きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

免許証を取りに戻る

2012-02-21 | 息子keke
朝、車に乗ってメイクをしようとバッグを開けたら、財布が無い。

しまった。。。。><
昨日、買い物バッグに入れたままだった。。。

サイフは無くてもまだ良い、無ければならない免許証が入っている。。。うぅ。
歩いて家に戻っていたら遅刻しそうな加減。。
どうする、どうする。

私は携帯を取り出してプルプル・・鳴らした。
家にはkekeがいるのである。

しかし、出るのは留守電である。
kekeは家電に出る事はまずない。
何故なら、「電話に出るな」と教育したからである。

kekeが小学生頃だと思う。
留守番で子供しかいない家を狙った事件があり、私はこれに震えあがり、「これからはピンポンが鳴ってもチェーンを開けてはいけない、電話も(大人が居ないのが分かるので)出てはいけません。」と居留守するよう命じたのである。

あれから10年の月日が流れ、図体も大きくなり、幾らなんでももうそれを解禁しても良いのでは?と思うのだが、kekeは未だに当時の教えを頑なに守り、決して電話に出ないのである。(単に面倒臭いだけなのかもしれないが。)

しかも、こういう事態になると非常に都合が悪い。
こっちは連絡を必ず取ろうと電話を掛けているのに、出ないからである。
当然折り返し掛かる事も無い。

それでも家電とkekeの携帯をかわるがわる何度も掛けているうちに、しかたなく窓口が開いた。kekeである。
「何?(怒)」と言うので、免許証忘れた、サイフ忘れたから、門の所まで出てきてくれ、と頼みも充分に説明できないうちにガチャと電話はイヤそうに切れた。

車を回しても案の定人影は無い。
ここは駐車禁止であり、それでも時々物を取りに行くので置いてしまうのだが、その度に愛車モコが傷つけられてしまうと言う事が何度かあり、「もぉー」ともう一度携帯を掛けようとした時に、kekeが現れ、「あぁありがとう~この御恩は忘れないよ」とでも言おうとする前に、ガン!と愛車モコを殴り、「早く窓を開けろ!」とでも言わんがばかりの態度で、窓が下がるのを見ると、財布を放り投げて、サッサと戻って行った。

OMさんの話

2012-02-20 | 息子keke
暮れに会社で分けてもらったコーヒー。

OMさんは1日に3杯は飲むと聞いているので、毎回もらうと分けている。
(私はコーヒーは飲まないのである。)

ずっと前にもらったのに、なかなか連絡が取れなかった。
正月明けには風邪をひいていたし、それからも1ヶ月以上も放置していた。

kekeのことを話し辛かったのだ。
私らの間は子供の話がメインだし、聞きたくなくてもスルーするのもまたおかしな事であった。
OMさんは暖かく見守ってくれているけれど、それでもその話を言われても困ってしまうのである。

久しぶりに電話をすると、午後なのにOMさんは「今起きたところなのよ」と言う。この数日夜中眠れなくて、つい昼間寝てしまったのだと言う。
なので会うのは夕方にした。

OMさんによると、またOM君達は仲の良いグループで焼き肉を食べに行ったそうである。
「keke君も誘ったけど、受験勉強があるからって断ったそう」である。


また何をや云わんや・・と私は思い、その日の晩kekeにOM君のお母さん情報だと、みんなで焼き肉を食べに行ったそうだねぇ、と言うと、「ニートとは言えなくて今回は行かなかった」そうである。

