きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

お金がないから

2012-07-29 | 私の倹約術
今日も暑い。。。

街中を歩いているとチラシを配る若者やおじさんがいる。
昔はゴミになるから面倒くさいと思っていたが、今はくれれば何でももらう。
ティッシュがついていれば恩の字だし、無くても紙ごみの日に捨てればいいや、と思う。
この暑い中、外に立っているだけでご苦労様です、と言う私の気持である。

ドラッグストアの前では私とタメぐらいのおばさんから渡された、小袋がついたチラシである。
「これはコエンザイムQのサプリです」と彼女は言う。

これを(小袋に入っている)3粒飲むと一日分のコエンザイムが取れるそうである。
フンフンとしばらく聞いて「それでは」と去ろうとすると、「私の話を熱心に聞いてくれたのでさらに3袋プレゼントします」と言われ、コエンザイムQ3日分のサプリをいただいた。

「うれしいな。(^o^)/」

私はいい気分になり、暑い中働き中の人の片っ端からティッシュやチラシをもらい続けていると、ある若者(♂)が忽然と私の前に現れた。

「お姉さんにちょっとお伺いしてもよろしいですか?」
若者がこんなオバサンに向って、タダで話をする訳が無い。
これは何かのワナであるとピン!ときたのであるが、この人もこの暑い中働き中のお人である。
さっきのコエンザイムのおばさんのように話を聞くだけでも喜んでもらえるかもしれない、と私は一寸立ち止まった。(しかし身体の方向は駅の方へ向っている。)

「そこの裏に○○と言うスポーツ店があるのをご存知ですか?」と言うので「知りません」と答えると、とにかくそれがあるらしく、「その店の2階でエステをしているのご存知ですか?」と言うので「知りません」と言う。

「お姉さんはエステに興味がありますか?」と言うので、「お金がないからしません。」と言い、駅に向って歩こうとすると、「アンケートに答えてほしい」と言うのである。

ものすごく怪しい予感の中、暑い中仕事をしている若者のアンケートだけなら・・と立ち止まると、「お姉さんはエステをしたことがありますか?」と言うので「ありません。」と答える。
すると若者は「それなのにお綺麗ですね」等とお世辞を交えつつ、「エステをしないのは何故ですか?」と言う。

sake「お金が無いからです。」
若者「またそんな冗談を。」
sake「冗談ではありません、ほんとです。」
若者「余り負担にならない料金だったらしてみたいですか?」
sake「うちは食べるのに精一杯ですから、そんな事はしたくありません。」

なんでアンケートなのにメモも筆記用具もないのだ?と思いつつ、「それでは」と立ち去ろうとすると、若者は「あぁ待ってください、最後の質問です。」と言うので、立ち止まると、

「フェイスケア、ダイエットサポート、脱毛、この3つのうちで、アナタがやりたいのはどれですか?」

と言うので、「お金がないからどれもやりませんけど、もしもやりたいとしたら脱毛ですかねぇ。夏に年中ワキ毛を剃るのが面倒くさいから。」と言って、ここで脱毛無料サービスが出てきたらどうやって断わろうか?!と身構えていると、若者はもう次のターゲットを探し始めたようである。

私は駅に向って、歩き始めた。