あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

町民運動会と選挙

2009-08-30 23:20:52 | 日々雑事
昨晩はしっかりと雨で、今日の町民運動会は危ぶまれたが
朝には止んで6時には、運動会開催の花火があがる。
台風の接近のためか風が思いのほか強かったが
すでに秋の装いを思わせるような涼しげな風が心地よかった。


ふふ…一時期のジャガイモ畑とは別の畑のようになった♪

昨晩の雨に乾き切ったpochiko農園が久々しっとりと濡れていて
日曜日だし、急いで朝食の支度をしなくても良いので
洗濯機を回しながら、大根の種を蒔くマルチ張りを頑張る!
何日か前に蒔いた白菜の種は、あっちにポツリこっちにポツリと緑の顔を出し始めている。


あんなに乾き切っていた土からよく顔を出したもんだと、驚き半分安堵が半分。

昔っから大根は210日を過ぎてから蒔くと言われているが
ちょっとくらいの誤差はしょうがないよね~と、大根の種蒔きも終え
ゆっくりとヒメの散歩をして、夜勤帰りの夫を待たずに一人の朝食を満喫する。

やがて風の乗って運動会の歓声やスタートのピストルの音が聞こえる。
町民運動会へ行かなくなってしまって…どの位経つだろ。
子供会や婦人会、地区役員も終えて…すっかり縁遠くなってしまった。
けっこう団体競技が多かったからか、子供でもいなきゃ入り難い雰囲気で
孫太郎でも来たら顔を出してみようかと、思ってたけど…今日は午後からで
お昼寝とかしちゃったら、もう閉会式タイムになってしまうしなぁ。



朝のうちに夜勤から帰って来た夫と、近くの公民館へ選挙へ行く。
まぁ 各党とも帯に短しタスキに長し!のようだけど…。
国民の義務として、選挙もせんと後でグチグチ言いたくもないしね!
ってか、ばぁちゃんのような意思の疎通もないお年寄りにも選挙権があるって
どうなんだろうね~? 今度連れてってみようか…イタズラ心が頭をもたげる。



町民運動会の会場となる小学校は、投票会場の公民館は隣接していて
投票会場は何気に張り詰めた様な空気だが、聞こえてくる運動会の歓声に
なんだか浮足立ってしまいそうで…でも、しっかりと書いて来たよ!
立ち会いに来ていた、我が地区の区長さんのと目があって思わずニヤリと(笑)

選挙が終わって、ちょっと一服の夫を残して運動会を覗いて来た。

各地区の応援団のテントには小学生の家族が…こりゃ、年代的にかなりの開きがあるヮ。
敬老会や来年度就学児童の宝拾いには無理があるし…走るには今さら体が重いし
まぁ 見てるだけ~ってのも、なかなか楽しい。


軽快な音楽と共に障害物競走かな? 洗面器に顔を突っ込んでボールを股に挟んで
みんな、頑張れ~~!! 思わずクスクス…(笑)



選挙も終わって町民運動会も終わって、今年は政権交代か否か!
テレビではサライの曲が流れ…なんにしてもスタートの年になるようだ。
午後から降っていた雨も、この時間どうやらあがったようで
これからは、ひと雨ごとに秋が深まっていくんだろうなぁ…。


という事で、咲き始めたあかまんまの花をUP!



いぬたで(犬蓼)あかまんまが咲き始めてくると秋って感じだよね。
昨今の原野では、繁殖力の強い外来種にその縄張りを奪われて
姿を消していくわが国、固有の植物が多い中で頑張っている「あかまんま」
負けるな~!頑張れ~!つい応援したくなる。


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会津の歴史 皆鶴姫哀歌

2009-08-28 23:16:22 | プチドライブ・地域の事
新しく若松市となった河東藤倉地区のはずれに、こぢんまりとした碑がある。
以前通った時に目にして、とても気になっていたが…すっかり忘れてしまっていた。
先日その通りを通ると、新しく作られた『皆鶴姫の碑』の案内標識を見て
親戚の法要の帰りだったが立ち寄ってみる事にした。