次におそらく会うことになる日までには、状況を答えられるようにしなくては、とkekeは言う。




さぼてんのカツサンド

2012-02-19 | 息子keke
今日も車の練習(と言う名前の息抜きドライブ)に出る。

昨日はkekeと二人で食べたおいしいトンカツ屋のことを思い出した。
買いに行こうと思うが名前が分からなくて検索ができない。

「あのとんかつ屋は何て名前だったんだろう?」

すると、kekeは「さぼてんだよ」と言う。

「そうだ!さぼてんだ!」
私はよく覚えててすごいすごい!と言った。

店の名前もそうだけど、あんな何年も前のトンカツを食べたことをkekeも覚えていたのが意外だった。

そして今日はグルグル車で回った後にさぼてんに寄った。
昔、kekeと食べた串カツみたいなものはもう店頭にはないようである。
せっかく6年ぶりに来たので思い切って、カツサンドを買うことにした。
(正式名称は「開運勝つサンド」である。)

498円。。。
いつも見切り半額のモノに慣れ親しんでいる私には、ちとハードル高かったが、せっかくここまで来たので買う。

そしてkekeに「さぼてんでカツサンドを買った」と言うと、ホイホイやってきた。
パカッとフタをあけると、小さいカツサンドが3つ入っていた。
せめて4つは入っていると思っていたが3つだった。
kekeは一つ食べろと私に言うが、値段からして自分で食べるのがもったいなかったので、せっかく買ってきたんだから、kekeが食べろと言う。

それでもkekeが食べろと言うので、でも、もったいないから、自分はガソリン代を使っているから遠慮せず食べろと言った。

そして、kekeは一口食べると、何とも満足そうな顔をしていたので、参考までにどんなにおいしいのか味見をしたくなって、あとはみんな食べていいけど、その残った一口だけ参考までに食べさせてくれ、とお願いする。

たしかに498円だけあってうまい。。。。
カツがとても軟らかくて、まるでカツではないようである。
カラシの配分と言い、ソースの配分と言い、さすがにヨンキュッパは違うなぁと思う。

またそのうちドライブの帰りに買ってこよう。^^

シッタカブッタ

2012-02-19 | 息子keke
私は本棚から「ブッタとシッタカブッタ」と言う漫画を取り出した。

どんな漫画本かは一言で簡単に説明する事ができないので関心ある方は検索して調べていただくとして、ペラペラ読んでいくと「幸福と不幸について」書かれていた。
幸福は山で、不幸は谷だそうである。
不幸の谷を土を入れてみて、ならしていくと、今度は幸福の山も減ってしまって平らになるそうである。

私はこれを読んで、へーと思い、周りで何事もなく平和な人生を送っているように見える人は、もしかしたらこれなのかなぁなんて思っていた。
その2巻の副タイトルが「そのまんまでいいよ」と書いてあるので、それも買ってみようかなと思った。


それから二人で食事をしていると、kekeが「昨日は外に出て街まで行った」と言う話を珍しくしてきてくれた。
私は「それはすごい!」と褒めた。「何をしたの?」と尋ねたけれど、特に返事はしなかったのでそれ以上は訊かなかった。

その時にシッタカブッタの事を思い出して、この本いいよ、と言ってみると「もう読んだ」と言う。
「あらどうだった?」と言うと、「病んでいる人が読む本だと思う」と言う。
「良かったら続きも買おうと思うんだけど」と言うと、「もうほとんど全部読んだ」と言う。
どこで読んだのだろう?と思ったら、大学のカウンセラー室に置いてあったそうである。

kekeは私の知らない所でいろいろ模索しているらしい。
それは単純に本を読んだとか、誰かに言われたから、では解決しないのだと思う。
自分で考えて、足で歩いて、それで見たこと聞いた事でしか答えはみつからないのかもしれない。


これは私の昔からの持論なんだけど、「経験は生きた年数にほぼ比例する」のだと思っている。
私は割りと行動がゆっくりで、何もしてないような時間(布団の中でボンヤリしている等)がとても多いのだけど、「本当に何もしない」と言う時間と言うのは無いわけで、何か考えていたり、するのである。
人付き合いも悪いけど、その分本を読む時間が多いかもしれないし、料理の経験が増えてうまくなっているかもしれない。
つまり、生きている年数に経験は比例するので、長く生きている人間をバカにしてはいけないと思うのだ。
それがどんな経験でもだ。

