きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

雪道、帰り道

2014-02-18 | 今の会社
昨日は社長がたまに戻ってきただけで、誰も事務所に戻らない。
みんなあちこち雪かきをしていたのだ。土曜からずっと雪かきだったようである。

このまま誰も戻ってこなかったら、バスが出る所まで歩いていかなきゃ・・・でも暗くて足元が見づらいから、雪かきをしてない場所はこりゃ大変だろうだなぁ・・と思っていたら、課長やAさんや社長も戻ってきてくれた。
誰も居なかったら乗っけていけるように戻ってきてくれたのだろうか。
偶然かもしれないけどそう思おう。
とてもうれしい。

誰も口には出さない。
でもこういう優しい気持に心から感謝しよう。
そして、こういう優しさに気がつける自分でいたい。

自分もこうなりたい。

課長は「現場を見てから帰るね」と言い、細い道も入っていったが、案外雪かきが進んでいることに驚いた。私がびっくりしていると課長は「近くに病院があってみんなで雪かきしてくれたんだよ」と言う。
道にもよるのだろうが、商店街なども小道もしっかり雪が避けてある。もちろんその雪の捨て場がないので、脇には雪の山が続く。住民の方がみんなで雪かきしていたからだ。ありがたいことである。(私も早くスコップ買おう)

それでも道によってはまだまだなので分からないから、わき道には入らず適当に近い所でおろしてもらい、帰りにスーパーに寄ると、パンはまったくない。弁当類も少ない。うどんはない(そばはあった)。米もうんと高いのしかない。こういう光景を目にすると不安になってしまう。(肉や野菜は普通にある)
でも宅配便も動いているし(但しいつ着くかは保証できないと言われた)もうじき良くなると思うが。。。何となく常備用にカップ麺とパックのご飯を4つづつ買ってしまう。(これらはまだいつも通りにある)

そう言えば日曜に牛丼屋がしまっていたのを思い出した(材料が入ってこないから)。今日はもうやっているのだろうか。前を通らなかったから分からない。

私は大袈裟な人間なので、こうなってみると電気ガス水道が当たり前にあることがどんなにありがたいかと思う。時に大袈裟に悲観する事もあるけれど、時に大袈裟に感謝もできるのだ。これはこれでよしとしよう。

kekeは何事も無く帰ってきた。
帰りは夜行バスで帰ってこれたそうである。

雪道、通勤の教訓

2014-02-17 | 今の会社
朝のニュースで山梨などで大変な状況になっていることを知る。

それに比べたらここは大したことはないのか。。。
バス停に着くと、私よりちょっと若いぐらいの夫婦がバス会社と連絡を取っている。

ご主人の携帯を奥さんは「ちょっと貸してよ」と言い、バスが全然来ない、いつ来るのよと怒っている。

電話を終えてから話を聞いてみると、「動いていると言うけど、もう30分以上もバスを待っているのに全然来ない」そうだ。「HPを見たら運行していると書いてあったし、先ほど違う経由のバスが通ったので、あと5分ぐらいで来るんじゃないでしょうかねぇ」なんて言っていると、たまたま通りがかった年配女性が「○○行きのバスは来るんですか?」と言う。

「えぇ、時間は分からないですがHPには動いていると書いてありましたよ。」と答えると、「あら今さっき電話したら、運休らしいわよ。」と言う。

「え?でもこちらのご夫婦も電話して、動いているは動いているらしいですが・・・」と答えると、「私は歩くわ、昨日もバスが動かないからここから歩いたわよ。」
場所を訊くとうちの会社の近くなので、まだ充分時間はあるし、私も一緒に歩いて行くことにした。

「昨日はどのぐらいで着きましたか?」と尋ねると、「1時間50分よ」と言うので、えっ!と驚くのは、通常ならその半分で行けると思ったからである。
「坂もあるでしょ、大変だったわよ」と言う。「でも今日はそれほどではないと思うけど。」