元々 藤倉地区には、延命寺地蔵堂 (藤倉二階堂)があり国重要文化財指定されている。

昔むかしの事…時代は、そうまだ源義経が牛若丸と呼ばれていた
紅顔の美少年…だったかどうかは定かではないが…皆鶴姫とのお話。


皆鶴姫の碑

皆鶴姫とは、正一位大納言藤原成道卿の側室である桂御前の一人娘だったのだが
彼女が生まれて直ぐに父である藤原成道卿が亡くなってしまったので
母は皆鶴姫を連れて里に帰り、その後鬼一法眼吉岡憲海と言う兵法学者と再婚。
むろん皆鶴姫も鬼一法眼の養女となったそうだ。

その頃、鞍馬寺には牛若丸から名を改め遮那王(後の義経)がいて
彼が成人するに付け平家の追求の手が身辺にも及ぶ様になり
知人の金売り商人の吉次の手引きで奥州に逃れ
その途中、熱田神宮で元服して義経と名乗る様になった承安二年の頃。

奥州では平泉の藤原秀衡の庇護の元、源氏の再興を志し始め
密かに京に舞い戻った義経は、平家の動向を探りながら
鬼一法眼が持っている兵法秘伝の書を見せてくれる様頼みますが許されず
そこで義経は鬼一法眼の養女となった皆鶴姫と親しくなり、
彼女を通して密かに秘伝の書を書き写した…という事だ。

そのとき、姫と義経に帽子丸という男児が生まれる。

その頃義経は、四条の上人正門坊の元に身を寄せていたが
密告により上人は捕らえられてしまい、義経は奥州へ逃れる。
皆鶴姫は、それを知って帽子丸を抱き、義経を追って奥州に向かう途中に起きた悲劇!

帽子沼で…会津若松市神指町柳原地内の菅原神社の東に沼があった。
皆鶴姫は、京都を旅立ってから40余日後にこの沼のほとりに辿り着いたが
敵の追手に捕まり、そこで帽子丸は近くの沼に沈められて殺されてしまう。

また別な説もあり…義経の行方は全く解らず疲れ果てて途方に暮れ
思い余った皆鶴姫は帽子丸を抱き締め沼に身を投げ
従僕達に助け上げられたが、帽子丸だけは溺死してしまった…。
という説もあったが、帽子丸を偲んでこの沼を“帽子沼”と呼ぶ様になった。

同じ地内にある帽子丸の墓がある こちら!! 

因みに『呼橋(よばるばし)』松長字松窪地内にあった橋で
義経の行方が解らなく、この橋の袂に立ち彼の名前を呼び続けたと言われ
名付けられたのだが、今では当時の面影はなく、暗渠になってしまったようだ。

助けられた皆鶴姫は旅の苦労が重なり、藤倉村に辿り着いたが病に臥せってしまい
村人達の手厚い看護を受けて快方に向かった頃には、すでに会津は雪に閉ざされ
姫はそのまま一冬を越す事になってしまった。


皆鶴姫の碑の傍にある駒繋石

駒繋石の説明文

やがて季節は変わり春が巡ったが…皆鶴姫は難波の池に映った自分のやつれた姿に驚き
池に身を投げてしまったのは、時は弥生の十二日…まだ十八歳であったという。
だが、この時皮肉な事に義経は直ぐ側の町にいて、この話を伝え聞くと
居ても立っても居られずに藤倉村に駆け付けて姫の菩提を弔ったそうだ。


駒繋石の向かい側にある小さな池が難波の池

藩主は、後世一夫の役を免じて堂守を置き、参詣すれば必ず良縁が授かると言われ
城下や付近から参詣する人が多かったという。  


そして明日 第3回かわひがし皆鶴まつりが行われる



という事で、皆鶴姫の碑の近くで撮った磐梯山をUP!




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今年も動脈硬化の検査を受けて来た!

