きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ヒミツのお中元

2012-07-23 | 今の会社
月曜日、会社につくと、お中元が配分されて各自の机の横に置かれていた。
私はおそるおそる自分の席を覗くと「あ!ジュースとビールだ!\(^o^)/」と喜びにあふれていた。

何故なら私の所には、今まではビールともう1箱は余り物みたいなものが置かれていたからであった。
「あの社長からジュース配られたのなんて初めてー(^o^)丿」と再び喜んだ。

もちろんうちの会社はお中元も能力序列なので、私は他の人より1箱少ないのだが、ジュースはあと2箱しかなかったので、そのうちの1つが私の元に来るなんて思ってもいなかった。kekeもさぞかし喜ぶだろう。

そして、私は納戸みたいな所のドアをグイと開ける。
ここは土曜日までに届いたお中元が山のように積まれていた場所で、そして納戸の片隅を覗くと、何気に社長に見つからずに1箱静かにうずくまっていたお中元があった。

何故1箱うずくまっているかと言うと、次のような事情である。

私は先週、うんと暑い日に「みんなも外でお仕事、さぞかし暑いだろうから何か冷蔵庫で冷やしてあげましょう」と珍しく優しい気持になって、お中元を吟味していたのである。
そして、「UCCの缶コーヒーを開けてしまいましょう。(^o^)丿」と思って、ビリビリビリ!と包装紙を引きちぎり、フタをパカとあけると、中から出てきたのは、何故かレトルトのスープの詰め合わせであった。
(UCCと書いてある包装紙をもう一度よく見てみると、それはMCCと言うスープ会社の包装紙だったのである。)

えぇ~~(+o+)どうしよう、もう包装紙はすっかりはがれて、ただの箱になっているスープの詰め合わせを見て、私は途方に暮れた。
しかし、次の瞬間にナイスなアイデアが浮かんだのは、「どーせまた私の所に配られるのは変なモンだから、それとこのスープを交換しちゃお。(^o^)丿」と言う悪魔のささやきだったのである。
この箱はノシ紙も包装紙も破かれて、ただのそこらの箱にすぎなかったので、社長が素通りしてそのままそこに置かれていたのであった。。。

しかし、お中元はもう配られて無いハズ。このまま置いておくと誰かに見つかってしまう・・私は次に更衣室に隠すが、そこでも「万が一誰かが更衣室に入ったらみつかってしまう」と思い、次は誰も居ない間に車の中に入れるが、「こんな暑い日にこんな中に置いておいたら中身がおかしくなるかも」と思い、今度は車の下に隠した。

そして、夕方になり、ちゃっちゃと車の中にしまいこんで、ついでにもらったビールとジュースも積んで、アバヨーと帰宅するのであるが、運転しながら良心の呵責を感じたのは、今回初めてジュースが配られていたことである。
それも私は「どうーせこれは私の口には入らないものだから」と、ガンガン箱を開けて冷蔵庫に入れてしまっていて、たった2箱しか残っていなかったのに、それは私とZENさんの所に置かれていたのである。

「きっとひとり親家庭の子供のために置いてくれたのかもしれない」あぁ、あの人にも珍しく鬼の目は涙なのかもなぁ~・・と思った瞬間、私はUターンしたのである。
そして会社に戻ったのである。

会社にはnanuさんがまだ仕事をしているはずで、「何だお前?」と言われたら、別に本当の事を言えばいいやと思い、会社の駐車場に着くと、既に誰の車も無く、nanuさんは仕事がたまっているはずなのに、一人になるとこうしてサッサと帰ってしまうのね、と言うオチも感じながら、私はスープの箱を元の納戸に置いた。
そして、会社を後にした。

私は変な所に几帳面なので(ただ物に執着があるだけかもしれない)、毎年、何日にどこからなんのお中元が届いたかを記録してある。
それを見ると、まだこの後2~3個はビールが届く予定なのである。

なので、それらが届いてから、スープも合わせてみんなで分けるのもどうだろうか。
最近だまされたと思っていい事を考えているついでに、だまされたと思って、スープもみんなで分け合おう。
そしたら、またどこかから何か拾いものがあるかもしれない。

私は味にこだわりがないから、キューピー3分クッキングシリーズの「ミネストローネ」でも充分なんだっけ。(^o^)
あれだったら、100何十円で2人前食べられるからね。^^v