「これで行政は何もないのかしらね」などと年配女性は言い、二人でぼちぼち歩いて行くと、2つ目の停留所で、後ろからバスが動いて来るのが見え、目指す目的地ではなかったが「これで途中まで行けるわ」と女性は言いそのバスで乗ることにした。
年配女性はバスに乗りこむと、運転主の所までかきわけ歩き、「○○行きのバスは動いてないんでしょう?」と言うと、本当に今日は動いていないそうである。

「ほらね。」と私を振り向いて言う。

この年配の女性がいなかったら、私は30分以上何も知らずにあのバス停で待ち続けていただろう、本当に神様仏様のような女性だ。
●教訓:バス会社の電話番号は必ず携帯に登録しておくべし。

あのバス停の夫婦はあの後どうしただろうと気になったが、よく見たら同じバスに乗っていたようである。(よかった。)


バスを降りてまたしばらく歩くはずが女性は「私はゆっくり歩くから、先に行ってください」と言う。
たしかに二人一緒に歩く理由もないので、私は先に行くことにした。

商店街から離れ、雪かきがまったく進んでいない歩道などもあり、昨日水たまりが凍った箇所などで2回も滑る。2回とも本当に両足をあげて、もろにひっくり返っているが、幸いケガにはならなかった。
(もちろんちょっと滑るぐらいのは何回もしている。)

ここで、初めてあの年配女性が「ゆっくり歩くから先に行ってくれ」と言った訳が分かった。
下手に歩いてひっくり返ったら、骨折でもしかねないからゆっくり歩いていたのだ。だから、倍も時間が掛かったのだ。
私もこれからは気をつけなくては。。。

●教訓2:翌朝雪の上を歩く時はちゃんと下を向いて一歩一歩ゆっくり歩こう。


あちこちでトラブルが起こっている事を知る。
nanuさんやAさんから電話がきて、会社のカーポートは大丈夫か?と言う。
カーポートが潰れたとか、あちこちであったようだ。
「sakeさんよく会社までこれたね」と言うので、途中までバスで来て後は歩いたことを言う。

事務所にも誰も戻ってこない。
駐車場はきれいに雪かきしてあったので、たぶんみんなで土曜か日曜にしてくれたのだろう。。。

雪の日曜

2014-02-17 | 日記
昨日はおっちら駅まで行ってみた。
電車はほぼ問題なく乗れる。バス停に受験生が並んでいるので「もう復旧か、早いものだな」と思う。

商店街はだいぶ雪かきが進んでいるが、ところどころに(3~4mおきぐらいか?)かいた雪で大きな雪の山ができている。歩道でかいた雪はガードレールに積み上がっていて、厚い壁となり、異様な光景である。
しかしこの光景の写真を誰ひとり撮ってる人が居ない。もっとも私もできるだけ軽装にして両手を歩いているので、デジカメを持ち歩いていないのだが。。。しかし携帯ですら誰も写真を撮ろうとしない。やはりこんな光景を撮るなんて不謹慎なのだろうか。。。。なので、あまり写真も撮れずにいる。

そんなことを思いながら駅に戻ると、バス停に誰もいない。
やはりバスは出ていないのだ。駅で関係者が慌ててバスが出ないことを告げ、他の路線で行くようにラッパ型のマイク(名前忘れた)で告げている。
バスのターミナルの雪かきが始まっている。

コンビニには相変わらずパンと弁当はからっぽで、帰りにスーパーに寄って肉と青梗菜を買い足す。
昼間なのに、まるで夕方みたいににぎわっている。

しかし、昨日は晴れていたので雪かきも進んだように思う。
道の車のタイヤの溝も大きくなって、大きな道の直線だったら走れるだろうか。しかしノーマルタイヤだと右折する所で雪を乗り越えなければならないから無理だろう。雪タイヤだったらどうにか行けるのだろうか。

