津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

いらだち

2006-03-19 11:09:17 | 熊本
 今月28日から、八代市立博物館で催される定期収蔵品展で、徳川家康の書状が公開されるという。慶長五年関ヶ原戦の二週間ほど前の消息である。小西行長の名前などが確認されてる貴重な史料だ。博物館は二百万円を投じてこれを購入したと、地元新聞は伝えている。すばらしい事だと拍手を送りたい。ますます内容を充実させる、八代市がうらやましい。
 このような情報を得ると、頓挫している県立博物館構想や、市民参加型とか体のいい逃げ口上で、近世史発掘に無関心な熊本市立博物館に大いなる苛立ちを感じる。プラネタリュームもいい、植物標本を沢山収蔵していることも結構だ。熊本城天守閣にいろいろ展示してあることも承知している。歴史は文化である。歴史を通じて市民が、住む土地に誇りを持ち愛する心をもって欲しいと、切に願うのである。我々は勉強しなければならない。そのためにも、核になる何かが必要なのだが・・・県都熊本市には寄る辺がない。
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