2009-08-26 23:47:54 | 健康
ここ数年…年代的なものか、はたまた重い体のせいか
血圧が高くなりつつあり…いつも献血の時に要注意のイエローカードをもらっていた。
一昨年意を決して近くの病院へと、ちゃんと診てみらおうと通い始めたのがきっかけで
今も月一で、血圧を測ってもらい塩分注意だとか、もっと痩せなさいだとか
主治医から痛い要望を突き付けられている。

血圧が高いと動脈硬化になりやすく、動脈硬化が進むと怖い病気が待ち構えてる!
なんと言っても、脳血管疾患・心疾患は、ともに血管の詰りから!ってくらいで
脳梗塞で寝たきりのばぁちゃんや、孫太郎の子守りだとか
夫や子供を残して先に逝くわけにはいかない私。

まだまだ、楽しみたい事もたくさんあるし、省吾様のコンサートにだって
食べた事もない美味しいものを食べずして…とか、行きたい所も数知れず!

そんなこんなで、動脈硬化の検査を受けるのは今回で3回目。

『生理的動脈硬化』 とは、必ず誰にでも起きる動脈硬化の事で
健康と言われている人でも、加齢に伴い例外なく起こるもののようだ。

動脈硬化の検査は、正確には血圧脈波検査と言い
まず身長体重の測定をするのだが、身長が縮んじゃったか? 
たしか153センチあったはずなのに…今回は152センチだって!
体重は洋服分1キロ引いておきますね…って言ったのに引いてないし(怒!

それからベッドに横になり、両足首と両腕に血圧計のベルトのようなものを巻いて
胸に…なんだろ? ちょっとゼリーを塗って心電図かなぁ~
一度全体を測ったら、右側と左側を別々に測って…それでお終いとなる。
超簡単で痛くも痒くもない、ただ ジッと黙って寝てるだけ(笑)

一昨年の一回目は年齢よりも少し高めと言われて
去年の二回目は一昨年より動脈硬化が進んでると言われて…
マズイ! 今回はどうだろうか? ドキドキで検査を受けたのだが
むっふっふっふ! 今回はなんとようやく年相応に(^^)v

なんと、血管は若返る!!

ヤッタ! ここんとこ、毎日自家製のトマトジュースも飲んでたからか!
そんな地道な努力が実を結ん…努力してなかったし。
因みに、食事の中ではビタミンCやビタミンE
葉酸なんかも血管や全身の若返りに効果があるようだ。

でも、動脈硬化になったからと言って悲観する事はない!
ちゃんと適度な運動や食生活などで体重を管理し…
例えば、1日30分程度の軽い運動(ジョッギング、水泳、自転車こぎなど)
要はドロドロ血液をサラサラ血液へと持って行けば
大事な動脈ちゃんは若返ってくれるんだって(^^)v

…と、まぁ 何事も継続は力なり!!だけど^m^


という事で、先日見た虹をUP♪


良く見れば二重の虹…だなんて、良い事がありそ~♪


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二日間のみの幻の駅 「六地蔵尊臨時駅」

2009-08-24 23:08:09 | プチドライブ・地域の事
この23日24日と、会津地方の我が地区の近くにある六地蔵尊のお祭りで
昔から、ここは地蔵様と呼ばれて、お祭りも大がかりなものとなっている。
ここの地蔵様ともうひとつの御薬師様のお祭りは
子供が小さい事は毎年行っていたものだったが
さすがに子供も大きくなってしまうと行く事もなくなってしまった。

だが、今年はこの地蔵様のお祭りに、多くのお客様が参加し
また、一人でも多くのお客様に列車をご利用していただけるよう「六地蔵尊臨時駅」を開設し
列車4往復を停車する、たった2日限りの幻の駅が六地蔵西側に設置される事になった。
鉄道ファン必見!会津鉄道「六地蔵尊臨時駅」開設!!ってとこかな。


前日に行って設置中の駅を撮って来た。

私も初日一番早く到着する9時49分のを見ようと思い
家事を半端で出掛けたのが9時20分過ぎだったか
車だとものの数分もかからないので、間に合うだろうとタカをくくっていたのだが
すでにかなりの車が駐車されてあり、何とか一台のスペースを見つけて
停める事が出来たのだが…こんなに大々的だったんだぁ!