当分車出せないだろうなと思いながら、私もモコの周りをもう少し雪かきした。
大家さんのおばあさんが出てきて、世間話をする。

クモ膜下出血したことがあって、それからあちこち体の具合が悪くてね、と言う。週に2回マッサージの先生が来るんだけど、これじゃ車停められないね、と言う。頭の中の血管を小さなピン止めみたいなので止めてるのよ、と言う。それで飛行機に乗る時に何も持って無くても引っ掛かってしまうという話をする。

そういう話は苦手なので、こっちがフラフラしそうになりながら、「それは何歳の頃ですか」と尋ねると70歳だったと言う。それまでは病気一つしたことが無かったから、病気の人の気持が判らなかった、あれから考え方が180度変わったのよ、と言う。

人間、生きるか死ぬかの境目に行くとね、まったく考え方が変わるのよ、と言う。


今日は朝起きて、さっそくバスのHPをチェックした。
もう出ているようなので、早めに家を出ようと思う。

kekeの旅

2014-02-16 | 息子keke
今日は天気は良くなりそうだ。

屋根に積もった雪に太陽の光が差す。
ゲレンデみたいだ。

前の通りは国道ではないが、そこそこ車の往来が行き交う広めの道路である。
車道に3本タイヤの道筋(溝)がある。

右へ進む車は奥と真ん中の溝を使って車を走らせる。
左へ進む車は真ん中と手前の溝で車を走らせる。

それではいったいすれ違う場合はどうするのだろう?と見ていたら、やはりすれ違えないので、どちらかの車が溝が増えているところまでバックするか、何とか脇によけている。
しかし相変わらず車の往来は少ない。

昨日の夜中は、人の声がした。(酔っ払い?)
夏は窓を開けているので目が覚めるほどうるさいが、冬は人の声なんてしない。
しかし、車があまりに通らないので静かすぎで、往来の人の声が聞こえるのである。
もちろんそれで目覚めるような音量ではない。

正月のように静かである。


そんな最中にkekeは出て行った。
死ななくてすむ人間関係の作り方を新幹線で続きを読むから貸してくれと言う。「図書館の本だから無くしたら弁償しなくてはならない。別の本ではだめか?」と言うと、「たぶん大丈夫。それに弁償すればいいんでしょ?」と言う。

もう私の言動にいちいち振り回されないkekeがいる。
こんな所、少し大人になったのかな。

大阪見物でもゆっくりしてこいよと言いたかったが、また水曜には雪だと言うし、急に言われたからお金もおろせない。それに旅行費用ぐらい自分で稼いでもらわないとな。
そうだこの雪、これからしばらく銀行にどうやって行けばいいんだろう?!

今週末も雪で帰る

2014-02-14 | 今の会社
また雪が積もりだした。

nanuさんは飲み会どうするか?と言い出して、辞めるなら4時になったら電話しなきゃならないからなと言う。秀クンもラインで連絡を取って「もう無理みたいですね」等と言っている。
じゃあやめようとnanuさんは言い、やめるからなと私にも言う。

「他の人へは大丈夫ですか?」と私は言うと「つながってないのはYKさんだけだ」と言い、「でも北澤が連絡するだろう」とnanuさんは言う。

私は見積を打ち終わってブラインドを少し開けてチラリと覗くと、もうだいぶ積もってきた。


nanuさんは「オレのタイヤは距離乗ってツルツルなんだ」と言い、雪かきの雪を横に積んだままだから、このままだと車が入れなくなると心配している。「戻ってカミさんの車(新車)と取り替えたい」とまで言うが、社長がいるのでそうもできず、走る感触を確かめに雪の上を走ってみると出ていって、やがて戻ってきた。

4時過ぎに社長は「それじゃ行く所があるから」と出て行ってしまい、もう戻ってこないだろう感じなので、「せめてお前らも帰れよって言ってくれたらなぁ・・」とnanuさんは言うところで、その時会社に戻って来た課長が「この雪やばいよ、そこの道ももう渋滞になっているよ」と言うので、nanuさんは「オレは帰る」と言い出して、もうみんなで帰ろうと言う展開になった。

