いつの頃からだったか
我が家の庭にチョウセンアサガオが顔を出す様になったのは。
多分、野鳥でも種を運んで来て落っことして行ったのではないかと
私なりに推察していた。
たしかに花が咲くと淡い青紫と言った風情が
なんとも和風というか、いかにも雨に濡れた姿が似合いそうな花だった。
エンゼルトランペットの花にも似ているが
特徴としては下向きのエンジェルズ・トランペットとは違い
小振りながら上向きなのが特徴のようだ。
ドテカボチャの近くに生えていたが、当時は邪魔にもならなかった。
もともとチョウセンアサガオは、ナス科の植物で
園芸用にはダチュラの名で広く流通しているほか、マンダラゲ(曼陀羅華)とか
キチガイナスビの異名もあるようだ。
産地は南アジアで日本へは、江戸時代 に薬用植物としてもたらされ
現在は本州以南で帰化・野生化したものらしい。
チョウセンアサガオの蕾
蕾の中から花弁が伸びて来る。
鎮痙薬として使用され、世界初の全身麻酔手術に成功した医学者華岡青洲は
本種を主成分としていた精製した麻酔薬を使用していたのは有名な話!
このことから日本麻酔科学会のシンボルマークに本種の花が採用されている。
しかし毒と薬は紙一重で、薬用植物ではあるが毒性も著しく強く
「キチガイナスビ」と言われる様に、近年ではオウム真理教が「ダツラの技法」と称して
信者を洗脳、自白させるための薬物原料に本種を用いたため
園芸名の「ダチュラ」にもマイナスイメージが付き、
近年ではエンジェルズ・トランペットの名で園芸店で販売されている場合が多いので
注意した方が良いかもしれない…。
ーウィキペデリア参照ー
開いたチョウセンアサガオの花
雨に濡れたチョウセンアサガオの奥には雨宿り中のアマガエル
まあ、口にしなければ大丈夫なんだろうけどね。
あまり神経質になる事もないと思うが
そう言う話を聞いた事があったので
毎年花を見たら引っこ抜いて畑の入り口で焼いて処分をしていたのだが
どうも種が残ってしまうようで、この場所に毎年顔を出す
きれいだが、ちょっと厄介な植物となっている。
チョウセンアサガオの実というか種…かなりイガイガ!
なんと言っても、草丈は1mほどってあるのに肥しっ気があるからか
1メートル50ほどに育ち、枝も広々と伸ばし
下の植物には日が当たらないときてる。
思い切って伐採!!
帰化植物は繁殖力が旺盛だからね~。
太く広く蔓延り、どこがカボチャだかヒマワリだかチョウセンアサガオだか…(~_~;)
切ってしまった後は陰になっていたカボチャにも日が当たりそう♪
今年はこの下にカボチャを這わしたので日が当たらないと困るな。
そう思って真ん中辺りにある巨大化したチョウセンアサガオを伐採する事にした!
葉っぱの上のアマガエル
けっこう太い茎だけど瑞々しいのでノコギリまでは要るまいと
剪定鋏で端の方から切り込みを入れて、思ったよりも簡単に切る事が出来た。
ちょっと可哀想な気もするけど、まあ まだ何本か残しておいたので
花は当分楽しめそう。