ちょっとどころか…かなりビックリ@@;


すでにたくさんの人が「六地蔵尊臨時駅」に停まる列車を見ようと集まっていた。



仮設駅には紅白の垂れ幕やら、停車する列車を見ようと大勢の人が群がって
駅へ近づいて行くと、pochikoさん早く来ないから開会式終わっちゃったよ!って
息子の同級生のお母さんに声をかけられた。


お巡りさんキャラの着ぐるみ…いちおう男女になっているけど 
ひょっとしたら、起き上がり小法師をイメージしたものだろうか?


そんな着ぐるみが二体…それを取り囲むように大人や子供、そして写真を撮る人。
もちろん私も撮ったけど! 時間が近づくにつれ見学客も多くなってきた。
お祭り実行委員関係の人が、集まった人にうちわとポケットティッシュ
そして、ボールペンを配って歩いていた。

警察官などが集まっていたので防犯キャンペーンを兼ねてるのかな?


列車を待つ間、地蔵様のお祭りの方へと回ってみた。


まずは、地蔵様入口のお店。

ここは棒タラ(乾燥した鱈を戻して甘辛く煮たもの)が有名なお店。
今は売られているのかどうか定かではないが…。


名物の草だんごを丸めているお店の人。
子供たちが小さい頃にお祭りに来てお土産に買って帰ったっけ。
その頃と変わらずに…昔ながらの作り方で懐かしかった。


朝早くから露店の準備に大わらわの露店商。



地蔵様の詳しい説明は こちら


さてさて、時間も押し詰まって、電車が来る時刻が近づいたので
また駅に戻って、野口英世ロゴの列車初停車の瞬間を待つ事にした。。


9時49分定刻にやって来た野口英世ロゴの列車。

仮設駅の周りに人垣が出来るほどになり、私は駅と列車が見える場所に陣取っていた。
まぁ 列車と言っても一両ポッキリなんだけどね。
やがて列車が停車すると、十何人か降りて来て…このイベントに為に乗って来たのかな。
たくさんの人に出迎えられて照れ臭そうだった。





そして、子供会から列車の運転手さんに花束贈呈があり
二人の運転士さんに渡された花束に、嬉し恥ずかしかな…若い運転士さんだった。



たくさんの乗客を降ろし、大勢の歓迎をうけ列車はゆっくりと動きはじめて
二日間のみの幻の駅「六地蔵尊臨時駅」をあとに走って行った。。


という事で、走り去る列車の風景をUP!



門田駅からあまや駅を経て、猫駅長のバスちゃんのいる芦ノ牧温泉駅へと
そして大内宿へ行く湯野上温泉駅や塔のへつり駅などを通って行く事となる。


  

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『まんま~じゃ』へ行って来た。

2009-08-22 23:09:31 | プチドライブ・地域の事
まんま~じゃ…ってなんじゃ?と思われるだろうが
JA会津が作ったファーマーズマーケットで、その地域の農家である生産者が
自分の農場でつくった農産物を持ち寄って複数軒が集まり
消費者に直接販売するスタイルの市場の事をいう。



先日買い物で、ちょっと足を伸ばしてみようと
いつものスーパーから会津若松駅を通り過ぎると見えてくる。
まんま~じゃ』…正確には「Man・ma~ja!」なのだが、看板はひらがな(笑)
食の基本は、「まんま」からとの思いから、「Man・ma~ja!」と名付けられたそうだ。

平日ながら駐車場には、買い物客の車がたくさん停まっている。
私も空いてる場所を見つけ車を停めて店内へと…。
駐車場と同様にごった返しのエコバックを持った買い物客。



店内に入ると、枝豆コーナーだとか、カボチャ、トマトなどなど
ひとつひとつのコーナーに分かれて、盛りだくさんの野菜が並べられて
店内の一角には精米機が設置されて、いつでも精米が出来るようになっている。
野菜の他にも地域の特産物が並べられて…かなり商品が陳列されていた。


カボチャコーナーでは、いろんな種類のカボチャがあった。


ジャガイモなんて、この袋で、何と150円!