なので、自分の息子が何もせず家でブラブラしていると言うと否定的に考えてしまうのだけど、その間さえやっぱり何かは積み重なっているのだと思う。
それは稼ぐ事にはつながらないかもしれない。
でも、やっぱり無駄ではないし、この先どこかで何かに繋がっていくのだと思っている。

一生懸命考えて何かをしようとしている、kekeを応援したい。

kekeのいい所

2012-02-18 | 息子keke
昨日は保険屋さんが社長に挨拶にきていたのだが、彼女が帰ってから社長が「sake君、ロールケーキらしい。持って帰れば。」と言ってケーキをくれた。

私は「sake君に」あげる、と言われたのが嬉しくて、「ありがとうございます~♪」と明るい返事をした。

でも、正直甘いものはそんなに食べられないし、kekeも「食べない」と言うので、妹の所に持っていくことにした。
姪っ子達はケーキが好きだったので、妹は喜んでくれた。
例のごとく私はkekeの愚痴をたらふく妹に言った。

「でもね、」と妹は言い、「この前お正月でkekeに会ったでしょ?思ってたより全然普通だと思ってたの。」と言う。

「普通?」
「うん、私、お正月しかkekeに会わないでしょ。1年間お姉ちゃんの話だけをずっと聞いてて、kekeは変になっちゃったのかと思ってたのね、でも会ったら全然普通だと思うのよ。子供達とも遊んでくれて、パパが何か話せばちゃんと答えて・・・昔はちょっとそっけなかったけど、だんだん丸くなって成長してるんだなぁって思ったの。」
「まぁね・・ほんとに引きこもる子は人にも会わないって言うからなァ・・(ーー;)」
「社交性は普通にあると思うのね、ただ最初の一歩が出ないだけなんだと思う。人付き合いは普通にできるんだから。」

「そうか、最初の一歩なんだよね。。でもそれがいつになるのか全く見当がつかないんだよ。」と私は言い、「他の同級生はみんな4年生でこれから就職活動をするって言うのに。。kekeは・・・」と言うと、妹は、「お姉ちゃん、その子達はその子達でそうかもしれないけれど、kekeはkekeでその子達には無い良い所があるのよ。(^_^)」と言う。

「え?◎◎」
「それに今はゴールじゃないでしょ。その子達はこの後に何かあるかもしれないし、kekeはこの後どうなるか分からないよね、今はその途中だよ。(^_^)」

と、妹は言う。
それから「この前じゃがいもの和風マヨネーズでケンカをして自分で材料を買って作ってもらってるんだ」、と言う話をすると、「それはお姉ちゃんの分も?」と言うので、「いや、自分の分だけだよ。」と言うと、「たまにはお姉ちゃんの分も作ってもらえば?そしたら、褒めてあげるきっかけになるでしょ?(^_^)」と言う。

私はちょっとうれしくなって、足取り軽く家に戻った。

そうか、kekeにはkekeで他には無い良い所があるかもしれない、なんせkekeを生まれた時から見てきて妹がそう言うんだから。。。。

「それじゃ、kekeのいい所って例えば何かしら?」
と、私は訊こうとしたけれど、やっぱり止めた。
母親が人に訊かなきゃ分からないなんて、あまりに情けなさ過ぎると思ったのだ。

今まで私は「kekeの悪い所を直さなきゃ」と思って無理にきたけれど、そうじゃなくて、他には無いkekeのいい所をみつけてそこを伸ばせば良いのではないのか?と考えた。

そして、それがよく引きこもりマニュアルに書いてある「些細な事でも褒めましょう」なのではないか、と気がついたのである。

その晩、kekeのいい所を考えることにした。

なんせkekeは私に性格が似ている。

・極めて無駄遣いをしない。
・エアコンも真夏真冬もほとんど入れない。
・相手を自分の意見で振り回さない。
・友達が居なくても過せる。

それから、極めてクソ真面目である。
クソ真面目なのは、果たして欠点なのか長所なのか悩んでしまうのだが、やっぱり真面目な事は良い事だと思う。
直せって言われてもこれは絶対直せないことなので、長所だとこれからは思うことにしよう。

