
もも買った。(^o^)丿
とうとう買ってしまった、桃。
たしか590円ぐらいだったと思う、税別で。
でも買っちゃった。(*^o^*)
桃を初めて食べたのは忘れもしないkekeがお腹にいた最初の夏である。
それまでは桃がキライだったのだ。
正確に言うと桃がキライだと思っていたのである。
当時の私は20代半ばになったと言うのに、相変わらずの好き嫌い大王で、野菜はじゃがいもとほうれん草しか食べられず(玉ねぎは姿が見えなければ食べられた)、果物はみかんとナシとバナナしか食べられなかったのだ。
肉と魚と炭水化物で生きていたのである。
ところが、妊婦になり、つわりになり、その当時気分が悪くなって、カレーと刺身しか食べられず、カレーばかり食べていたのだが、仕事の出張先で桃が出てきたのである。
まず、桃の食べ方すら分からなかった(両親は食べていたと思うのだが食べ方も知らなかった)私に、そこにいた女性は「私はこうやって食べるのよ」と言い、包丁で桃の皮をクルクルむいて、むき終えた桃を適当にそぎ切りにして、「つわりでもこれだったら食べられると思う」と言い、「ハイどうぞ」と出してくれたのである。
そして食べてみたらおいしかったこと!!
それからこの年は桃を買って何度か食べたように思う。それが私の最初で最後の桃の思い出。
たぶん、kekeが生まれてからは「あの時なんで食べたんだろう」みたいな感じで買ってまで食べた記憶はあまりない。そもそも2個で500円って高くないですか。。。それだったらウナギや刺身に軍配が上がるように思われた。
でも今年は500円出してもイチゴを買い、399円でもさくらんぼを買い、そうしているとやはり桃が目につくのである。たぶん20数年ぶりになるであろう桃。
買ってみた。
あの女性のやり方を思い出し、包丁で皮をむこうとするが、皮に食べられる身がつくのがもったいないほど熟しているので、手で皮を引っ張ってむいた。そしてそぎ切り。

やっぱりうまいっ!!(^o^)丿おいしい~
このみずみずしさ、甘さ、sake感激である。
この朝の慌しさより、昼休みに存分に味わって食べたいような気もしたけれど、むいて切ってすぐに食べた方がみずみじしいような気がして・・・正解だったかも。(*^o^*)
今日も一日またガンバレそう。。。
<すみませんがの長い余談>
私は本当に息子のことを言えないぐらい、若い頃は食べ物は好き嫌い大王だった。
おかげで幼稚園時代はひどい目にあい、給食を食べないことで昼休みも帰りもお残りだった。
ムリに食べさせられては吐くを繰り返していたので、園児達から汚いといつもいじめられた。
でも、気持悪くなるのだからしょうがない。
毎日吐くばかりだった。
でも結婚して子供を産み、家族のためにナスもシイタケもゴボウも調理するようになり、だんだん食べられるようになった。それどころか今年は肉より野菜中心の献立になりつつある。
それどころか、桃やさくらんぼを自分で金を出してまで食べているのだ。
誰よりも自分が驚いている。でも、本当に体が食べたいのだ。
いったいあの、「食べるまで帰しません」の教育は何だったのか。
吐くまで食べさせる必要があったのか。
お陰で(人のせいにする事ではないが)私は小学校に上がってもいじめられ性格がいじけてひん曲がった。
よっぽどそっちの方が重要だった。
若い頃まで野菜はほとんど食べなかったが、病気一つせず50になれた。
そして今は野菜ばかり食べるようになった。体が必要だと思えば自然に食べるのだ。
あんなバカな教育は今はもうなくなっていることを心から願う。
あの時の先生たちこそ、私の中ではA級戦犯である。