昨日は家に帰ると休み明け。何も用意ができていない。
「皿洗いと買い物を分担しない?」と言うと、「それじゃ買い物。」とkekeは言う。
「何を買ってくればいいの?ご飯はないよ。」
「じゃお弁当でも牛丼でも、あとはちょっとツマミとかあるとうれしい」
と言うと出て行った。
しばらくして帰ってきたので、「ありがとう、何を買ってきたのかな」と言うと
ハイと出てきたのは、カレー弁当である。
「うれしいねぇ」と私はありがたく受け取ると、kekeは半額のマグロのサイコロ切り、それからアジのフライを机に置いた。
「kekeの分は?」
「おなかがすかないから、これとパックのご飯があればいい。」
それからとkekeは言い、「これをフライパンで焼いてみたいけど。」とマグロを指さす。
「どうぞどうぞ。」と言うと、しょうゆとみりんで漬け汁にマグロのブツ切りを入れ、フライパンを熱して焼いたようだが早々に「焦げた!」と言う声が聞こえてきた。
そして、皿によそりながら、「残りの半分は漬けのまま食べよう」と言う。
「kekeが魚のフライを買うなんて珍しいね」と言うと、アンタがつまみを買ってこいと言ったからそれっぽい選択をしただけ、と言う。
そして今日はkekeもビールを飲む。
(カクテル缶ではなく、あえてビールを選択した。)
「バイトではお友達はできたの?」
「べつに。」
「同じぐらいの年の子はいないの?」
「20代が多い。」
「友達はみんなどんな趣味なのかしら。」
「みんなよくパチンコしてる。」
パチンコ・・・・!
「パチンコしてたらバイト代もあっと言う間になくなるだろうに!」
「勝ってるんじゃないかな?」
「まさか!勝ち続けるわけないよ。じいちゃんばあちゃんだって、好きだったけど長い目で見れば損してたんだから。」
私はタバコスパスパ、パチンコレンチャンみたいなバイト先の友達達の想像をして、いっそう不安がよぎるのだった。
バイトも大変だのぉと連呼し、「叱られる事もあるのかね?」と言うと、kekeは「そう言うことが無いわけないでしょう」と言い、少しウルウルしているように見えるのだった。
でも、kekeは自分で見つけたバイトを今ガンバロウとしているのだ。
この先どうなるか分からないけど、今はそれを見守ろう。。。
(もしもうまく行かなくてまた辞めるとなっても、その時また考えればいいんだ。)
そして何もできない、今日は料理の一つも作れなかった私だけど、笑顔だったら、黙って見送ることだったらできる。
前はそれさえできなかったけれど、今はそれならできそうな気がする。
誰に対しても。
そしてビールで乾杯。
「食べてみれば」と言うkekeの焼いたマグロは中まで火が通らず、パサパサせず良いあんばい。
「皿洗いと買い物を分担しない?」と言うと、「それじゃ買い物。」とkekeは言う。
「何を買ってくればいいの?ご飯はないよ。」
「じゃお弁当でも牛丼でも、あとはちょっとツマミとかあるとうれしい」
と言うと出て行った。
しばらくして帰ってきたので、「ありがとう、何を買ってきたのかな」と言うと
ハイと出てきたのは、カレー弁当である。
「うれしいねぇ」と私はありがたく受け取ると、kekeは半額のマグロのサイコロ切り、それからアジのフライを机に置いた。
「kekeの分は?」
「おなかがすかないから、これとパックのご飯があればいい。」
それからとkekeは言い、「これをフライパンで焼いてみたいけど。」とマグロを指さす。
「どうぞどうぞ。」と言うと、しょうゆとみりんで漬け汁にマグロのブツ切りを入れ、フライパンを熱して焼いたようだが早々に「焦げた!」と言う声が聞こえてきた。
そして、皿によそりながら、「残りの半分は漬けのまま食べよう」と言う。
「kekeが魚のフライを買うなんて珍しいね」と言うと、アンタがつまみを買ってこいと言ったからそれっぽい選択をしただけ、と言う。
そして今日はkekeもビールを飲む。
(カクテル缶ではなく、あえてビールを選択した。)
「バイトではお友達はできたの?」
「べつに。」
「同じぐらいの年の子はいないの?」
「20代が多い。」
「友達はみんなどんな趣味なのかしら。」
「みんなよくパチンコしてる。」
パチンコ・・・・!

「パチンコしてたらバイト代もあっと言う間になくなるだろうに!」
「勝ってるんじゃないかな?」
「まさか!勝ち続けるわけないよ。じいちゃんばあちゃんだって、好きだったけど長い目で見れば損してたんだから。」
私はタバコスパスパ、パチンコレンチャンみたいなバイト先の友達達の想像をして、いっそう不安がよぎるのだった。
バイトも大変だのぉと連呼し、「叱られる事もあるのかね?」と言うと、kekeは「そう言うことが無いわけないでしょう」と言い、少しウルウルしているように見えるのだった。
でも、kekeは自分で見つけたバイトを今ガンバロウとしているのだ。
この先どうなるか分からないけど、今はそれを見守ろう。。。
(もしもうまく行かなくてまた辞めるとなっても、その時また考えればいいんだ。)
そして何もできない、今日は料理の一つも作れなかった私だけど、笑顔だったら、黙って見送ることだったらできる。
前はそれさえできなかったけれど、今はそれならできそうな気がする。
誰に対しても。
そしてビールで乾杯。
「食べてみれば」と言うkekeの焼いたマグロは中まで火が通らず、パサパサせず良いあんばい。