「sakeさんも帰ろう」と課長が言うので、また乗せてもらうことにした。
Aさんが理由がなければ戻らなくて済むように「もうこれでみんなで帰ります。社長も帰りました」とメールを打って、明日は休みなので見苦しくない程度に湯飲みを漂白剤につけて、急いで事務所を出た。

10何年に一度の雪がまさかまた?!と思っていたが、見た目では先週と同じである。これが夜中まで続くというので、もしかしたらそれ以上になるかもしれない。

課長は「何がいいかな」とナビのタッチパネルを見せてくれると西野カナがあったので、「これがいい!」と西野カナちゃんをかけてもらう事にした。誰が聴いているんですか?と尋ねると、オレも息子もだそうである。
そして、エスペランサを鼻歌で歌っている。

国道は全く動かないので、「どこかの車がスリップしたのかな」と課長は方向を変えた。それから私だったら絶対に入らないような細い道もどんどん進んで行き、家のそばでおろしてもらった。
やっぱり男の人は頼もしい。

家に入る前にプルルルと電話がなりAさんである。
「やっとこっちまで戻ってこれた」と言い、「みんな早く引き上げて正解だよ。」と言い、これから集まりがあるんだ、やめたい人も多かったんだけど。だから四駆を持ってるヤツに出してもらうことにした、と言う。

帰って冷蔵庫を見ると、昨日のカレーと豚汁の残り、kekeが午後に炊いたご飯。
カレーは二人分ほどなかったので、冷蔵庫の鶏肉とたまねぎ、じゃがいもで、チキングラタンを作って、kekeに唐揚げを揚げる。

どんどん雪は降っている。

窓を見ながら「こなぁ~ゆきぃ~・・」とそこだけしか歌えないサビを歌って、「kekeはこの歌は歌えるのか?」と訊くと、「その歌は一番高い音がナカモリアキナのキーと同じだよ。」と言う。

まだそんなに遅い時間ではないけれど、もう車はほとんど通らない。
静かに雪が積もっていく。

あんまり降られて障害が出るのは困る。
でも、見てるだけなら雪も癒さるのかも。。。。

でも、1人だとちょっとこわ淋しいかな。。。。雪は。

今日の飲み会

2014-02-14 | 今の会社
北澤と電話で話をしていると、「それから仕事の話ではないっすけどね」と言う。

「sakeさん、今度の飲み会来ますか?」と言うので、「行きますよ。」と言うと、北澤は「sakeさんが来ないと言ったら、オレとYKさんでお金を出そうと思ったんです。」と言う。

えっ\(◎o◎)/!
私の飲み代を二人で出してくれるの?!

「出してくれるなら出して。」と言ってみたが、北澤は「(お金がなくて)来ないと言ったら出すつもりだったんです。」と言う。
(出せるなら自分で出せと言うことなのだろう。)

「だって、sakeさんいないと淋しいじゃないですか。」と北澤は言う。

 感動。。。。
そんな風に言ってくれる同僚がいたなんて・・・
ただのスケベだと思っていたけれど、本当は優しくていい子だったんだなぁ。。。
前にお父さんもそう言っていたっけ。

よし今日は飲み会に行って、みんなと楽しくお酒を飲んでくるぞ。(^o^)丿

・・・と素直に誓う。

まだ何のために生きているのかの答えは出ないけれど、少なくても離婚当時は「子供を育てるため」に働いてきた。それは生きる目的に充分だった。

誰かから自分が必要とされる。
そのことは、生きていく理由と関わってくるのではないだろうか。。。
(例えば今の私の飲み会のように。)

