前日の夕方は、あんなに夕日がきれいだったのに
きっと次に日には晴れになるのではないだろうかって思える夕日だった。
雨上がりの散歩道…ヒメと二人で歩いて行けば
まだ低い位置に雲が残っているけど、夕日に緑が冴え冴えだった。
汗ばんだ腕がサラッとして来る。
こういう時があるから
少しくらい蒸し暑くっても頑張れるのかもしれない。
いつもの道をいつものようにヒメと歩いて行くと
お馴染みの野草の花が開いているのを見る事が出来る。
つい先日までツボミしか見られなかったガガイモが
この日はひとつふたつ…咲きはじめて
そのふっくらとした花弁はとても愛らしさを感じる。
ガガイモの花
そうそう、この花ヘクソカズラとはこれ如何に?
ならばサオトメバナと呼んで欲しいほどに
頬を染めた乙女にも似た花なのにね。
因みに由来は、早乙女が田植えをしている姿に例えたものだそうで
または早乙女のかぶる笠に見立てた事かららしい。
サオトメバナ
遠く農作業をするお婆さん、早乙女ではなかったけど…^m^
まだ曇りがちなのにサワサワと揺らぐ稲に先をかすめるように
明るい日差しを運んで来るようで
見る間に鮮やかな緑に変わっていく様な気がする。
いかにも梅雨の晴れ間…。
雨宿りしていたモンシロチョウやトンボも、もうひと仕事出来そうな
翅の露が乾くまでの、ホンのひと時のまどろみの中。
今日はこのままゆっくりと休んだ方が良くはないか?
そう呟いてみる。
モンシロチョウ
トンボ
どこかの畑に植えられている…であろう、ミントが蔓延って
当たり一面ミントだらけになりそうな予感だけど
薄紫の雨に濡れた花があんまりきれいだったので写真に収めてみた。
ミント…ペパーミントかな、花ことばは心の暖かさですって!
夕方の日差しにしては思いがけなくも強く
緑の田んぼにヒメと私の影法師…。
慌ただしい時のなかでも、こういう時間って大切だと思うな。
陽射しを浴びたヒマワリ
夕日にゲンペイカズラの花
そんな散歩から帰ってみれば
ドテカボチャの所のヒマワリが日差しを浴びて
思いがけずクッキリと…すぐそこまで夏がやって来てるのか
梅雨明けも近い予感で、明日は晴れるに違いないって思ったのだけど
残念なことに今日は朝から土砂降りになってしまった(~_~;)