ヒメの散歩コースに、カラスウリの花を見つけた。
その日は曇りがちな雨っぷりの天気だったので
夜に咲くと言われるカラスウリの花も閉じないでいてくれたのかもしれない。
毎年 見つけるのだけど、ちょっと高い場所にあって
なかなか間近で見る事が出来ないでいたが
思いがけなくも、我が家の庭にもカラスウリに花が見られた♪
夏の夜に、花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせ
蕾の時にはきれいに折りたたまれている。
時が訪れると一糸乱れずに展開していき、短時間で完全に開ききり
「糸」の一本一本がみるみる伸びていく様子は不思議で、
よくからまったりしないものだと感心させられます。
開花が始まるのは夜で、翌朝にはしおれてしまう…とある。
別名「玉章、玉梓(たまずさ)」「狐の枕(きつねのまくら)」など。
カラスウリの花…ツル性植物で、夏の夜に花が咲くのが幻想的な
白い糸の様な花弁を伸ばして、いや妖艶とでもいった方が正しいかもしれない。
夜の蛾を誘い出そうとして…スズメガらしいのだけど
スズメガの幼虫って、よく里芋の葉を食べる(~_~;)
と、まあ 話は横道にそれたが、カラスウリ正確にはキカラスウリで
この実をカラスが好んで食べる事からのネーミングのようだ。
私は知らなかったのだが、キカラスウリから採った澱粉で
赤ちゃんの天瓜粉…一般には汗知らずだよね。
それが作られていたらしい。
よく子供の頃は四季を通じて外で遊ぶ事が多かった。
だからか、冬の時期には手に霜やけが出来て
まんじゅうの様な手をしてた事を思い出す。
夜寝る頃に体が温まって来ると
そのしもやけの手が痒くなって、掻くと痛いし
そんな時にしもやけにはカラスウリを付けるのだと
どんなふうにして付けていたのか
カラスウリの実を直に付けていたのか
記憶にもないけど、しもやけとカラスウリは
私の記憶では、いつも一緒のものだった。
秋になると青かったキカラスウリの実が
黄色くなっていき、採ることのなかった実は
茶色くなってそのまま冬を越していたのだろう。
その種が落ちて、またその場所にはキカラスウリの芽が出て
ツルが伸びて、そして夏の夜には妖艶な花を咲かせるキカラスウリ
今年はキカラスウリの観察が出来るな!
実が生って色が変わって行く様も見れる♪
そう思っていたのに、夫に庭木の剪定の時にむしられてしまった(~_~;)
まったく、余計な事を!!