吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

認知症高齢者の徘徊 その2

2015年06月10日 06時02分25秒 | 日記
 詳細は不明であるが、警官はその男性をそのままとし引き上げたとのことであった。そして翌日その男性は死亡しているところを発見されたのである。その男性の身元はずっと分からない状態であったが、最近になってようやく判明した。実はこの男性、82歳の認知症を持つかたで横浜の介護施設から姿を消し行方不明になったのだ。すぐに捜索願が出されたとのことであるが、横浜から中野までどうやってたどり着いたのか、そしてどのように生活していたのか不明なままなのである。さてTVの番組ではお決まりのTVコメンテーターの「結果論的コメント」である。「なんであの時警察官はきちんと身元を照会しなかったのか?」「なんであの時、救急隊は病院に連れて行かなかったのか?」 あとからあら探しして非難することは誰にでもできる。「ゆうだけ番長」(夕焼け番長という漫画をもじったもの)は誰でもなれる。