トマトコーナー、トマトベリー売られていた…一袋200円^^


枝豆コーナーでは、袋入りはもちろん枝付きのもあったし
何よりも試食まで出ていたとは♪


商品にも生産者の名前が貼られているので
いつでも新鮮で間違いのない野菜を選ぶ事が出来る。
こういうのって、野菜の出どこが分かるし、しかも地元!
安心して食べられる…って事なんだねぇ~
売る方だって名前が出るので、ヘタなものを出す事もないし
一挙何得ものかもしれない。


会津の牛乳『べこの乳』ネーミングがラブリー♪ 
濃くて美味しい。



郷土食、ニシンの山椒漬けやイナゴの佃煮などなど!

そういや、我が地区でも、自分で作った野菜を近くの住宅街へ売りに行く
そんな、ばぁちゃん仲間がいるけど、それも年々高齢化して
だんだんと少なくなっていくのかな~ 
だからこそ、こういうファーマーズマーケットのような所が賑わうのだろうか。
地産地消…っていうか、自分とこの地域で作った野菜を自分たちの地域で食べる。
あ、自給自足が正しかったかな…似た様なものだけど(笑)


とかブツクサ言いながら、ひとまわり店内を見回し…目にとまった。

いろんな種類が所狭しと並んでいる中で見つけた
小瓶の蜂蜜地元養蜂の蜂蜜コーナー

アカシア蜜とはぎの蜜、そして山桜の蜜を買って来た。
他にも蕎麦の蜜などもあったが、クセがあるというのでやめた。

ところが、一番欲しかった一番人気の山桜の蜜が、品切れで見本品しかなく
諦めて帰ろうかと思ったが、店員さんが見本品でバーコードが付いていないので
レシートが出ないけども良かったらと、言ってくれた。
別にレシートなんかなくても頼まれたものでもないし…と、もちろんOK♪
忙しい中嫌な顔もせずに対応してくれた店員さんに感謝だった。

待望の山桜の蜂蜜は、ほんのり桜味でかなり美味しかった♪


という事で、買って来た三種の花の蜂蜜~♪








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はめられる事がなかった指輪

2009-08-20 23:11:59 | ひとりごと
先日 装飾店勤務の知り合いから聞いた話なのだが…。

とある高速道路で事故の為に亡くなった二人の若者がいた。
のちに知人がお焼香へ行った時、仏壇にそぐわないような
コジャレタ包装紙には、可愛らしいリボンがかかっていて
即死で車は壊滅状態だったにもかかわらず
その小箱は無傷で…その様子がいっそうの悲しみを誘った…と。





とある宝飾店の閉店間近に息を切らして駆け込んできた若者がいた。
ネットでも買えるのだが、そのお店とはわりと近い場所に勤めていたのか
実物を見てみたいとやって来たのだった。

その若者は実物を見るやいなや、嬉しそうに…やっぱり見て良かったと
そして、このペアリングを買う事に決めたのだが
残念な事に、手持ちのカードが使えなかったようで
お財布の中もわずかなお金だけ。

明日必ず来るので取り置きしたいと店員に申し込んだ。
本来ならば取り置きは、全額か一部手付金のようなものをもらってからの事なのだが
あまりに好青年だったためか、手付金なしでの取り置きを承諾した。

次の日やはり同じように閉店間近に息を切らしながらやって来た好青年。
待望のペアリングを手にして、嬉しそうに店員に話してくれたそうだ。
もう少しで彼女との記念日なので、その時に思い出の場所で
サプライズとして、このペアリングを送りたかったのだと。

普通ならば、そんなに高額ではないペアリングなどの装飾品を買った客は
一日に何人もいるので、数日も過ぎてしまったら記憶には残っていないのだが
閉店間際の来店と商品の取り置き、そして彼女へとサプライズを嬉しそうに語る
そんな好青年の姿は店員の心のどこかに残っていたのかもしれない。





その日…高速を思い出の場所へと走っていた…かどうか、定かではないが
まだサプライズ前だったようで、その真新しい箱があまりにも
仏壇の上の置かれているのが、場違いのような気がして…。

事故で好青年と彼女のカップルの訃報と、仏壇のペアリングの入った小箱に
誰か売った心当たりの人はいる?と上司に聞かれた店員が…ハタと思いだした。
息を切って駆け込んで、嬉しそうにペアリングを見つめて
少し照れくさそうに、サプライズを店員に話した。
きっと 誰にも内緒にしておきたい反面
誰かに良かったね…と言って欲しかったのかなぁ…。

嬉しそうにペアリングの小箱を抱えて帰る後ろ姿が
思わず涙で滲んで見えなくなった…そうだ。


という事で、道端の雑草をUP!


