きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ささやかな抵抗

2012-02-08 | 今の会社
ZENさんが新しい作業着のズボンを頼んでくれと言う。

ちょっと面倒なことになっているのは、先日いつも頼んでいる店の店長が「私はここを辞めることにしましたので、新しい店長さんにこれからの事はご相談ください」と言うことを聞いていたのだ。

何が言いたいのかと言うと、「今までは掛け払い(品物を受け取ってから請求書を送って1ヶ月後ぐらいに振り込む)でしたが、これからはそれはできないと思いますが、まぁ新しい方とご相談くださいな。」と言う話を暗に私に伝えて来たのである。

現金払いになると、私的には本当に面倒くさくて、いちいち「誰それさんの作業着を買いたいのでよろしいですか?」と言う許可書類を上の人間に回さないとならず、そのたびに「俺のも」とか誰かが言ってまた許可を取っているうちに、社長が「ちょこちょこ買うんじゃなくて、買うんならみんなまとめて買えよ!」とか言い出して、ズボンのウエストサイズと股がみ何センチとか訊いて回っているとか、その光景を思い浮かべるだけでため息もので、なおかつ、私の制服はこの4年でストレス太りなのか、もう出っ込み引っ込みもパツンパツンと言う状態なのに上下合わせるとそれなりの額だからとてもじゃないけど「新しいのホシイ」とは言えない状態の中で、どうでもいい作業着のゴタゴタの受け皿が全て私と言う、何とまぁどういうことでしょうか。

ZENさんもそう言う段取り(根回し)を全部整えたうえで最後に私に注文してくれれば、私は対作業着屋さんだけの話になって、それが本来の自分の仕事だと思うんだけどさぁ。
しかもZENさんは、「ホラ、ペンキでベトベトでしょ。」と中のシャツも見せた。(だから、そう言うアピールは私にしてもしょうがないんだってば。上の人間に見せてよ。。)とも言えず、やるしかないのである。

まぁここまでは良い。(つまり本題の前座)

ここで愚痴りたいのは、作業着屋のおばちゃんである。
そこの店長は「やたらサッサと電話を切ってしまう人」と言うだけなのだが、そこの奥さんだかパートのおばさんは客商売だと思っているのだろうか、と疑いたくなる人なのである。

うちは年に数回同じ作業着を頼んでいるので店長さんだと「冬の方の作業着お願いします、サイズは・・・」と言うと、それで通じるのだが、そのおばちゃんが電話に出た時に同じようにお願いしたら、「そんな風に言われても私には分かりませんけど。(フフフと声を出して苦笑)」と来たもんだ。

とっかかりの窓口でそう言われてはなす術もなく、私が以前の請求書をひっくり返して探して、いちいち夏だの冬だの上だのズボンだのの作業着の型番を調べる次第である。
(そんな彼女なので電話一本で頼むのも怖くなり、毎回FAXで注文するようになった、それもFAX送った後にも再度連絡。)
普通そんな店あるのかね?と思いながら、「そんな事言われても分かりません(苦笑)」と逆襲されるのが怖くて、毎回ひっくり返してこっちが調べている。

しかも(それは全国共通かもしれないが)、震災以降、作業着が去年から値上がりしているのである。(中国の人件費の問題らしい)
さすがに社内の稟議(許可)を回すのに値段が分からなくては話にならないので、その店に作業着を幾らか尋ねようとしたら、電話に出たのが例のおばちゃんである。

「あのぉ、うちの会社の作業着ですが、今おいくらなのか調べてもらえませんか?えーと型番は・・・」と電話で告げると、今回、彼女は笑いだした。
(ゲラゲラ笑うのではなく、あくまで苦笑的な笑いである。)

一瞬耳を疑ったが、彼女はたしかに私に笑った。

私は今までだったらここでも何も言えなかったのだが、ついにこらえきれず「そこで笑われても・・・」と(こちらも苦笑風にだがハッキリと)言い返した。
(気持的には「そこ、客相手に笑う所ですか?」と言いたかったが、やんわりとその程度にとどめてやったのさ。)

すると、彼女はわが身の姿にやっと気づいたのかピタッと笑うのをやめて、店長に電話を代わった。

これが私のささやかな抵抗なのだ。