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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■河原ノ者・非人・秀吉 vs 蒙古襲来

2016-02-14 17:22:26 | 書籍・読書

河原ノ者・・秀吉  蒙古襲来

 先に新しい「くまもと・文学歴史館」の館長人事が報じられたが、九州大学の服部英雄教授が就任されるとのことに驚いてしまった。
教授の著に上記の著作がある事は、以前から承知していたがこれは読んでおかずば成るまいと思っている。 

     ■河原ノ者・・秀吉
        の世界に身を置きながら関白にまで昇りつめた秀吉。あらゆる史料を熟読し、秀頼は秀吉の実の子ではないことも立証。
        被差別民の新たな活動と役割を中世の視座から明らかにする。

          ■蒙古襲来
        「神風」が吹いた。果たして、それは真実か。『蒙古襲来絵詞』には、暴風は描かれていない。太平洋戦争以前、日本が他国か
        ら攻撃を受けた唯一の戦いである、と言っても過言ではない「蒙古襲来」に関する通説こそは、砂上の楼閣だった。
        第66回毎日出版文化賞受賞後、渾身の話題作刊行。
           

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■「秘書」(梅原丹七・福地平左兵衛 一件略記) その三

2016-02-14 10:00:36 | 史料

一長岡興長より同寄之申含候密意之趣 於江戸猶又寄之 梅原九兵衛得と申聞候 九兵衛 酒井雅楽頭殿参上仕直ニ申上候は 今度肥後守(光尚)
  病死仕 六丸(綱利)儀ニ付国元家老共御内々ニ而奉願候儀御座候 則長岡式部と申者罷越居申候 其子細は 六丸儀幼少ニ而御座候ニ付 何とやら
  肥後守跡式を御減少可被仰付歟の趣風聞仕候 弥其通ニ御座候哉 何卒御取成を以 如先規無相違被為拝領候様ニ奉願儀ニ御座候 又細川帯刀方
  江分知仕候様ニ可被仰付様ニも相聞申候 ケ様之儀実説ニ而御座候得は 先祖 幽齋(藤孝)以来 殊更 三斎(忠興)儀は先年関ケ原表之一乱ニ付度 
  々御奉公相勤 御代々御懇意ニ被仰付 相続而越中守儀も右之趣旁ニ付 肥後国一円ニ被為拝領候処 越中守(忠利)・肥後守(光尚)共ニ短命ニ而御
  座候段 可仕様も無御座候 今度分知等被仰付候は 長岡佐渡を初 家中之者共一円ニ承伏難仕候 若被仰出候上ニ而 何かと愚意を申上候様御座候
  得は 恐多奉存候 依之御内意申上候 如前々一円ニ被為拝領候様 六丸様守り立 御奉公仕候様仕度奉存候 此段私を以申上候 若願之通難相済趣
  ニ御座候ハヽ 私ニ屹ト了簡仕候様ニと申付候段申上候処 雅楽頭殿被仰候は 其方了簡とハ如何仕候哉と有之時 九兵衛懐剣を取出し 鞘半抜出し
  右之手に持 左之手ニ而雅楽殿可取附躰ニ而 此のことく仕候より外ニ了簡とてハ無御座候と申候得は 雅楽頭殿やれやれ九兵衛かたくるしや 肥後
  国一円ニ被為いては可相済哉 国士ハ扨々かたましとて御笑被成候ニ付 何か扨 其通可被仰付をと被仰候時 九兵衛飛下り 謹而御請申上御厚情之
  段 六丸儀成長之上難忝可存候 家老共初家中之者安心仕候儀 於私難有仕合奉存候段申上罷帰申候 委細寄之申聞候段 興長申越候 

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