誰かから「居ないと淋しい」と言われれば、それでもこの世に残っていられるのではないだろうか。
今日はそんなことを考えてみた。
雪が降るそうだから、今日もバスで行く予定。できるだけ荷物を減らして西野カナちゃんの歌を聴きながら行こうと思う。
もっとも飲み会はこのあとの雪次第だと思われるが。。。

これからは

2014-02-13 | 息子keke
4日ぶりに車を走らせる。

うれしい。
見える景色のすべてを大切にしたいと思う。

道路の脇に残る雪も、橋の上から見下ろす雪が残った川も、何もかもしっかり見ておこう。
くっきり澄んだ青い空。
高速の光るランプも。

そう思うのは、いつかは車も乗れなくなると思っているからだ。
限りある時間だから、大切にしたいのだ。

生きていることもそうなのではなかろうか。
今までの年月より残りが少ないと考えると「残りの人生を大切にしよう」と思う。
好きなこと、気持いいことを追いかけていこうと思う。
そう思い始めてから、また生きていくことが楽しくなった気がする。

しかし、kekeはどうだろう?
20年生きてきて、決してそれが楽しいものではなく、あと残り50年もあるとしたら、あまりに遠すぎてうんざりしてしまう。

ハタチの頃kekeが言った。
「どうして死んではいけないの?」

私は答えた。
「20年女手一つでお前を頑張って育ててきたんだよ、いったい何を言ってるんだ?」

何て愚かな答えだったのだろう。
kekeは言う。
「誰も頼んで生んでくれとは言っていない。」


大学を辞める辞めないで揉めた時もそうである。
「何を言ってるんだ、いったいこれまで幾ら払ってきたと思っているんだ。」

ほんとに情けないが、これが私の答えであった。
明確に生きて行く理由を答えられずに、恩をきせるだけの親だったのだ。

だからkekeは「死にたい」と言った。
そんなの自分で選んだ人生ではないと言う。
自分は産んでくれとも育ててくれとも頼んだ覚えはない、アンタが勝手に産んでそういう風になれと言うだけ。本当に迷惑だと言った。

たしかにそうだな、と運転しながら私は思う。
kekeの言うことは今なら分かる。
ちゃんとつながっている。

23歳になって、kekeは言わなくなった。
なぜ生きていかなければいけないのか。
答えがみつかったわけではなく、コイツに訊いても答えられないと判断したのだろう。


女手ひとつも、「頑張って」も自分で選んでしたことである。
だからお前もその通り育たなきゃと言った。
そんな自分を情けなく思った。

「こんなにやってあげたのに」
もう二度とそんなことは思うまい。

私は誰にも何をもしていない。
その時その瞬間にできることをしているだけ。。。

これからはもういいんだ。
今日もおいしいものを食べて、ちょっと楽しいことがあって、ぐっすり寝られる。
それで二人で暮らしている。

もうそれでいいんだ。
とりあえず、そんな今日が明日につながっている。

死ななくてすむ人間関係の作り方/諸富祥彦さん

2014-02-12 | 読んだ本
「死ななくてすむ人間関係の作り方」(副題:無理しないで生きるための心理学)

・・・どんな関係なんだろう?思わず手に取って借りる。

この本はこころをしばりつける一般通念を疑ってみましょう、そのヒントを書いてみたとある。
へぇーと読んでいくと、私の今の生き様・考え方をまるごと肯定満載みたいな感じで、仲の良い友達が1人増えたような錯覚におちいる。

1.友達は多ければよいと言うものでもない。

友達はよく分かってくれる人が5人、いや1人いれば良い。そしてできれば距離をあけて付き合って行きたい。その大切なポイントは相手を否定せず、ちょっと違うなと思っても受け止められる包容力をもつこと。
そして、「孤独力(ひとりでいられる力)」を身につけること。
(文面には表れていないが、友達が多いことを否定するものではない。あくまで「死ななくてすむ」ためのアドバイス的な書き方だと思う。)

