細川幽斎 消息 読有【思文閣目録所載】安土桃山時代 歌人 掛軸
これは随分高くなりそうな予感、商売をされている方の応札が結構あるんじゃないでしょうか。
信長の菩提寺見院に宛てた能興行の案内状、常真院(織田信雄)の出席なども知らせている。
思文閣墨跡資料目録第217号143番掲載
「明日於当院狂
能興業候ヘハ
常真様其外伏見衆
一両輩茶湯仕候
可有美物哉然者未
明より可初え由も候
夜中二可有御参義候
為其令啓達候恐惶
謹言 幽斎
八日 玄旨(花押)
見院
侍者御中」
大意:明日当院で狂言や能の興業がありますので、常真様やそのほか伏見の衆数人で茶の湯などもいたします。何か美しい物でもあるのでしょうか、未明から始めるとのことですので、夜中にお越し下さい。以上お知らせ申し上げます。