こんなふうに、からみつく事もあるんだね…。




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誰よりも一番に目覚めた夜明け…。

2009-08-17 23:28:26 | 日々雑事
っていうか、目が覚めたら時刻は4時半で、カーテンの隙間が明るくなっていた。
前日、夫は夜勤で息子は次女の所へとバイクで出掛けてお泊りだったし
忙しくてお迎えに来て帰って行った孫太郎は昨夜の10時頃。
ばぁちゃんはショートステイ中だし…久々に一人の夜♪

これからは、自分で自由に使える時間がたぁ~~~っくさん!!



なかなか 一人の時間を満喫出来ない私には貴重な時間で
雑誌とか読んでみようかビデオって手もあるな。
パソコンでゲームなんていうのも楽しいかもしれないし
茶の間のテーブルの上からパソコンを畳の上へと。



座布団を何枚か、一枚は半分に折って胸の下に…うつ伏せになって
なんとズルイ格好だけど、誰もいないそんな夜だったからだと
言い訳をひとり呟きほくそ笑んで、徹夜で遊んじゃおうか! 
なんてアイスコーヒーを飲みながら、次女の所に電話をしておしゃべりもした。
 
なに、お母さん ホントは一人で寂しかったんじゃないの?って
息子と二人酒盛りをしていた次女に笑われたけど
そんなんじゃなく、ひとりを満喫してるのを誰かに教えたかっただけで
決して強がりなんかじゃないけど…そう思われちゃったみたい。



そんなこんなで1時は過ぎていたような記憶がかすかに…。

気がつけばテレビ何も映ってないっていうか
始まる前の動かない画面でダンマリを決め込まれていた。
頬には座布団の跡が付いてて、カバーの跡がブラックジャックみたい。
こりゃ、しばらくは取れないな^^;



幸いにして寒くも暑くもなかったのでエアコンと扇風機は停めておいたので
風邪を引く事はなかったけど、体のあちこちが痛いような…^^;

でも、おかげでひんやりした夜明け前の空気を胸一杯に吸い込んで
家の中の窓を開け放ち、こもったような空気を追い出し
空を見上げれば、今日も暑くなりそうなそんな空模様。



夜明け前の暁に気持ち灰色がかった雲が浮かんでて
暁から青へのグラデーションがとてもきれいだと
慌てて家からデジカメを持って来て、しばらく写真撮りしてしまった。

春先に植えたワイルドストロベリーと、外に出ている幾つかの鉢に水をやり
pochiko農園をひとまわり…あ、そういう時あんまり肌を露出しない方がいいみたいで
気がつけば脛にブヨの跡が三か所も…メッチャ痛痒くて参ってしまったけど
ちゃんと お昼寝タイムだけはシッカリと取った。


という事で、同じ日の夕焼けも素晴らしいものだった!


空一面が写るカメラがあれば良いのに…と思った。



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日帰り旅行が当たった~~♪ けど!

2009-08-15 23:40:26 | 日々雑事
先日届いた一枚の封書には無料旅行招待状在中とある。
さっそくワクワク気分で開けてみると
美景「蔵王お釜」とこけしの里 宮城蔵王の旅。


蔵王のお釜は、すごく気になってて見たかった景色だった。

蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖で釜状なのでお釜という名前がついて
湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ、荒々しい火口壁と対比して神秘的な雰囲気をもち
冬の樹氷とともに蔵王の象徴となっている…コピペだけど^^;



わぁ~~ 行きたい! 日帰りなら何とかなりそう…と
夫と息子に言ったら、こういう機会がないと出かけられないんだから
行って来いと背中を押してくれた。

むふふ、私のクジ運も丸っきり悪いわけじゃないなと!

