金木犀、薔薇、白木蓮

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NHK大河「平清盛」レビュー29

2012-07-22 21:20:11 | NHK大河「平清盛」レビュー
【第29話の重盛】

ラブコメ回でも決して笑わない、鋼鉄のシリアス顔。

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家貞&美福門院の死をあっさり風味でおりまぜつつも、
久々のラブコメ回であった。

前半であれだけメインキャラとして昼ドラを展開してたのに、
最近ではすっかり影が薄くなっちゃってた得子さま。
時々腹黒さを露呈していたけど、途中から「平清盛」は
「昼ドラ」じゃなく「大河ドラマ」になったので
いまいち輝けないままだったなあ……。
家貞はきっちり老いて死んだのに、
得子さまは若く美しいままだったね!

さて、今回のメイントピックスは
「後白河と滋子のデキちゃった婚」。
物おじせずにものを言う滋子に恋してしまったらしい後白河。
清盛の義妹だと知って「政の道具にされるだけだ」と
滋子を遠ざけようとするあたり、なんかマトモな人みたい!
結局、滋子は身ごもっちゃって、
後白河とつかず離れずの距離を保とうとしていた清盛は
「俺は知らん!!」
と結婚に反対するパパのごとくおかんむり。
さらに上西門院からも天パが理由で苦労するであろうと心配され、
時子&時忠&経子が三人がかりで縮毛矯正するも失敗。
「生まれた子も天パだもん! もう結婚やめる!」
とか滋子が言いだして、それを知った後白河が
食事ものどを通らないという恋煩いぶり。
結局清盛がうまいことフォローしてめでたしめでたし。

ここのところ、シリアスで重い話が続いていたので、
たまには息抜きでこんな回もいいよね!と思うのだが、
なんだろう、ピュアな少女マンガを読んでしまったときのような
居心地の悪さは……


【その他いろいろ】

・すっかり「存在感がない」キャラが定着してしまった経盛。
 盛国にまでナメられてるぞ!

・上西門院につかえる滋子のもとへやってきた時忠が、
 まんま「妹の勤め先に金をたかりに来るチンピラ兄」。

・第16回のレビューで「まさかの兎丸の恋話!?」と書いていたのだが、
 現実になってしまった。相手、あのときの女の子だよね。
コメント (2)
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