あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ひと時のカルガモちゃん一家

2014-07-11 23:34:53 | 野鳥

その日の夕方の事、一羽の母親鴨と四羽の子鴨が
家の脇の少し大きめの川を泳いでいた。


カルガモの親子

それは本当に珍しい事で、いつもなら人気のない田んぼ脇の側溝で
人目を避ける様に親子水入らずに泳いでいるはずなのだが
たしか、その日は地区の農業用水路の泥上げ作業があり
鴨の親子はいつもの雑草に見え隠れする側溝に居られなくなったからか
ひょっとしたら…少し大きめの雛なので
大きな川まで遠征して来たのかもしれない。


母親鴨から離れてみたりくっ付いてみたりの子鴨

母親鴨は自ら水の中へと宙返りをし餌の取り方を教えている様に
何度もお尻だけを出して潜っていると
そうしているうちに子鴨も真似をして潜るのだが
いかんせん小さい…体がトプン全部沈んでしまう(笑)


母親鴨から餌の取り方を教わる。


お尻半分残らないで、ちっちゃい子鴨は水の中まで沈んでしまう^m^


愛らしい子鴨

母親鴨が水面で羽をバタバタさせる。
ほら、やってごらん…そう言いたげに何度もバタバタする。
何を意味するのか…毛づくろいか
はたまた人間で言う背伸びみたいなものかも?
それとも飛び立つ時の準備体操なのか…。
何のためにするのか知らないけど母鴨がバタバタを教えているようだ。


餌取りは止めて、今度はお母さんを見て真似をするのよ~と言いたげな。

子鴨も真似をして水面でバタバタやるのだが
悲しいかな翼が小さくって、ちょっと滑稽な感じがする。


やってみるーーーー!!子鴨①


わぁ~ 出来た出来た♪子鴨②


少し遅れて…僕も出来たよ~なんとかだけど…^^;子鴨③

それでも一生懸命に母親鴨の真似をして
家の脇を上流へ行ったり下流に戻ってきたりと
そんな鴨の親子を驚かせないようにと
ソッと近づいて何枚も写真に撮らせてもらった。

ちなみにカルガモは全長:61cmほどでくちばしの先だけ黄色。
全国の水辺で1年中見られ、腰の部分に白い三日月模様
(三列風切羽根の縁が白いんだねえ…。)
飛ぶ時は腹が黒く見え水辺の草地に巣をつくる。


帰っていくカルガモの親子

やがて夕暮れ近くになると、どこへもなく姿を消して
あれから二度と戻ってくる事はなく
いつもの田んぼ脇の側溝で
いつもと同じように餌を取る練習をして過ごしているのだろうか。

 

 

 

コメント (36)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする