昨日は保険屋さんが社長に挨拶にきていたのだが、彼女が帰ってから社長が「sake君、ロールケーキらしい。持って帰れば。」と言ってケーキをくれた。
私は「sake君に」あげる、と言われたのが嬉しくて、「ありがとうございます~♪」と明るい返事をした。
でも、正直甘いものはそんなに食べられないし、kekeも「食べない」と言うので、妹の所に持っていくことにした。
姪っ子達はケーキが好きだったので、妹は喜んでくれた。
例のごとく私はkekeの愚痴をたらふく妹に言った。
「でもね、」と妹は言い、「この前お正月でkekeに会ったでしょ?思ってたより全然普通だと思ってたの。」と言う。
「普通?」
「うん、私、お正月しかkekeに会わないでしょ。1年間お姉ちゃんの話だけをずっと聞いてて、kekeは変になっちゃったのかと思ってたのね、でも会ったら全然普通だと思うのよ。子供達とも遊んでくれて、パパが何か話せばちゃんと答えて・・・昔はちょっとそっけなかったけど、だんだん丸くなって成長してるんだなぁって思ったの。」
「まぁね・・ほんとに引きこもる子は人にも会わないって言うからなァ・・(ーー;)」
「社交性は普通にあると思うのね、ただ最初の一歩が出ないだけなんだと思う。人付き合いは普通にできるんだから。」
「そうか、最初の一歩なんだよね。。でもそれがいつになるのか全く見当がつかないんだよ。」と私は言い、「他の同級生はみんな4年生でこれから就職活動をするって言うのに。。kekeは・・・」と言うと、妹は、「お姉ちゃん、その子達はその子達でそうかもしれないけれど、kekeはkekeでその子達には無い良い所があるのよ。(^_^)」と言う。
「え?◎◎」
「それに今はゴールじゃないでしょ。その子達はこの後に何かあるかもしれないし、kekeはこの後どうなるか分からないよね、今はその途中だよ。(^_^)」
と、妹は言う。
それから「この前じゃがいもの和風マヨネーズでケンカをして自分で材料を買って作ってもらってるんだ」、と言う話をすると、「それはお姉ちゃんの分も?」と言うので、「いや、自分の分だけだよ。」と言うと、「たまにはお姉ちゃんの分も作ってもらえば?そしたら、褒めてあげるきっかけになるでしょ?(^_^)」と言う。
私はちょっとうれしくなって、足取り軽く家に戻った。
そうか、kekeにはkekeで他には無い良い所があるかもしれない、なんせkekeを生まれた時から見てきて妹がそう言うんだから。。。。
「それじゃ、kekeのいい所って例えば何かしら?」
と、私は訊こうとしたけれど、やっぱり止めた。
母親が人に訊かなきゃ分からないなんて、あまりに情けなさ過ぎると思ったのだ。
今まで私は「kekeの悪い所を直さなきゃ」と思って無理にきたけれど、そうじゃなくて、他には無いkekeのいい所をみつけてそこを伸ばせば良いのではないのか?と考えた。
そして、それがよく引きこもりマニュアルに書いてある「些細な事でも褒めましょう」なのではないか、と気がついたのである。
その晩、kekeのいい所を考えることにした。
なんせkekeは私に性格が似ている。
・極めて無駄遣いをしない。
・エアコンも真夏真冬もほとんど入れない。
・相手を自分の意見で振り回さない。
・友達が居なくても過せる。
それから、極めてクソ真面目である。
クソ真面目なのは、果たして欠点なのか長所なのか悩んでしまうのだが、やっぱり真面目な事は良い事だと思う。
直せって言われてもこれは絶対直せないことなので、長所だとこれからは思うことにしよう。
私やkekeは「極めて無駄遣いをしない」タイプなので、無理に稼ぐ必要はないのではないか、と考えた。
ささやかでも、暮らせる最低限のお金があれば、お金がある人と同じように楽しめるに違いない。
それは何よりもいいことじゃないか。
私は「sake君に」あげる、と言われたのが嬉しくて、「ありがとうございます~♪」と明るい返事をした。
でも、正直甘いものはそんなに食べられないし、kekeも「食べない」と言うので、妹の所に持っていくことにした。
姪っ子達はケーキが好きだったので、妹は喜んでくれた。
例のごとく私はkekeの愚痴をたらふく妹に言った。
「でもね、」と妹は言い、「この前お正月でkekeに会ったでしょ?思ってたより全然普通だと思ってたの。」と言う。
「普通?」
「うん、私、お正月しかkekeに会わないでしょ。1年間お姉ちゃんの話だけをずっと聞いてて、kekeは変になっちゃったのかと思ってたのね、でも会ったら全然普通だと思うのよ。子供達とも遊んでくれて、パパが何か話せばちゃんと答えて・・・昔はちょっとそっけなかったけど、だんだん丸くなって成長してるんだなぁって思ったの。」
「まぁね・・ほんとに引きこもる子は人にも会わないって言うからなァ・・(ーー;)」
「社交性は普通にあると思うのね、ただ最初の一歩が出ないだけなんだと思う。人付き合いは普通にできるんだから。」
「そうか、最初の一歩なんだよね。。でもそれがいつになるのか全く見当がつかないんだよ。」と私は言い、「他の同級生はみんな4年生でこれから就職活動をするって言うのに。。kekeは・・・」と言うと、妹は、「お姉ちゃん、その子達はその子達でそうかもしれないけれど、kekeはkekeでその子達には無い良い所があるのよ。(^_^)」と言う。
「え?◎◎」
「それに今はゴールじゃないでしょ。その子達はこの後に何かあるかもしれないし、kekeはこの後どうなるか分からないよね、今はその途中だよ。(^_^)」
と、妹は言う。
それから「この前じゃがいもの和風マヨネーズでケンカをして自分で材料を買って作ってもらってるんだ」、と言う話をすると、「それはお姉ちゃんの分も?」と言うので、「いや、自分の分だけだよ。」と言うと、「たまにはお姉ちゃんの分も作ってもらえば?そしたら、褒めてあげるきっかけになるでしょ?(^_^)」と言う。
私はちょっとうれしくなって、足取り軽く家に戻った。
そうか、kekeにはkekeで他には無い良い所があるかもしれない、なんせkekeを生まれた時から見てきて妹がそう言うんだから。。。。
「それじゃ、kekeのいい所って例えば何かしら?」
と、私は訊こうとしたけれど、やっぱり止めた。
母親が人に訊かなきゃ分からないなんて、あまりに情けなさ過ぎると思ったのだ。
今まで私は「kekeの悪い所を直さなきゃ」と思って無理にきたけれど、そうじゃなくて、他には無いkekeのいい所をみつけてそこを伸ばせば良いのではないのか?と考えた。
そして、それがよく引きこもりマニュアルに書いてある「些細な事でも褒めましょう」なのではないか、と気がついたのである。
その晩、kekeのいい所を考えることにした。
なんせkekeは私に性格が似ている。
・極めて無駄遣いをしない。
・エアコンも真夏真冬もほとんど入れない。
・相手を自分の意見で振り回さない。
・友達が居なくても過せる。
それから、極めてクソ真面目である。
クソ真面目なのは、果たして欠点なのか長所なのか悩んでしまうのだが、やっぱり真面目な事は良い事だと思う。
直せって言われてもこれは絶対直せないことなので、長所だとこれからは思うことにしよう。
私やkekeは「極めて無駄遣いをしない」タイプなので、無理に稼ぐ必要はないのではないか、と考えた。
ささやかでも、暮らせる最低限のお金があれば、お金がある人と同じように楽しめるに違いない。
それは何よりもいいことじゃないか。