雪はシンシン降りってみたり止んでみたりで
昨日のうちに外回りやっといて良かった…と夫と顔を見合わせる。
古くなったタオルで、窓ふきと玄関の外側などを集中的にやってくれた。
今日は家の中で、エアコンや部屋の電気と神棚を掃除…したのは夫で
私と言えばキッチンまわりと食品庫の整理くらいで
息子は自分の部屋の掃除と、一日掃除三昧だったような気がする。
今年も後一日を残すだけとなった。
いつもの年だったら28日か今日の餅つきをするのだけど
余談ですが!!年末の12月29日は「苦を搗く」と言われ
年の暮れの数日間のうちその日だけは餅をついたり購入を避けたりする風習があるが
29を音韻からフク(福)と読み29日を迎える地域もあるのだそうだ。
今年はお供え餅は作れないので、餅好きな夫はチョッピリ残念そうだった。
だから一生懸命にお掃除をしてくれた夫の為に!
パック入りお供え餅が冷凍保存してあったのを思い出して
それで汁餅を作ってあげたら美味しいと感激していたが
賞味期限が年単位に過ぎてしまっていた事は黙っていよう~っと(笑)
何となく家の中外が小ざっぱりした様な気がする。
日が射し始めて小屋の屋根から降りた雪を、トラクターで片付ける夫と
今晩は冷蔵庫の残り物を処理してしまおうと、あるもの夕食に決定で
この年末年始には人が来るわけでもなく、長女は正月休みもあるようなないような
婿さんとあちらのご実家でのお正月になる予定の孫太郎と
次女も正月には来れないと、先だって来て帰ったばっかしだったし。
あと一日を残して今日も暮れてゆく
とばりの降りた空からは白い雪が闇を舞うホタルのようにふわふわと
遠くに見える工場地帯の灯りも、心なしか少なくなったようだ。
いつもと同じように特にご馳走でもない食卓を二人で囲んで
息子は何度忘年会をしたら年を忘れられるのだろうかと笑いながら
熱々の晩酌のお供に私は食べ残しだったケーキを晩酌代わり。
家の中が暖かいだけでもご馳走だよねって
東日本大震災のテレビを見ながら、今さらながらの平穏さを有り難く思う
そんないつものような一日を終えた。
命の大切さを思いながら、昨日よりも明日が少しでも良い事あるように。
来年はこんなふうに何気ない一日を重ねられるような日であれば良いな…と
残された今年も24時間余りとなった。