それではと、日にちをチェック!!
あ、ダメだぁ~ その日はショートステイの予約はしてない。
でも諦めきれなくて、何とかなるかとケアマネージャーさんに電話をした。

ところが運の悪い事に、担当のケアマネさんはお休みで
でも電話の対応に出た他のケアマネさんが
取りあえず施設に聞いてみますと言ってくれたが
やっぱり その数日間に空きがなくて、役に立てなくてすみません…と。

しょうがないよね~ ばぁちゃん 放って行くわけにはいかないもん!

次の日、担当のケアマネさんから電話があって
事の次第は聞いたけど、何とかならないかと
他の施設でも良かったら当たってみましょうかと言ってくれたけど
今さら 他の施設は…ばぁちゃんとの相性もあるし、今回は諦める事にした。

ヘルパーさんって手もあるけど、今まで使った事がなく
ばぁちゃんの食事のクセなんかは、ちょっとやそっとじゃ掴み切れないし
それに最近は、よく熱を出す事も多く…これから何十年もあるわけじゃないと
無理をしちゃうと、後々のフォローが大変だし…。

介護をしてると、こういう事もままあるんだよなぁ。

こんなチャンスなかなかないので、何とかならないのかと
自分の事のように悔しがってくれた…ケアマネさん。
その気持ちだけで十分だよ…いつも良く面倒みてもらっている。

これからだって、行けるチャンスはあるって事だよね^^


という事で 今日の一枚、紫紺野牡丹の花をUP♪


鉢植えのものを庭に下ろしたら、蕾がたくさんついた♪
花言葉は「平静」


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忙しい一日

2009-08-13 23:03:04 | 日々雑事
今日は月遅れの盆の入りで、玄関先に迎え火の跡があるお宅が何軒か。
昔はどこの家でも迎え火でお迎えしたものだが
今はしないお宅も多いようで…実は我が家もしなかった^^;

ジャガイモを掘って耕した畑にびっしりと細かい雑草が出たので
朝仕事にミニ耕運機で耕し、それからヒメ様のお散歩。


朝から暑い日だった…っていうか一日中蒸し暑かったみたい(~_~;)

明日の14日にはpochiko地区のお墓参りなので、朝食後にお墓の掃除をして
仏壇やお墓にお供えする花を買って来なくちゃ…と
その前に仏壇掃除も…一応掃除もして、準備になかなか忙しい朝だった。

そんな中、隣組のおばあさんが亡くなったと連絡をもらい
夜勤でまだ戻って来ない夫に代わって顔出しに行く。
ばぁちゃんよりずっと年上だけど、寝た切り歴はずっと後輩。
また 後輩に卒業されちゃったね~ ばぁちゃん。

あ、だからって早く卒業して欲しいわけじゃなく
いつまでもお局様でいて良いんだからね…^^;


我が家のブルーベリーも色づいて来た。

顔出しが終わって、慌てて花とお供え物と…そうそう実家にも線香焚きにも行かなくちゃ。
ばぁちゃんタイムの合間を縫って、蒸し暑い中あっちへこっちへと
幸いにして孫太郎はお休みだったけど、明日のお墓参りは孫太郎付き!

夫も娘夫婦も盆休みがなく…まったく、何と言う事だ!
そこから比べると、去年は仮住まいだったけど
まだまだ のんびり出来てたような気がするなぁ…。

明日の墓参りには親戚の人が集まって、飲んだり食べたり…
天ぷらを揚げなくちゃいけないかな、お墓にお供えする団子は…やっぱり作る?
もうもう! 決めた! 省略しちゃおう(^^)v

ビールと枝豆だけを冷蔵庫に冷やしておけば
今は便利なもんで、スーパーへ行けばオードブルだとか寿司なんかも売ってるし
後はお刺身の盛り合わせなんかあったらおんの字だよね!
こちらで揚げる饅頭の天ぷらだって買って済ましちゃおう~っと^m^


買って来たまんじゅうの天ぷら…3個はすでに仏壇へ、残りはお墓へと。

そんなズルイ女の私。
要は暑い中、わざわざお墓参りに来てくれる人をもてなすって気持があれば…だよね。

まだ、ばぁちゃんが現役の頃は、大伯父大叔母の果てまで集まり
行列のように手に手に、花や線香やお供え物を持って
お墓参りが終わったら、ちょっとした宴会状態になる。
お昼寝する大叔母がいたかと思えば、あっちこっち汚しながら飲み続ける大伯父がいたり
夜遅くに送って行った事も度々あった。

