最近のニュースを見てると、理不尽?不可解?な話が多すぎてため息がでてしまう。
そんな訳でニュースよりも寝る前は図書館で借りた本を読む。ただしほとんど毎回同じような本になってしまう。
1.主婦系
料理やインテリア等、目を通しはするが、メモ一つ取らずに返却するため、ほとんど頭に入っていない。その場の自己満足に浸るだけ
2.癒し系
例えばお風呂の入り方、南の島の写真集、雑貨の類、いい事しか書いてないような占い・・要は見てひたすら癒されそうな本である。
3.ストレスを克服しよう系
自分自身ストレスがあるとは思っていないのだが、この類の本を読んでさらに楽観的な気分に浸りたいらしい。
4.女流作家エッセー系
普段殿方に取り囲まれて、いつも遠慮がちに小さくなっているので、女流作家が世間や社会をバシッと斬る本を読んでスッキリしたいらしい。
5.お金系
お金や保険や株の勉強をしようと思って借りるものの、たいてい開きもしないで、そのまま図書館に返却してしまう。借りる作業のみで自己満足している本。
こう考えると、私の夜の読書はただただ、現実生活から癒されたり慰めたりしてもらう事だけを求めているようだ。中味はない。ついでに3ページも読まないうちに寝てしまう。
そう言えば、ついにとうとうあの念願のバカの壁を借りる事ができた。待つ事約10ヶ月!
バカの壁には図書館作成の『この本は大勢の人が待っています。速やかに読んで返却しましょう』のしおりが挟まっていて、早く読まねばと思ったら、かえって読む気が失せてしまったりもしたのだが、やっと手にしたバカの壁だったので、とにかくこれは読まなくては!と思い、スタコラスタコラと読んだ。
あまりに勢いつけて読んだせいか、読み終わっても『ほわんほわん・・』と言う気分だけが残った。この本が去年日本中で読まれたあのバカの壁だったのか。何だかピシッとすっきりしない。
どうやら、私にもたくさんバカの壁が立ちはだかっているようだが、だからどうすればいいのだろう?取り除くエクセサイズは要るのか?いや、こんな安直にバカの壁を取り除こうと考える事が、既にバカの壁に汚染されたマニュアル人間化してしまっていると言う事なのだろうか。
バカの壁ねぇ・・・。
もっとどうにか意思の疎通をすれば、あちこち何かいい事生まれてくるように思うが、何とももどかしいと言うか~ニュースなんて見てると、「このバカの壁はどうにかならないのか」と思ってしまうのだが・・・。