きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

暴走カード

2012-08-23 | 今の会社
秀クンが日に焼けて真っ黒になっている。
「もう帰っていい?」と半ば本気のジョークを言う。

暑い。
もう8月も終わりだと言うのに、残暑が厳しすぎる。


今日は何年か前にお世話になった社長さんとMTさんがうちの会社に来た。
某プロジェクトで一緒に仕事をすることになったのだ。

私は懐かしくて、うれしかった。
みんなで一緒に仕事ができることが単純にうれしかった。

でも素直に喜んでいいのかためらった。
なので控えめに喜んだ。

昔の社長は入ってくるなり「きれいにしてるねぇ」と笑った。
社長に挨拶をしたがったので、社長室に案内しようとしたら、社長に「こっちじゃねぇ」と言う形相でにらまれた。

そのあと私は用事があって、会社を出てしまったので、挨拶もままならなかった。

辞める時は強引に会社を辞めた。

今、振り返ると私の人生で「やってしまった」のは、最初の旦那の時の家出と、この時の転職かもしれない。
なんでこんなことをしたのだろう。

でも、こう言う事に限って、後悔はなかったりする。
あまりに大胆すぎて、後悔のしようがないのだろうか。
たぶん悩むようなスキ(タイムラグ)があったら、最初からしていない。

共犯者。

ここまで考えて、二番目の夫の事を思い出す。
あの男も、あの時暴走スイッチが入ったのだろうか。
私はそれを思い、ドロドロヘドロの最中に「これを止めさせる事は彼にとっては不幸なことだし、もはや止められるはずが無い」と想像した。
ヤツにとっては一生に一度のカケだったのだ。

私には少なくてもそう言う暴走が思い当たるだけで2度あるのだが、普通の人は暴走しないものなのだろうか。
と言うことは、「どうしてもこれだけはさせてくれ!!」と言う切り札を出すことはないの?
それとも、それを理性でおしとどめるの?
そう言う発想が最初から無いの?


夕方、また社長に「乗っけてってくれよ」と言われて、おそるおそる「あの細い道ですか?」と尋ねると、「そうじゃなくていい」様子。

電話を掛けるのでナック5のボリュームを下げると、切った途端に何かをあちこち探し出し、お尻の下とか、足もとまで探し、2度も3度も同じ所を探しているので「何も落ちた音はしませんでしたよ」とでも言おうとしたら、スマートフォンのカバーが無いそうである。
諦めきれずに、これでもかと同じ所を何度も探しているので、何個でも買える金持ちでも探し物を探す時の気持は一緒なのかぁと不思議に思う。

「後で探しておきますね」と言って多少諦めたものの、まだ探している所で目的地に到着して、それじゃとドアを開けた瞬間にカバーがみつかって、めでたしめでたし。