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★★★☆☆3.5
文化大革命の最中、国策の一環で農村に派遣された
女子高生・ジンチュウは、地質調査隊の青年・スンと出会う。
同じ家に下宿するスンに好意を示され、ジンチュウは彼に惹かれていく。
しかし、その思想のために両親が迫害を受けていたジンチュウは、
貧しい一家を支えるためにも教職に就かねばならなかった。
高官の息子であるスンは、事あるごとに経済的援助を試みる。
互いに惹かれあう二人だが、ジンチュウの母に
二人の関係を見咎められて、スンは、ジンチュウの将来のために
会わないことを母親に約束する。
約束通りに姿を見せなくなったスンだが、
会わない間に彼は入院していた。
見舞いにやってきたジンチュウに対し、白血病だという噂を
否定するスンだが……
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『初恋の来た道』のチャン・イーモウ監督だということで
期待大だったのだが……
個人的に、相手役の男の子が消したい過去を思い出させるので、
彼には全然ときめかなかったわ
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途中で何回も〈中略〉みたいに字幕で
「この間の出来事」という感じのあらすじ説明があり、
「いやいや、そこは会話なんかでさりげなく説明してくださいよ!」
と思ったし、さりげなく織り込まれている社会問題も、
あとから他の人が解説しているのを読んで理解できただけで、
物語の大筋は懐かしのセカチューと変わらないような気がした。
しかし、ベッタベタな展開なのに、泣かされてしまった……
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『初恋の来た道』もそうなんだけど、
ストーリー自体には泣けないんだよね。
積み重ねられてきた前半の「恋」の描写が効いてて、
(『初恋の来た道』の良さのほとんどは、ここだと思う)
それが二度と戻らないというところに泣けちゃうの。
個人的にいちばん泣けたのは、中盤の、
川を挟んで向かい合っていたところ。
日本ではよく、川が生と死を隔てるもののメタファーとして
描かれるのだけど、中国でもそうなのかしら??
この後、「だから嘘だって言ったじゃない」と
コメディタッチに転換するかと思わせるようなところもあったんだけど、
そうはいかなかったな……。
ヒロインの女の子、最初は、超絶可愛かったチャン・ツィイーと比べると
見劣りするなあ……と思ってたんだけど、透明感があって、
笑顔がとてもキュート
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スンは途中は完全にストーカーだった。
高校の中をのぞきすぎ。通報されてもおかしくないレベル。