私やkekeは「極めて無駄遣いをしない」タイプなので、無理に稼ぐ必要はないのではないか、と考えた。
ささやかでも、暮らせる最低限のお金があれば、お金がある人と同じように楽しめるに違いない。

それは何よりもいいことじゃないか。

これからどうしましょう

2012-02-17 | 息子keke
飲み会で「息子はどうした?」と言う話になって、言われたよ。

「これからどうするんだ?」
「バイトは?」
「ずっと家にいると働きに出なくなるぞ」
「大学行きながらバイトしなかったの?」
「無職かぁ。。」
「これからどうするの?」

 ・・・・・・

そんなの言われなくても分かってますって。

「誰にも迷惑掛けてないんだからいいじゃないですか。」

・・・・とも言えず。


ほんとにこれからどうしましょう。


久しぶりに電車に乗れば、帰りの高校生達。

もう高校生があきらかに自分の息子より若くなってきてる。
そんな時、世の中から取り残されているのが分かってしまう。

プラットホームの階段を上る大勢の人達。
1人1人がみんな何かを抱えているのだろうか。
それでも笑えているのだろうか。

私は幼いのか、おかしければ笑うし、悲しければ泣く。
だけども、この中の多くの人は悲しくても笑っているのだろうか。


nanuさんが「あれ、sakeさんが買ってきたバレンタインだったんだね。」と言って、「1個食べたよ」と言う。
Aさんも「おいしかったよ」と言っていた。

私は余ったお菓子はサッサと持って帰ってしまったので、二人が食べていないのを知っていたけど、気を遣ってくれたんだろうかなぁ。。。。

あぁ、やっぱりkekeよ。
これからお前はどうするの?

とりあえずその日暮らしでいい。
今日さえ生きてこれたらいいって思いながら生きてきた14年間。

もしかしたら、この先の14年も同じようにどうにかしてるのかしら。

お試しバレンタインデー

2012-02-16 | 今の会社
私は14年目にして、珍しくうちの会社の人たちにバレンタインデーを祝ってあげようと思ってみた。

今まで考えた事がなかったのは、それが慣例になってしまうと私は毎年1人で何か用意しなくてはならず、とても費用がかさむからである。そして、その割りに大した感謝もされないのもミエミエだからである。

でも数年前から「女性事務員としてこれで良いのだろうか」と言う気持になり、毎年心苦しくて、その日が日曜だったりするとホッとしたりしていた。
そして、今年もバレンタインが火曜だと知って、また心苦しくなってきたので、どうしようか?とさんざ悩んだ挙句、「一度だけ試しに祝ってあげたらどうだろう、やってみて甲斐がなかったら、もう二度としなければいいのだから。」と言うアイデアが生まれて、早速実行してみることにした。

でも、それでもジバラで買うのはイヤだったので、会社のお年賀を70個買った店に行った。
何故なら、その時のポイントが貯まってて値引きができるからだ。
私は30分ぐらい、トリュフチョコの組み合わせにするか、ミニワッフルの詰め合わせにするか悩んで、最終的に「見栄えがいい」と言う理由で、ワッフルの詰め合わせにした。96円足りなかったので、それは仕方なく財布から払った。


そして私は当日の朝、ワクワクしながらワッフルの箱をあけて、テーブルの片隅に置いた。

最初に来たのは社長で、「バレンタインデーでお菓子を用意したんです」と言うと、「おーありがとう」と言った。でも、社長は甘いのものは苦手だった。

次に現れたのは、OROでバレンタインのお菓子だと言うと、OROは喜んで「俺レーズンのは苦手だから」と選びに選んで、チョコレートの掛かってるワッフルを選んだ。

その次にお客さんが社長と打ち合わせに来た。
コーヒーを入れて出すと、「あ!ハート型のカップですね、そう言えば今日は・・・」と言うので、私は待ってました!とばかりにジャジャーン、「バレンタインのお菓子を用意してあります、どうぞ」と言った。

