クリントン大統領時代のヒラリー・クリントンが保険行政に携わっていた。そのころの彼女のコメントであるが「日本の医療の皆保険制度は米国も見習うべきである」といっていた。米国の医療はとにかく高い。保険料が払えない市民も多く、受けられる医療サービスにはかなりの格差がみられている。日本では国民会保険制度のおかげで、とりあえずは日本全国どこでも均一的な医療が受けられるのである。これは世界レベルからみると「ものすごいこと」なのである。TPP参加でおそらくはこの規制がすべて取っ払われることになり海外からあらゆる価格のあらゆる医療レベルのものが入り込んでくることになる。もしかしたら国内の医療は戦国時代に突入して、今以上に保険医療機関が潰れて医療の質が保てなくなるのかもしれない。まあそうなったら怖いが、そうなったらそうなったでなんとかしないと・・・。でもクリントンが「日本を見習うべき」といっていたが、結局は黒船のように米国方式のごり押しになる可能性もある。さてどうなることやら・・・。