金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ「真田丸」#39

2017-10-27 20:20:12 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#39

馨ママ、ナレ死。
借金に困窮する信繁たちは、
信之の送ってきた蕎麦を使ってそばがきを作って売り、
生活を立て直そうとする。

きりと信繁の関係を気にする春は、
またもや障子に穴をあけまくってて怖い。
10年以上同じメンバーで生活してれば
関係も膠着するよね。
そこへ突然、エキゾチックな商人となった
秀次の娘・たかが登場。
共通の敵が現れたせいか、春ときりは和解し、
たかの持ち込んだ異国の紐にヒントを得て、
信繁は百姓たちを使い、「真田紐」を売り込もうとする。

なぜか直接子育てをすることを避けている様子の信繁は、
自信を持てない息子・大助とちょっとだけ打ち解ける
……とホームドラマっぽい回であった。

佐助が信之の悪口を言いまくっているのだが、
「信繁ってそんなに面白い男か?」
という疑問がわたしにはずっとつきまとっているので、
その気持ちがよくわからんな……。

ラスト、宇喜多家の元・家臣が信繁を迎えに来て
不穏な展開がほのめかされたところで終了。

個人的には、小野於通が出てきたのがうれしい。


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97:川口明子 『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』

2017-10-27 19:47:04 | 17 本の感想
川口明子『大塚女子アパートメント物語 オールドミスの館にようこそ』(教育史料出版会)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

1930年、独身の職業婦人のために、日本で初めて建てられた
「同潤会大塚女子アパートメントハウス」。
ここは、元祖キャリアウーマンの城であり、
「オールドミス」と揶揄されながら
「個」の人生を生きた女性たちを守るシェルターでもあった。
さまざまな女性がやってきて、さまざまな人生が交錯し、
働く女性に新しいライフスタイルをもたらした
大塚女子アパートメント、その73年の物語。

*************************************

仕事の関係で読んだ本。

「職業婦人」が働いている女性全体を指すのではなく、
女医や教師、芸術家などの「精神労働者」に限って
使われた言葉だというのは初めて知った。

駅近で、レストラン(食堂)とサンルームが
ついているなんて、夢のようなアパートだ。
外部の人もレストランには入れるけど、
居住スペースには入れない造りになっていて
防犯面もしっかり。

著者の個人的な反発のように受け取れる記述が
邪魔くさく感じられる部分もあったけれど、
初めて知ったことが多く、
谷崎潤一郎など意外な有名人が関係者として登場するのも
おもしろかった。

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大河ドラマ「真田丸」#38-2

2017-10-27 19:38:41 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#38-2

感想を見てすぐに書いていないうえ、続けて数話見ていたため、
第37-39話あたりは、どのエピソードが
どの回に収録されていたのかあやふや……。
第39話のつもりで書いてたこの感想は
どうやら第38話っぽい。

信繁の妻である春に向かって、
「大丈夫よ~。あなたもお梅ちゃんも
 私みたいに垢抜けてないでしょ?
 源次郎さまはそういうタイプが好きだから!」
みたいなことを平気で言うきりの、ずうずうしさに笑った。
ぶれないね……。
そして、
「あの人(きり)はどうでもいいんです。
 私、負ける気がしないから!」
と言って、障子に穴をあけまくる春の異常行動と
娘に前妻の名前をつけようとするヤンデレぶりにも参った。
まあ、ここは動きのない蟄居期間の小イベントという感じ。
佐助はきりのことがすきなの??

信之が正信経由で何度嘆願書を送っても、
決して昌幸を赦免しない家康。
立派に成長した秀頼の姿を見せれば
家康も豊臣に重きを置くと考えた加藤清正は
秀頼と家康の対面の場を設けるが、
結果は逆効果で、立派になった秀頼に危機感を抱いた家康は、
豊臣をつぶすことを決意する。
なぜ清正が秀頼の側近になってるの?? と思ったら、
三成から頼まれていたとのこと。
清正はあっさりと暗殺でナレ死した……。

昌幸パパ、書き記した合戦の奥義書と
考え続けていたという打倒家康の策を信繁に託し、
ついに死す。
この無念を信繁が晴らすという展開になるのだろうけども、
物語序盤の生き生きとしたパパの印象が強いだけに
やるせないね。
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大河ドラマ「真田丸」#41

2017-10-27 08:46:33 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#41

家康が信繁の名前を忘れているのは、
関ケ原から14年も経っているせいもあるけど、
家康自身が老いているということも
表しているんだろうな。
本人に力がなくても「安房守の息子」というだけで
豊臣方に力を与えてしまうと、
家康は幸村の大阪方への合流を警戒する。