この家から出た人だからしかたないんだと、ばぁちゃんは言ってたけど
私はこういうお墓参りが好きではなかった…。


こんな赤とんぼが見られるようになった…ミヤマアカネかな。

それでも最近は、みんなが忙しいようで
地区のお墓へも、たかだか500メートルもない場所なのだが
炎天下の下歩く事もなく、エアコンの効いた車で行くようになった。
昔のように親族が集まり、飲めや歌…は、歌わないか(笑)
しかも、そういう大伯父や大叔母もすでにあの世の人となった今
昔話に花を咲かせるなんて事も少なくなった。

寂しいと言えば寂しいかもしれない…。

月遅れのお盆が終わったら、もう秋が顔を見せ始める季節となる。


という事で、我が家一番乗りのシュウメイギクをUP。


花言葉は「忍耐」


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お稲荷様のご利益か?

2009-08-11 23:38:22 | 日々雑事


夫が日勤の時は、ばぁちゃんの朝食前にヒメの散歩へ行くのだが
雨上がりの砂利道を行けば、季節の移り変わりがハッキリと分かるようになった。
田んぼの稲が穂を出し始めたようで、よく見ると稲の花が咲いている。
雨ばっかりじゃ、この先心配だけど、こればっかりはお天道様頼みだし。


久々にヒメの姿をUP♪


散歩コースの田んぼも稲の穂が出始めた。


穂の中にシッカリと実が詰まってくれると良いのだが。

今年は雨ばっかりで、いもち病が蔓延する恐れがありそう…だとか。

先日 ヒメといつものお稲荷様からUターンしての帰り道。
向こうから自転車の老人と出会った。
いつも学生だろうがウオーキングの知らない人であろうが
すれ違いざまに挨拶を交わす事にしている。
けっこう照れ臭いものだけど、返事があると気持ちが良い^^


ガガイモの花も咲き誇って…なくても良いんだけど!(~_~;)


なんだろ? コガネムシかカナブンかな? ちょっと大きめ!

そのじい様に挨拶をしてこう問いかけられた。
あのお稲荷様はどこの地区のものなんだべがなし…って。
わが地区よりも少し離れているので、隣の地区のお稲荷様ではないかと
そんなふうに答えると、毎日 拝みに来ているから
買ったクジが当たったのだと…お礼に祠でも建てようかと思ったと。


福の神を想像しちゃった…じい様の後姿。

なんとも豪勢な話だと…クジと言ったら宝くじかナンバーズか。
祠を建ててあげるくらいなら、かなりの巨額が当たったとか!
この不景気に、何ともうらやましい話。

クジは買わなきゃ当たらない、そのうえシッカリお稲荷様に日参して
巨額の富はお稲荷様のご利益なのだろうか…。
毎日欠かさず自転車に乗ってお参りに来る…そのじい様の後姿に
何だか後光が差して見えるようで…日々の信心の賜物だよなぁ~ 
ご褒美の宝くじ。

あやかりたいもんだけど…まずは宝くじを買うのが先決かな~^^;


いつものお稲荷様。 そう言われれば…何となく神力を感じるような。

因みに、お稲荷様といえば狐を想像して、狐を祀っている神社だと思われがちだが
特に狐を祀っている訳ではなく、お稲荷様とは食物の様で
イナリの語源がイネナリ(稲ナリ)からきている様に
稲魂のがお稲荷様という事らしい。

狐はお稲荷様のお使いで
昔から農作物を食い荒らす鼠から食物を守ってくれる大切な動物とされ
豊穣をもたらすお稲荷様のお使いとして信仰されてきたようだ。


という事で、田んぼで見つけた弱肉強食をUP!


どちらも孵化したばかりのような蜘蛛とカマキリ。
カマキリの初食事だったのだろうか…邪魔しちゃってゴメン^^;


コメント (20)
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