2.結婚することがすべてではない。

心理学者でありカウンセラーの著者は「うまくいっている夫婦は全体の2割」だと言う。むしろ何らかの問題がある方が当たり前。永遠の愛なんて存在しない、人の愛(価値観も)は常に移ろいゆくもの。だからいつでも別れる覚悟をした方がかえって結びつきは強くなる。10年契約婚、事実婚、週末婚あたりがお勧め。
(これも夫婦でいることを否定するものではない。あくまで「死ななくてすむ」ための考え方である。)
ちなみに恋愛も要らないと書いてある。

3.オタクに「死にたい」人はいない。

はまるものがある人は「死なない」。人からみるとくっだらないものに夢中になれる、そんな能力は生きることを輝かせるという。ちなみに「はまるもの」を見つけるコツは、打算をやめること。人の思惑を気にせず自分のしたいことに突っ走ることだと言う。


私がこの本で気に入ったフレーズは
「人からどう思われてもかまわない。自分さえ楽しければいい。そう思えれば人は死のうとはしないものです。」

たしかに!
私は最近そう思っているので、これだけ毎日「生きる」ことと「死ぬ」ことを考えているが、決して自分は死のうとはしないのだ。何故なら今は自分さえ楽しければイイからである。

本当に人は疲れる。
自分の弱々しいキャラが原因なのだろうが、誰かと接すると必ずと言っていいほどつっこまれ続けているからである。「sakeさん、こうしたら」「もっとああしたら」。思いやりで言っていただいているのは分かるが、正直どこに行ってもそればかりだとしんどいのである。「変えろ」と言われることは、その人に取っては今の私は認められない存在なのだろうと思われる。
だから私は最近愚痴は言わず、ポジティブなフリをしている。

この本にも「ポジティブだけなんて不自然」だと書いてある。でも、つっこまれるのがイヤなのか、高い所から見下ろしたいのか、みんなポジティブになったつもりでいる。
人とつきあうということは、「ポジティブ」である必要があるのだろう。これが私を疲労させる。

人付き合いにある程度の距離は必要である。
密着していると、どうしても比べたりひがんでしまう私は弱い人間なのだ。
それも人間関係が面倒くさい一因である。


もっと人は自由でいいんじゃないのかな。

大人になったら恋をして、結婚をして、子供をできれば二人産んで、何のトラブルも無い子供に育て上げて、老後は夫婦でニコニコ暮らす・・・ほんとあぁバカらしい。

そんなものがスタンダードだと思っているから、夫婦間がつまづけば子供に熱を入れあげ、モンスターペアレントになったり教育ママになったりするのではなかろうか。もちろん自分はそうじゃなかったとは言わないけれど。
それも分かるけど、分かるけど、隣の人と比べるのはもうやめたい。

こんなに頑張ってます、こんなに頑張ってます、どうでしょすごいでしょ。
まるで氷の上を刃で立っているスケートみたいに止まったら倒れてしまいそうな。そんな価値観はあまりにもろい。
もっと私達は悲しいことにも弱いことにも正直な一面があって良いと思う。それにはそれを受け止めるだけの技量がそれぞれに必要かもしれない。


最後にこの本ではシングルマザーを絶賛している。
「男たちよ、シングル・マザーは自立して度胸の座ったいい女です」と書いてある。

そういう意味でも、私にとっては背中を押してくれる「死ななくてすむ」本である。
ビバ、サンキュー。

雪の会社

2014-02-11 | 今の会社
会社に向かうべく、滑る道を気をつけながらバス停に急ぐ。
バス停ではおばあさんが3人おり、その中の60代ぐらいの人が「バスが来ないのよ」と言う。

「本当はもっと前のバス停で乗るつもりが満員で乗れなかったの!ここまで歩いてきたけど、バスが全然通らない」と言う。
そして「ほら、みんな歩いているでしょ。」と指さす。

