年が明けたと思ったらもう桜が咲いて散り始めている。この3月は寒い日や夏日が混在してどうもへんな気候である。4月からは入学式のシーズンであるが今年は「桜の満開のトンネルをくぐって入学式」などという光景はなさそうである。入学式の思い出に桜が出てこないのは将来の思い出には残念であるが、まあ語り草になっていいのかもしれない。さて自分も大学時代には時に医局主催の花見にでかけたものである。なんのことはないただうす寒い中での「外飲み会」である。若い頃はそうでもなかったが、後年はこの寒さとイモ洗いの人ごみの中での飲酒で翌日は必ず喉をやられて風邪を引いた。だからほとんどこの夜の花見宴会には参加しなかった。もともとあまりイモ洗いの中でのドンチャン騒ぎは好きではなく、また桜の下での宴会もなんとなく自分の好みではないかったのである。