津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■花押・2 「三つの花押」

2015-10-05 09:08:41 | 花押

 M家文書に宇土細川藩初代行孝公の書状が数点納められている。その花押である。
左と中央は祐筆の手によるものであろう、花押がはっきりと書かれている。左はまだ「帯刀」を名乗っていた時代のもので、丹後守を名乗ってからの花押とは全く異なっている。
右は自筆の書状であるが、同様の花押で家臣の井門次左衛門・佐方源右衛門に宛てた二通があった。筆先が割れていてもお構いなく書いたようである。
面白いのは自筆の書状の花押が丹後守(中央)の花押と全く違っていることである。自筆書状の花押というものがあるのだろうか。 

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