先に新しい「くまもと・文学歴史館」の館長人事が報じられたが、九州大学の服部英雄教授が就任されるとのことに驚いてしまった。
教授の著に上記の著作がある事は、以前から承知していたがこれは読んでおかずば成るまいと思っている。
■河原ノ者・・秀吉
の世界に身を置きながら関白にまで昇りつめた秀吉。あらゆる史料を熟読し、秀頼は秀吉の実の子ではないことも立証。
被差別民の新たな活動と役割を中世の視座から明らかにする。
■蒙古襲来
「神風」が吹いた。果たして、それは真実か。『蒙古襲来絵詞』には、暴風は描かれていない。太平洋戦争以前、日本が他国か
ら攻撃を受けた唯一の戦いである、と言っても過言ではない「蒙古襲来」に関する通説こそは、砂上の楼閣だった。
第66回毎日出版文化賞受賞後、渾身の話題作刊行。