朝日新聞DIGITAL(6月29日)
2大会ぶりの決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦。セネガルがコロンビアにリードを許している状況を受け、日本は0―1で負けているにもかかわらず、後半40分ごろから攻めることなくボールを回し続けた。セネガルが負ければ、フェアプレーポイントにより1次リーグ突破が決まるためだが、会場からは容赦ないブーイングが飛び、ネットでは賛否の声が分かれた。
選手たちは戦術をまっとうした。後半終了間際に投入され、ボール回しの中心を担ったMF長谷部は「他会場の情報も入れていた。見ている方にはもどかしいサッカーになったけど、これが勝負の世界」と言い切った。DF長友は「難しい状況で、サポーターの反応も難しい試合だったが、最終的な僕たちの目標は前に進むこと」という。
一方で、自力で突破が決められる勝ち点を狙わず、警告数の差のみで決勝トーナメント進出を狙う戦術に、ネット上の賛否は分かれた。
BBC電子版は元選手が「最後の10分の両チームの行動は恥ずかしかった。決してW杯では見たくないものだった。茶番になった」とコメント。別のコメンテーターも「突破を決める方法として、もっとよいやり方があったのではないか」と疑問を投げかけた。
6月30日版 朝日新聞DIGITALより抜粋
結果を他力に預けるリスクと、自力にこだわって自滅するリスク。てんびんにかけ、チームは前者を選択した。最も重要なのは決勝トーナメント(T)へ進む確率を上げること。MF柴崎は「何が大切か、割り切ってやった。そのために必要なプレーだった」。展開や他会場を考え、0―1で試合を締めることもまた、国際大会の戦術の一つだ。
日本に足りないのは「ずる賢さ」――。代表を指揮した外国人監督らから、たびたび指摘されてきた。
2大会ぶりの決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦。セネガルがコロンビアにリードを許している状況を受け、日本は0―1で負けているにもかかわらず、後半40分ごろから攻めることなくボールを回し続けた。セネガルが負ければ、フェアプレーポイントにより1次リーグ突破が決まるためだが、会場からは容赦ないブーイングが飛び、ネットでは賛否の声が分かれた。
選手たちは戦術をまっとうした。後半終了間際に投入され、ボール回しの中心を担ったMF長谷部は「他会場の情報も入れていた。見ている方にはもどかしいサッカーになったけど、これが勝負の世界」と言い切った。DF長友は「難しい状況で、サポーターの反応も難しい試合だったが、最終的な僕たちの目標は前に進むこと」という。
一方で、自力で突破が決められる勝ち点を狙わず、警告数の差のみで決勝トーナメント進出を狙う戦術に、ネット上の賛否は分かれた。
BBC電子版は元選手が「最後の10分の両チームの行動は恥ずかしかった。決してW杯では見たくないものだった。茶番になった」とコメント。別のコメンテーターも「突破を決める方法として、もっとよいやり方があったのではないか」と疑問を投げかけた。
6月30日版 朝日新聞DIGITALより抜粋
結果を他力に預けるリスクと、自力にこだわって自滅するリスク。てんびんにかけ、チームは前者を選択した。最も重要なのは決勝トーナメント(T)へ進む確率を上げること。MF柴崎は「何が大切か、割り切ってやった。そのために必要なプレーだった」。展開や他会場を考え、0―1で試合を締めることもまた、国際大会の戦術の一つだ。
日本に足りないのは「ずる賢さ」――。代表を指揮した外国人監督らから、たびたび指摘されてきた。