津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読む・岩波ジュニア新書「姜尚中と読む夏目漱石」

2016-02-15 10:15:22 | 書籍・読書

 先に新しい「くまもと・文学歴史館」の館長に服部英雄九州大学教授が就任されることを書いた。
それを読んだ悪友が電話をしてきて、熊本県立劇場の館長に姜尚中氏が就任された事は知ってるかとのたまう。
知っていると答えると、この「姜尚中と読む 夏目漱石」を読めと進める。本を紹介するとは珍しいことだが、素直に承る事にした。
今年に入ってから「吾輩は猫である」を精読しようと頑張っているが、中ほどで頓挫している。
少々、小休止して 姜先生のご高説に触れたいと思っているが、中高校生を対象にしたジュニア新書ではないか。
少し馬鹿にされたようにも思えるが、悪友も読んだというのだから良しとしようと、変に納得した。 

 姜尚中と読む 夏目漱石 (岩波ジュニア新書)
 
                     岩波書店

内容(「BOOK」データベースより)

『こころ』『吾輩は猫である』『三四郎』『それから』『門』…広く知られた漱石の小説ですが、じっくりと読んでみたことはありますか?鋭い社会へのまなざしや深い人間洞察には、読み返すたびに新しい発見があります。漱石作品を心の糧にしてきた著者と一緒に、100年以上読み継がれる奥深い魅力を味わってみませんか。

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■細川藩家中ことば

2016-02-15 06:41:06 | 熊本

 司馬遼太郎氏は細川護貞様との面談を経て、その著「春灯雑記」で「護貞氏の話 肥後細川家のことども」を86頁を割いて詳しく触れている。
そんな中で護貞様は「家のなかのことばは、むかしからずっと肥後弁でした。ですから私の肥後弁のほうが、いま熊本でつかわれている肥後弁よりふるいかもしれません」と仰っており、これには司馬氏も驚いている。

さてお殿様が使われた肥後弁とはどういうものであったろうか。随分以前の熊本日々新聞の記事に面白い物があった。
資料を整理する中で見つけ出したのでご紹介する。これは昭和53年(?)、熊本大学文学部の生徒が卒論で取り上げた明治後期(?)の「肥後弁」とされるものである。
「乙葉家」の会話が取り上げられているが、大変雅にとんだ言葉である。お殿様の日常の会話も、このような物ではではなかったかとふと思った。
 

               

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