お客さんは、「いやいや、催促したわけじゃないんですよ」と言い、「あなたお名前は?」と言うんで「sakeです。」と答えた。
「sakeさんですか、社長、気がきく方じゃないですか。」とお客さんは喜んでくれて、どのぐらいこの業界にいるの?と言う話になって、「それじゃさぞかし、建築用語もよくご存知なんでしょう、素晴らしい事務員さんですね!」と言う。

私の実態は建築用語はおろか、まったく気の利かない、しかもバレンタインデーのお菓子はイヤイヤ今年初めてだったので、お世辞がくすぐったかったが、社長はそれ以上に面白かったのか恥かしかったのか何なのか、耳の先まで真赤になって、お客さんに「社長さん、顔がまっかですよ」と言われていた。(笑)


そんな事がありつつ、他の人の反応は

課長←とてもおいしいと言って、2個食べる。

秀クンとZENさん←普通の差し入れと同じように普通に食べる。

nanuさん←「いらね」と言われる。

Aさんにいたっては、「いったい、それどうしたの?」と言っていて、「sakeさんがジバラで買う」と言う想定がないようである。


1度やってみた結果、毎年金だしてまで別にやらなくてもいいか、と言う結論に至った。

おやすみ。

2012-02-15 | 息子keke
今日の朝、kekeが頼みもしないのに皿を洗ってくれてて、まだその時はダメなお母さんと言う認識がなかったので、「買って来てもらったものには【ありがとう】と言いなさい」と言う話をしていると、「なんで?」と言うので、「これから社会に出た時に困るからだよ」と言うと、「外に出た時はちゃんと言ってます」と言う。

「じゃ、どうして文句ばかり言うの?」と言うと「じゃがいもの和風マヨネーズは前に二度と作らないでほしいとちゃんと言っているのに、(約束を)守らないからだ」と言う。
「そんなのいちいち覚えてられないから、材料は自分で買ってきたらどうだろう?」と言うと「金が無い」と言うので、「お金は渡すよ」と言うと、「それじゃ行ってくる。」と言う。

そこで私はついでに米も買ってきてほしい、それから玉ねぎと豚肉と、kekeの夕飯で食べたいもの、その他、とメモを書いて、3,000円渡した。
kekeは「ポイントカードは?」と言うので、あそうだ、ありがとうと言ってそれも渡した。

それで何を買ってくるのか楽しみに家に帰ると、kekeはコタツで今日もグースカ寝ていた。

でも、今日は腹が立たなかった。
だって、kekeが言った約束を守らないのは今に始まったことじゃないって分かってるし、私はダメなお母さんだから、きっとこんな子供に育ったのだろうし、この子はこの先社会に出ることはなさそうだから、ずっとこのままで良いから。

でも、夜中に買いに行くのは大変かなぁと思って「かわりに買ってこようか」と言ったけど、「後で買いに行く~」と言ってまた寝たので、もう自分のグラタンだけ作って食べてサッサと寝ようと思う。

おやすみ。(^_^)

ダメなお母さん

2012-02-15 | 息子keke
どうしてこんなにkekeの事で悲しくなるんだろう?

