きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ORO辞めちゃうの?

2005-04-17 | その前の会社

会社で1人で事務処理していると、OROがやってきた。
「あ~あ、俺の机の周りも片付けないとな。」

OROが辞表を出していた事は、営業AさんやnanuさんやBRさんからチラッと聞いていた。でも、社長から正式に退社手続の話は聞いてないし、どういうリアクションを取っていいものか・・・。

「そうですね、そこら辺いつも汚いですからね。」
実際に、OROと隣のnanuさんの席の周りは、汚い事で有名だった。無造作に置かれた45リットル用のゴミ袋には溢れんばかりに空のペットボトルが空のお菓子の袋や漫画本が入っていて、机の引出しを開けるとベトベトした1円玉があたかも入っているような感じ。秋になると、ここらでコオロギの声が聞こえると言う噂もあった。

「そうじゃなくて。聞いてるでしょ?来月俺が辞めるってコト。」
「あぁ・・・でも、社長からは何も言われてないよ。」
「そうだな~一度ちゃんと話さないと。」
「社長はまだ居てほしいのかもよ。」
「でもよ~オヤジの会社も今あれこれバタバタしてて大変なんだよ。仕事しても出してない請求があったり、仕事でいっぱいで金の事まで頭が回らないんだよね。」
「そうなんだ・・・OROが居なくなると~これからちょっとした用事頼む人が居なくなっちゃうな。」
「秀がいるだろ。」
「(彼は)いつも真面目に仕事してて忙しそうだから頼めない。」
「は?!どう言う意味?それ。」

「俺は何でだか淋しくないんだよね。オヤジの仕事で、また現場でみんなと仕事できると思うとさ・・・」
とOROが天井を見上げてつぶやいた時、上司BRさんが入ってきて、その話は終わった。

やっぱり辞めちゃうのか。
何だか淋しくなるな。