(たしかに・・)と私も思い、それじゃと歩きだすことにした。

歩くことも想定内だったので、できるだけ軽装で両手も開いている。時間も余裕があり問題が無い。
そう思いテクテク歩いていると、間もなく待つはずのバスが横を通り過ぎた。

くそっ、なんたることよ。
乗らなかった後悔ではない。
あのばあさん連中に「やだわ、あの人ここで歩いてるわよ、待ってたら良かったのに。」と指を差されているかと思うと、ちょっぴり悔しい。


会社に着くと間もなく電話が鳴る。社長である。
どうしたものかと電話に出ると、「さっき誰それから来た図面を会社のアドレスに送って。」と言う。別荘でチェックしたいから、と言う。
送るのは構わないが、そのアドレスとは私のPCのアドレスと同じである。つまり社長が別荘で見るためには私のメーラーを一度閉じなくてはならない。そして、社長が一度それを開けてからでないと、私のメーラーを立ち上げることができない。

しょうがないから「見たら連絡ください」と言おうと思うが、携帯がつながらない。(それ以上の解説は回りくどく怒られる要因となりそうなので、しない。)

そういう場合にこそタブレットだろうにと思うが、ここの充電器に今日もまた収まっている。
もはや化石である。


やれやれ。。。
と思っていると、秀クンが現れた。
駐車場に雪で入れないよ、と言い、昨日も家の前の通りを両隣の人と4時間かけて雪かきしたんだ、全身が筋肉痛だよ、と言う。
それじゃ一緒に雪を・・と思ったが、社長と連絡を取る方が先だと思い、電話を待つ。

そのうちnanuさんやAさんも帰って来て雪かきを始めて、「みんなでこれから現場を雪かきするから」と出て行った。課長も午前中ずっと現場で雪かきだったよ、と帰ってきた。
ZENさんは「他の奴の運転がヘタクソで進まない」と文句を言い、「オレは北海道に居た事があるから、運転が上手いんだ」と言って出て行った。雪も何のそののようである。

男はすごいな、と思いながら、1人でお茶を飲む午後だった。

カラオケで歌う雪ソング

2014-02-10 | 歌謡曲・カラオケ
雪にちなんで、今日は私が歌う「雪の歌」を紹介しようと思う。
ヒットした順で紹介していくので、後半の歌はあまり知られていないアルバム曲であることを断わっておく。

●雪の華(中島美嘉)

中島美嘉の歌でもっともヒットした、カラオケでもよく歌われる曲である。たしかクリームシチュー(お笑いではなく料理の方)のCMでサビが流れていたのではなかろうかと思うが、自信がない。
歌詞は夕食の買出しでもしてきたのだろうか、二人が夜手をつないで家に帰ってくる。どうしてもここで私はクリームシチューが登場してしまうのだが、二人でシチューを食べながら雪を見る。今年も二人でこうして過せる事に幸せがわきあがってくる。
時に誰かに甘えるとか、誰かと一緒にいることで淋しさをまぎらわすことが私達にはあるのだが、「これはそうじゃない」とピシッと言い切るところで、この彼女の強さを感じるのである。
改めて歌詞を見ても、気持の安定した良い歌だなぁと思う。昔は何とか頑張って原曲キーで歌ってみようとしたが、私には無理なようで♭2ぐらいで落としてどうにか歌っている。サビは高い音が続くので歌いにくい場合は思い切ってキーを下げると歌いやすいと思われる。

●White Love(SPEED)

SPEEDでは一番歌われている曲ではなかろうか。こちらは「電話がこない夜は強がってても淋しいのっ!」とか「新しい手帳も彼のイニシャルがたくさんありますように!」とか女子高生のひたむきさで「もっともっとこのまま両思いがずっと続きますように!」という乙女心を歌う曲である。
SPEEDの曲はもともとカラオケでキーが下がっている場合が多く、この曲もこのまま歌える。最後の「神様みつめてて~」からは二人で交互に歌うはずの所を一人で歌わねばならず、息切れするので覚悟が必要なぐらいが難点か。
この曲はJUJUがアルバムでカバーしており、こちらのアレンジになるとこの女子高生ノリがグッとシックな大人っぽい曲になってしまう。歌い方でこんなに変わるものかと驚いた。しかしJUJUバージョンだと間奏が長く、途中のセリフ「愛してる・・・抱いていて」の所に来るまでにイラッとしてしまうし、その箇所もゆっくり過ぎて演技ベタな私には合わず、聴くのはJUJUバージョン、歌うならSPEEDバージョンにしている。

