きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

面談にて。

2005-04-22 | 息子keke
早くも塾の面談だ。
kekeさんは時間に合わせて部活を早退してきたが、一緒に行くのがイヤで怒り、20mくらい後ろを離れて歩く。
その途中でOM君のお母さんに会う。「あら~こんばんは。」と言って、ちょっと離れてkekeが歩いてくるのを見て「あら、お買い物?^^」と笑っている。

そして、先生との面談。
「それでは、これがkeke君の志望校と合格判定です。」と先生からテスト結果の紙をいただく。
(え!もう本人は志望校を決めてたの?!(☆o☆))とびっくら仰天。

よくよく志望校を見ると、第1志望は近くのA高校。私もかねがね「行けたらいいなぁ~」とは思っていたその高校は、今の成績では全く圏外のようだ。

「keke君の第1志望のA高校。この差をくつがえすのは容易ではありません。特に野球部は毎日練習があるので、今は学校と塾の課題をこなすので精一杯だろうと思います。引退後にどこまで1,2年の穴が埋まるかが勝負です。」
「ハイ」
いきなり成績の話から始まってしまった。。。現実は非常に厳しい状況である事を認識してしまった次第である。あぁ、小さな傷を放置していて、そこからバイキンが入って治るのに2ヶ月近く要した父の足を思い出す。父の足は治ったが、こちらは親としてあまりに放置し過ぎたのかもしれない。今まで学校の定期テストで赤信号がピコピコ鳴っていたのは薄々判っていた所の、ここで偏差値を見て初めて事の重大さを認識したと言うか~・・・

「あのぉ~ちょっとこちらの高校は望みが高すぎたと言いますか~私自身、高校はレベルが高過ぎて入ってから苦労したクチだったので、そこそこ本人に合った所が希望と言いますか・・第1志望は考え直した方が良いのでしょうか。」
今から思うとkekeさんに失礼な質問かもしれない。しかしたぶんkekeさんも隣で同じ現実を認識したと思い、ついこんな言葉が出てしまう。

「いいえ、お母さん!志望校を下げる事はいつでもできます。反対に志望校を下げてしまうと、これでいいやと思ってしまうものです。これから頑張って内申点を上げてA高校をめざしましょう!まだkeke君は塾に入ったばかりなのですから。」
「ハイ・・。」

ここでやる気のある親子なら「よっしゃ、行くぞ~」となるのかもしれないが、うちはご存知の通り親子でマイナス思考であるからにして、「この目標が逆にプレッシャーになり、いじけはしないか」と心配でもある。

帰り道、何の言葉もかわさないまま、kekeさんと少し離れて歩いた。「よし、これから頑張ろう」もわざとらしかったし、「無理しなくていいよ、どっか他に入れさえすればいいんだから」は先生の気持に背いているような気がした。
そもそも、ここでどんな言葉を掛けても、kekeさんはただただ腹立たしく思うだろう。

この日、これ以上進学の話をする事はなかった。