信之は手のしびれに悩まされ、体調も思わしくない様子。
一か月ちがいで生まれた男の子ふたりのうち、
どちらを嫡男にしようかと迷っている。
稲の息子・信政は剣術に優れ、
おこうの息子・信吉は剣術が苦手で書が好き。
意外なことに正妻たる稲は、兄に無礼な態度をとるわが子を叱り、
嫡男には信吉を推す。
おこうも信吉にけがをさせた信政の方を気遣い、
妻二人は互いに支え合っている様子。
結果として信吉を嫡男に定めるのだけれども、
「信吉が後を継げば信政はそれを支えられるが、
 逆はできない」
という理由がね……
本人が知ったらますます自信をなくすんじゃないだろうか……。

見張り役の増えた浅野家の目を欺くため、
幸村は村人たちとの宴を催し、そのにぎわいにまぎれて
家族で村を脱出する。
途中でばれるきっかけになったのに、なぜ酒ではなく
米のとぎ汁をまぜていたのか謎……。
そして佐助が応戦した伊賀者の、まったく強くなさそうな感じは
いったいなんだろう……。
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96:ドミニック・ローホー 『シンプルだから、贅沢』

2017-10-26 11:50:45 | 17 本の感想
ドミニック・ローホー『シンプルだから、贅沢』(講談社)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

1日+1日+1日…それが私たちの「人生」。
上質な日々が上質な人生になるのです。
リネン、ファッション、手帳から、住まいや旅、人間関係まで、
フランス人作家ドミニックのスタイルがヒントに。
今この一瞬、一瞬を充実して生きるために。

*************************************

本当にね、読んだ直後はいつも
「ちゃんとした生活をしよう」
って思うんだよ。直後だけね。

読み終わって一週間たった今では、
何が書いてあったのかも思い出せない体たらく。

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大河ドラマ「真田丸」#38

2017-10-26 09:04:10 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#38

戦後処理の回(その2)。

トピックとしては以下の通り。

・関ケ原で裏切った小早川秀秋はノイローゼ、
 二年後に謎の死
・大谷と三成の死に際レポート
・昌幸・信繁と馨の別離
・昌幸・信繁は高野山へ

関ケ原のあらすじみたいな説明があると思ったのだが、
再現ドラマすらなくてちょっと驚き。
まあ、真田家関わってないから、不満はないんだけどね。
大谷の「治部、楽しかったぞ」で
ちょっとうるっときちゃった。
本当にこの人だけが三成の友だったんだね……
いや、清正もたぶん三成に友情は感じてたと思うけど、
衝突は多かったし、家の命運をかけてまで
助けるような関係ではなかったんでしょう。

身内にカウントしていないあたり、
寧はやっぱり、秀頼を秀吉の子だとは思っていないんだな。
予告でちらっとでてきたけど、
落首の回で不自然にスルーされていた
「本当に秀吉の子なのか」問題は
次回から噴出してくるのかな?

結局、きりは高野山までついてきた模様。
個人的に、信繁にそこまで魅力を感じていないので
「なぜそこまで??」という疑問が先に立つ。
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大河ドラマ「真田丸」#37

2017-10-26 08:18:36 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#37

戦後処理の回(その1)。

上田を守ったのに、関ケ原で三成が惨敗したことにより、
昌幸・信繁は徳川に降伏しなければならないことに。
各地で大名や国衆たちが小競り合いを繰り返し、
しのぎを削っていた時代はもはや終わり、
大きな勢力のどちらにつくかで
勝敗が決まってしまう時代へ変わってしまったのだった。

以前だったら自らの力で窮地を脱することもできたのに、
状況を変える場に自分はもう参加できないのだと
息子に諭されるパパがつらい……。
同じように声もまともに出せないのに
夢と可能性を捨てきれない出浦さまもせつない。

家康のもとに父と弟の命乞いに向かった信幸は、
舅の後押しで助命は約束されるが、
領地は没収の上、昌幸と信繁は高野山に流罪に。
信之は、父との縁を切り、名前の「幸」の字を捨てることを
家康から命じられる。
まあ、確かに信幸は目の覚めるような活躍はしてないし、
助命嘆願も忠勝の力って感じだが、
「この役立たずが!!」
ってパパに罵られるのは、
さすがにかわいそうすぎやしませんかね?
信幸の策のおかげで真田家と領地は残ったんだから。
信幸は「信之」と名乗ることに。

