ついこの間までの勤務場所、救命センターでは、糖尿病が悪化してこん睡状態の人や足が壊疽を起こした人とか、透析中の急変とか、はたまた喘息発作や慢性呼吸器疾患の悪化した患者さんもかなり多く搬入されました。すべてではないですが「普段から治療されている、かかりつけ医がもう少し綿密に診ていれば悪化しなかっただろうに」と思われる患者さんも結構いました。これら患者さんの重症管理をしている最中も、何か割り切れない思いで治療に当たっていた記憶があります。しかし今はその「かかりつけ医」になってしまいました。あたりまえですが患者さんは個人個人全部キャラクターが違います。治療に前向きな人ばかりならいいのですが、中にはこちらが頭を抱えてしまうような人もいます。なかなか難しいですね。「もう少しかかりつけ医が綿密に診ていれば・・・」なんてことは不遜でした。すみません。