また4月26日の選挙の話である。相模原市での市議会選挙で当落発表後のことであるが、無効投票の扱い方をめぐって落選者からクレームがつき、当落ラインでの当選者と落選者が発表後に入れ替わるという珍事が起きた。いきさつは、あと一歩で当選を逃した候補者からのクレームで無効投票をもう一度調べなおし、落選者の名前と類推できるものを勘定に入れた結果0.6票くらいの差によって逆転当選となったというものである。しかし当初最下位当選し、その後落選とされた候補者は明らかに不服であろう。彼はその逆転の1票となった投票用紙のコピーをカメラに見せながら「この書き方でどう判断するかは有権者の判断次第ですね」と暗にその投票用紙は無効であるような含みを持たせたのである。