数値だから
網戸にして寝てるとエアコンは要らないと言っていた。
冬は暖かく夏が涼しい小名浜は会津よりも過ごしやすい地域なのだ。
次女が帰って来た日もジリジリと暑い日で、久しぶりにファミレスで昼食をとり
夫がまたハーブ園かと言ったけど、さすがにこの暑さじゃハーブ園もね~
今はラベンダーの時期のようだけど、日陰が無くっちゃ
熱中症になりそうな予感!
ということで、去年行った達沢の不動滝を見に行くことにした。
ファミレスでお腹を満たしエアコンの効いた車に揺られていくうちに
どうやら次女は眠くなったようで、座席を倒し気味にして
軽く寝息を立て始める。
一人の時と違って、好きなとこで車を止めて写真って訳にもいかずに
どうしても同乗者に気を使ってしまうシャイな私(笑)
親元を離れて、一人で頑張って、気を張っていたのだろうなぁ。
(なので不動滝に着くまで写真はなし…です。)
国道を離れて、磐梯町から猪苗代町へと
途中息子のタバコを買いに行った世界のタバコ店は
いつの間にか潰れていた…いつ以来だろうか、この道を通ったのは。
濃い緑の風景と目の前にそびえ立つ磐梯山を眺めながら
車は裏磐梯桧原湖方面へは行かずに、まっすぐ福島方面へと
走る事しばし…途中に大きい道路標識に
申し訳程度の中の沢温泉の字に、ここだっけと車は右折する。
道なりに走りを越えて道は林道となり、狭い道路の両脇には緑。
こんなに走ったけか…ちょっと心配になる頃、ようやく不動滝の入り口に着いた。
その頃に目が覚めた次女が、着いたの?と聞く。
すぐに駐車場があるから、車を停めてそこから少し歩くと言い
ハイヒールでも大丈夫かなぁ~と心配げだったけど
道は少し湿り加減ではあったが、そう心配するほどの事でもなかった。
鳥居をくぐって不動滝へと…。
頭上にはキラキラの木洩れ日と、脇を流れる清流は自然を極めて
何と言う野鳥だろうか、美しい鳴き声が聞こえる…湿った空気が冷たかった。
木々の合間から光のシャワーが降り注いでいるようだった。
冷蔵庫の水とは比べものにならないくらい美味しいっ!
見上げるほどの岩を抱え込むような大木。
涼しいね~と、足元の渓流には魚影が…ヤマメ?岩魚?
自然のままに泳ぎまわり、たしか渓流釣りも禁止なはずで
人を恐れる事もないのだろうと、しばらく流れに見とれていた。
大きな木からはみ出した様な根っこは、さながら大地を這うヘビの様で
足場に気を付けながら不動滝へと…すれ違う人は挨拶を交わす。
足元に気を付けないと転んでしまいそうだよ。
赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い…ニワトコの実食べたからなんだよね^^
イチイの実だろうか?青い木の実これは萱の実で炒って食べると美味しい♪
『赤い実青い実…両方とも植物に詳しい山小屋さんに教えていただきました。』
滝の音が大きく聞こえる。
木陰から不動滝が姿を現し、しっとりと湿気を帯びた涼しさが体を包む。
夏の水の少ない時季なので、気持ち水量は少ない様に思えたが
それでも幅16メートル落差10メートルから流れ落ちる水は
マイナスイオンをたっぷりと降り注いでくれた。
木々の間から不動滝が見え始める。
その西側には女滝が落差20メートルから細々と流れ落ちていた。
見上げれば青々とした空が望める。
不動滝全景
すぐ滝の足元まで行く事が出来て
近づけば滝の雫が霧雨の様にキラキラと
虹が見えれば良かったのだけど、そこまでは無理だったみたい。
十分に不動滝を満喫して帰る事に。
途中ちょっと有名な石窯焼きのパン屋さんへ寄ろうと思っていたのに
前回行った時と同じように定休日で、なんとついてない事か…!
次回は必ず買って来れるように行ってみようと思った。
ハーブヒルコテージ達沢森の石窯パンはこちら ポチっと!!
追記 今月は夫と次女と同じ日の誕生月だった。
少し早いけどって、夜にいつもの居酒屋さんで誕生祝いをし
そこの居酒屋さんで、何がしかのプチプレゼントをもらい
その後息子と次女はカラオケへと出掛けた。
私も行きたかったのだけど、次の日が日勤の夫の為に一緒に帰った。
一人で帰すには可哀想だもんね~~!