だってこのままじゃ仕事がみつからない。    
仕事がみつからないと生きていけない。

でも頑張ってどうにもならなくなったら死んだっていいじゃない。
だって、それまでうんと頑張ったんだもの。

私が生きている間は仕事もたくさん探すし、それでも見つからなかったら、生保に応募してみたり、お腹がすいたら万引きしても刑務所に入ればいい。
あとそれから、物乞いぐらいならたぶんできると思う。
それまで頑張っていろんな事をやってどうしてもダメだったら死んだっていいと思う。

死んだらいけない、借金いけない、万引きいけないって考えたら、働かなきゃならないし、どうしても仕事がみつからなかったらどうしようって思うと、また勉強や資格を頑張らなきゃならないし、kekeにも何が何でも仕事をしなきゃいけないって言わなきゃならなくなる。

だから本当に食べられなくなったら死ねばいいんだよ。
私はそうなる前に絶対に他の人以上に頑張るはずだから。
それでもダメだったら終わりにしていいと思う。

悲しむ人?
こっちが生きるか死ぬかの状況で、そんなの知るか。


引きこもりを立ち直らせるのには手料理しなきゃダメだと書いてあったし、栄養のバランスとか、同じような悩みの人たちの会とか、その他、もういろんな事があるようだけど、もう私にはできない。

ダメで悪いお母さん。
うちの子供は社会的に引きこもりで、もう二度と立ち直れないのだろう。
でも、それで人に迷惑は掛けてない。

仕事につけなくたって、その時まで楽しければ、最後に死んでいいじゃない。

もう手料理なんてやりたくなければしなくていい。
ずっとこのままでいいからギャーギャー怒ったっていい。
部屋なんて汚くていい。
社会的に孤立してたっていい。
仕事なんかなくなってもいいから資格も要らない。
子供はこのまま一歩も外に出られなくたっていい。

ぜーんぶぜーんぶ、止めちゃって、好きなようにしていい。
好きなことたくさんやって、終わる時に死んじまおう。

私はダメなお母さんでいいから、これでいい。

ありがとう

2012-02-14 | 息子keke
菓子屋に行ったら遅くなってしまって、いつもとは違うスーパーで3割引きになったお好み焼きとチキンバーガー、55円のおかかのおにぎりを買った。
家にはミートソースの残りがあったけど、kekeはまた文句を言うだろうと思ったので、それは自分で食べようと思う。

家に帰ると、やはりkekeはグースカ寝ていた。
最近はこの時間がお休みタイムなんだろう。

私は買ってきたスーパーの袋をこたつに置いた。

夜、物音で目を覚ました。
たぶん、kekeが飯を食べてるんだろう。

翌日に起きるとお好み焼きが残っているので、これを昼に食べる?と尋ねると「食べない」と言う。
卵が真ん中にたくさん入ってるからだそうである。そして、ソースが横からこぼれてておにぎりとバーガーがソースまみれだったと言う。

私は髪をとかしながら数秒間考えて、「でも、それ買ってきてもらったんだよねぇ」と言った。

そして、制服を着ながらまた数秒考えて、「この前私が注意してからはもう皿は洗わないって言ってたよね、だとしたら文句を言うなら私は食べ物は買ってこなくてもいいの?」と言うと、「それじゃいい」と言うので、「でも、kekeに食費が無いよね、代わりに私が代わりに買ってるんだよ。だから買ってもらってありがとうじゃないの?kekeがお皿を洗っている時は私はありがとうって言ってるよね?それを同じじゃないの?」と言った。

kekeは違う!と言う。
皿はちゃんと洗おうと思って洗ったんだけど、ソースまみれはソースまみれだ、と言う。

それは車で揺れて気がつかなかったんだよ、一緒だよ、と私は言った。

ソースまみれは悪かったけど、でも買ってきてくれたのは「ありがとう」じゃないの?
作ってもらったのは「ありがとう」じゃないの?
と私は言った。


ご飯買ってきてもらったら、ありがとう
ご飯作ってもらったら、ありがとう。
洗濯してもらったら、ありがとう。
小遣いもらったら、ありがとう。

もう大人なんだから。
食べさせてもらっているんだから。


これで生きているのがイヤだと言われたら、私が悪いだろうか。
それはそれで自分の判断なのではなかろうか。