きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

幸せのうつわ

2012-08-04 | 息子keke
私は毎週末、図書館に行くのが習慣である。

まず本を返却し、予約していた本が準備されていればそこで借り、次に返却棚に行く。
ここには、図書館の常連さんが借りて返した本が並んでいる。つまりそれなりに選ばれた本があると私は踏んでいる。

1ヶ月前にこの返却棚で、二つの本を借りた。
一つは小林正観さんの本で、もう一つは上原愛加さんの本である。
表現方法は違うのだけど、根本的には同じようなことが書かれていた。

「あなたは頑張る必要はないのです。すべてのものに感謝して
 毎日のいいことをなるべくたくさん見つけましょう。
 (見ようとするとたくさん見えるのです。)
 そうすると、自然にいいことが舞い込んできますよ。」

1冊だけだったらそれで終わっていたかもしれない。
別の本を書いた別の人が同じ事を言っている。
「本当にその通りなのかもしれない」と私は思った。

そして私はこの1ヶ月それを忠実に実行する。
「感謝しましょう」と言うのは抽象的過ぎてちゃんとできているのかどうか分からないけれど、プリンセスダイアリー(上原愛加さんの本曰く)と言うノートに毎日いいことを書き始めていった。

その翌々週ぐらいに宇野千代さんの本を借りた。
宇野千代さんは前にも読んだことがあるから、初めてではなかったのだけど、やはりここでも同じ事が書かれていた。
宇野さんは4回の離婚歴を持ち会社が倒産した経験もありながら、そう言う時はスルリとその苦難の中に体をすべりこませるのがコツ、そして事が終わったら気持をサッと切り替えて、次の行動に移るのです、みたいな事を書かれている。
そして、やっぱり毎日いいことばかり考えること。

この幸せの気持は、自分の器が満たされてあふれてくると、周りの人に伝染するのだそうである。(これもお三方が共通して書いていること)

誰かと言うパートナーの存在が自分の器を満たしてくれるのも良いけど、自分ひとりの力でもそれはできるような気がしてきた。
しっかり根を張って、まっすぐに青空に伸びていくことが。


kekeに昨日「最近、この人の本にはまってるの」と小林正観さんの本を見せた。

「なんかねぇ、周りに感謝していると、自然にいいことが舞い込んでくるんだって。」

kekeはすぐさま、その本を取り、著者紹介の裏表紙を読んだ。
(怪しい宗教にでもかぶれたのかと不安になったのだろうか。。。あながち遠からずかもしれないが。)

「そう言えば、おばあちゃん(私の母)も、生きてる時そんなこと言ってたよ、年中。感謝していいことをすれば、自分に返ってくるとか、よく言ってたっけ。そう言えばいつもニコニコしてたよね。」
「うん。」
「ほら、この本にも書いてあるよ。いつも笑ってると病気も治るんだって。」

するとkekeは「笑いは医学的に証明されているらしい」と言い、うつ病には笑いとセロトニンがいいんだ、と言う。

「それは何に入ってるの?」
「カツオ、それからマグロ。」

そんな本筋と離れた展開になりつつ、私は母や父の事を思いだした。
人にいいことをすれば自分に返ってくると年中言い、いつもニコニコしてなさいとそんな事ばかり言っていた。

私は「へえへえ」となめた返事をして、1度もまともに考えたことがなかったが、あれは真実だったのだろうか。
そしておそらく聞かないだろう私にあんなに年中言っていたのは、今は分からないだろう、でもいつかこの日が来ると信じていたのではなかろうか。

そして、今度は私がそれを実践し、kekeに時々言う番なのだ。(^o^)

プリンセスダイアリーは相変わらず続いているが、最近は忙しくて「仕事メモ」になってしまった。
明日どこに図面を送るとか、誰に見積をお願いしてるかとか、そんなメモになっている。

でも今は毎日が楽しいので、それもプリンセスダイアリーなのだと思う。
時間が無くて文章がメモになってしまったのだ。
きっと、後でこれを見たら、今日を思いだして楽しくなるだろう。

誰から何かを頼まれるって言うのも、仕事があると言うことも、kekeが今日もバイトに出かけたことも、夕飯で飲むビールも今はとてもうれしくて、全てにありがたく思えているので、そんなメモでも充分にプリンセスダイアリーなのだった。

本当にこの先「いいこと」が舞い込んでくるのか、正直分からない。
そして、そこまでは期待していない。
なぜなら、今このままで充分に楽しいから。

そのうち私の器に幸せがいっぱい満ちてくるから、あふれるようになるだろう。
それが皆さんの所に届きますように!