●もしも雪なら(DREAM COME TRUE)

どうして男性はドリカムが好きなのだろう?やはり歌が上手いからなのだろうか。例えばこの歌はどんな立ち位置だろうか。そんなことをふと思う曲である。
きれいごとを述べているが、おそらく不倫の歌ではなかろうかと思われる。「はじめからかなわない」「友達にも言えない」「クリスマスに会えない」この3ポイントでおそらくそうであろうと想定される。サビはとても心強く「大人の方が恋はせつない」と歌う。そうだそうだそうなんだよ!と思いながら聴いていると、案外最後は雪がみぞれに変わったから、ただそれだけの理由でくじけてしまう。
この期待のふくらませ方にこの終わり方はないだろう、と私はその度に思う。その数分間で無理に押し込めた、世間に屈したみたいなストーリー仕掛けが何だかなぁと思うのである。
しかし、こう言うのが男性は好きなのかなァ、とこの曲を聴くたびに思う。あまり歌った事は無い。

●六花(中島みゆき)

他にも雪の歌があるのかもしれないが、中島みゆきで「雪」と言えばこの曲である。
中島みゆきさんは、正か悪かと言うことに白黒つけるのを嫌う歌詞が出てくるようになる。「Nobaody Is Right」と言う曲もそうだし、「たかが愛」も「間違いだけをかぞえていても人の心をなぞれはしない」なんて歌詞があったりする。
私はあまりそれを重要視してなくて、この曲も聴いた当時は「ふ~ん」で終わってしまったのだけど、これって中島みゆきさんの1つのテーマではないかと思う。それが合ってるかどうかはさておき、そう思うようになってから、なるほどな・・とうなるようになった曲である。「中島みゆきの中で好きな曲は?」と訊かれてベスト5には入らないかもしれないが、ベスト10だったら、この曲は入れたい。
広い空の下には何もないわけじゃない、としながら、罪が無垢できれいな雪の上に落ちる。すべてを包んで降り積もれよ、ただそれだけの歌詞でそれだけのメロディーなのだけど、とてもきれいで繊細な曲だと思う。
六花ってどういう意味なのだろう?と思ってググってみたら、雪の異称とのこと。
メロディーも非常に単調なので表現力がない私は、この曲もお経になってしまう。なのであまり歌った事が無い。しかし好きな歌。

●雪国(東京事変)

最初聴いてこんなに不気味だと思った曲は無い。後奏もおどろおどろしてて、今にも幽霊がでてきそうな演奏である。しばらく聴くのがイヤで飛ばしていた曲である。
しかし椎名林檎にはまっていた頃、何かの拍子で歌ってみたら、意外に歌いやすくキー変不要で、しかも歌詞も「あーなるほどな」みたいな感じで共感できたので、たびたび歌うようになった。
一言で言えば、心が変わった男に対する恨みソングである。しかしこの主人公は経験豊富で頭が良いので「追ったら逃げる」のを知っており、「待てば男は黙る」のを知っているので、おそらく待つだろう(と思われる)。
しかーし、腹の底では相当怒り狂っている。
飲み会でいつかぶちきれるような事があったら、この曲を即座に入れ、♪男は殺すのさぁあ~~~早く立て。凍えてしまわないようにぃいい~~~♪と歌ってやりたいと妄想しているが、その機会がなかなか訪れない。
女を知りたいならこの曲、って感じ。