戦に出る一切の機会を奪うという家康の対応は
確かに最も効果的な復讐ね。
パパとしては、どうせなら、自らの活躍できる時代の最後に
華々しく戦って死にたかっただろうし。
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大河ドラマ「真田丸」#36

2017-10-25 22:46:14 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#36

三成たちの挙兵を知った家康は、
上杉攻めを中断し、大阪へ取って返すことに。

上田攻めの先鋒を申し付けられた信幸は、
信繁からの提案で、一芝居打ち、
真田の戦力の消耗を避けることに成功する。

前回、家康から本多正信をつけられて
「やる気になってたのに、萎えた!」
とむくれていた秀忠だが、
あなた、正信いなかったらホントに何もできないじゃん……。
昌幸パパからの
「これを守ってくれるなら降伏してもいいよ」
というずうずうしい要求に、
怒ってよいのかどうかも判断がつかない。
正信も、秀忠を貶めることがない代わりに
ヨイショもしない。
昌幸vs正信の知略バトルは楽しかった。

秀忠は急遽、上田攻めをやめて関ヶ原の合戦のために
呼び戻されるが、合戦シーンがほとんどなく、

・合戦が終わったこと
・大谷討ち死に
・三成行方不明

の3点が佐助からもたらされたニュースという形だけで
終わったことにびっくりだよ。
次回、回想として合戦シーンが出て来るのだろうか。
個人的には、お金もかかるし、
合戦シーン自体にそれほど価値を見出せないので、
あらすじ説明だけでもいいんだけどね。
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大河ドラマ「真田丸」#35

2017-10-25 21:45:03 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#35

病状の悪化する大谷のもとへ
力を貸してほしいと頼みに来た三成が、
大谷の友情に涙してるのにキューン
このドラマの三成はアスペルガーの気があると思うのだが、
唯一の友人である大谷の意図はちゃんとくみ取ってるのよね。
そして、大谷に対しては素直。
息も絶え絶えといった様子で、大谷が
「わしがおぬしを勝たせてみせる」
と言ったの、結果がわかってても胸が震えますな。

三成たちの挙兵を知った昌幸パパは、
最初はどちらにもつかずして
武田の旧領を奪い返すことに執着するのだが、
信繁には「夢物語」だと一蹴され、
信幸にも「こういうこと(くじ引きで決める)はもうよしましょう」と
たしなめられる始末。
結果として、信幸の
「自分は徳川に、父と弟は豊臣について、どちらに転んでも真田家を守る」
という策が採用される。
お兄ちゃん、よかったね……。
やたらとヨイショされる信繁にコンプレックスを感じていた信幸、
同じ長子としては肩入れしてしまうのよ。

きりは相変わらずであった……。
春との「真田家の嫁ポジション」争いがずうずうしい……。
きりをキリシタンたちや細川玉にからませたのは、
時代背景の説明以外、特に意義がなかったような気がする。
夫から
「人質になるくらいなら屋敷に火をかけて自害せよ」
と言われていた玉は、その通り、家臣の手にかかって絶命。
これ、見てたときは何とも思わなかったんだけど、
次の第36回を見たときに、「夫」が、
あの腹立たしい顔つきの細川忠興だということを思い出し、
猛然と怒りがわいてきた。

ぬぼーっとした顔の秀忠、
星野源だということに今頃気づいた……。

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大河ドラマ「真田丸」#34

2017-10-24 12:30:51 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#34

緊迫した展開の後に、突然差しはさまれる
春の痛いエピソード。
信繁の後妻になる前、三成から筆を贈られただけで
「私たちは想い合っています! 別れてください!」
と三成の妻に迫っていたとのこと。
勘違いだと三成に諭されて
「嫌~! うわーん!!」
って泣き叫ぶ。
いくつの設定なのかわからないけど、
「思い込みが激しい」で済まないのでは……。
このキャラ設定、いつか活かされるのかしら。

前田利家のとりなしにより、三成は謹慎で済んだが、
加藤清正・福島正則らアンチ三成派は
利家の死によって留める者を失い、
三成襲撃を企てる。
信幸は、本当に堂々とふるまえるようになったね。

三成がいる限り騒動は収まらないということなのか、
三成は家康によって蟄居を命じられ、
清正を呼んで何事かを伝える。
その後、上杉に謀反の疑いが生じ、
直江の書状に挑発された家康は
大軍を率いて会津へ向かう。
家康のいなくなったすきに、
三成が再び姿を見せるのだった。

景勝がちゃんと言ったことを実践している……!
という驚きの展開であった。
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