津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

床の間

2009-04-01 14:30:59 | 書籍・読書

床の間―日本住宅の象徴 (岩波新書 黄版 68)
床の間 : 日本住宅の象徴
太田博太郎著
(岩波新書 ; 黄版 68) 735円

                          

【内容】
「床の間のある家に住みたい」という気持ちは今でも多くの日本人が持っているのではなかろうか。しかし日本住宅の象徴といわれる床の間も、いつどうして成立し、どのように変化してきたか、意外によくわかっていなかった。本書は、日本建築史学の権威が厖大な文献・遺構の研究に基づいて気軽に物語る一つの日本住宅史。床の間の前身は中世の押板だった、客が床の間を背に坐るのは後の慣習、など興味深い話題はつきない。
【目次】
1 押板
2 住宅平面の変化
3 押板はどのようにしてできたか
4 接客空間の独立
5 押板から床の間へ
6 茶室の成立と床の間
7 床の間の性格の変化
8 現代における床の間

私の本棚に絶対あるはずのこの本が・・ない。小一時間探したのだが・・ない。
この本は建築の学術書なので私は生業の必然として読んだのだが、これがなかなか面白い。

床(ユカ)・床屋(トコヤ)・床の間 といった一見関係無さそうな関係が解き明かされているのだが・・。
いま一度念入りに探さなければ成らない。





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明智の血

2009-04-01 10:00:31 | 歴史
 ある方から、忠興の二男・興秋のお世話をした三輪秀久のその後についてお尋ねがあった。三輪氏は窪田→志水→狩野と姓を変えられた。熊本在住の能楽師・狩野秀鵬氏がご子孫である。その家系はHPに詳しく記されているから、御覧頂きたい。   http://www.syuuhou-kano.com/index2.htm
 ここにも明智の血が流れている。そして三輪秀久は吉田侍従の六男だとされる。明智氏や社家・吉田氏との係わりがなんと濃密な事か・・・忠興が愛してやまなかった「お万」にも又明智の血が流れている。

     吉田侍従六男靭負                                 喜多流能楽師
     三輪丹波守秀久---善助秋則(窪田五助)---左大夫則久・・・・・・・・・→狩野秀鵬            
                     ∥
     明智次右衛門---+----●
             ∥  |          烏丸光賢
 明智光秀---+--律   +--小ヤゝ        ∥---彌々光尚正室
         |          ∥-----------万
         |      細川忠興
         |          ∥-----+--忠隆
         +--------玉(ガラシャ) |
                          +--興秋
                          |
                          +--忠利---光尚

窪田五助の娘婿が志水清安(清庵とも)、三齋の側近としてしばしばその名が見える。
重賢の時代、大奉行堀平太左衛門に見出されて宝暦の改革に尽力した志水才助は清安の子孫である。奉行を勤めた。
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