津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■志方半兵衛言上之覚・釈文‐ 17(原文23分)

2020-04-02 18:05:15 | 史料

23       一、敵あい一里程に成たるからハ、のきたちたる一揆に候間、 
          立允様御一手に而造作もなく御取締可被成候、左候ハヽ
          上様必可為 御感候、芝焼の者共との約束違
          候而、沙汰之かきりとハ被 仰出間敷候、 上使衆も
          卒度も法度を背候とハ御申有間敷候、たとひ
          御申候とも少も不苦儀ニ而、其子細は、御下
          知もなきに敵陳へ人数を遣候事無用との儀に付、
          天草一揆の方へゆひを一ッさゝす候間、もはや
          天草へ渡候へと被 仰出候てからハ、敵を打果シ候
          者を御法度背とハ何とて可被 仰出候哉、如此二
          候ハヽ芝焼之者共ハ御改易ニもあい申わけ
          ニ而候、能時分を見付、合戦仕かゝり候者ハ 
          上様も御ほめなされ、天下之ほまれたるへく候、
          芝やき仕候者共より申越とて、うつかと待候
          事ハおくれたるニ而ハ少も在之間敷候、わけを不為
          候て、手ニ不合 とらぬ思召御残多さかきりも
          無御座、餘御無念ニ被為思召、河内・与左衛門なと
          見申ことく只今もおなミたを被為流せ御               

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■コロナの春は読書三昧で

2020-04-02 11:25:24 | 書籍・読書

  散歩以外全くといっていいほど家の中にいますから、さすがにストレスが溜まっています。
図書館も閉館が延長となり、史料の調査もできませんし鬱々とした毎日です。
こうなると読書しか方法がありません。しからばと南朝最後御拠点であった九州の有様をこの際一気に勉強しようと選んだのがこの二冊です。

                 九州の中世<br> 武士の拠点 鎌倉・室町時代                 

九州の中世 武士の拠点 鎌倉・室町時代

  • 大庭 康時/佐伯 弘次/坪根 伸也【編】

    【目次】
    はじめに………………………………………佐伯弘次(九州大学 教授)
    鎌倉幕府と九州………………………………野木雄大(文化庁)
    南北朝内乱と九州……………………………山本隆一郎(鳥取県立博物館)
    九州の守護大名………………………………佐伯弘次
    九州の国人領主………………………………山田貴司(熊本県立美術館)
    少弐氏の拠点…………………………………山村信榮(太宰府市教委)
    大友氏の拠点 豊後府中(府内)…………長田弘通(大分市美術館)
    豊前宇都宮氏の拠点…………………………高尾栄一(築上町教委)
    千葉氏の拠点…………………………………太田正和(小城市教委)
    菊池氏の拠点 北宮・隈府…………………青木勝士(熊本県立大学)
    飽田南郷の拠点 二本木遺跡群……………原田範昭(熊本市教委)
    相良氏の拠点…………………………………出合宏光(相良村役場)
    肝付氏の拠点…………………………………横手伸太郎(肝付町教委)・濱久年(高志書院)

           南朝研究の最前線 (歴史新書y)

   南朝研究の最前線 (歴史新書y) 
        日本史史料研究会・監修/呉座勇一・編集

 

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■強い要請

2020-04-02 07:25:48 | 熊本史談会

 熊本のコロナウイルス感染者は現在14名、まだまだ予断を許さない。
そんな中、史談会の4月例会の開催(18日予定)については頭を悩ましていた。
講師のやりくりや変更などでバタバタしている中、熊本市から「市民会館での開催予定の催事について」という書面が送られてきた。
それは「中止もしくは延期」の「強い要請」である。まずは4月の開催予定分のみではあるが、果たして今月中に終息は望めるのだろうか。
再度5月分の要請があるかもしれない。頭の痛いことではあるが、要請を受け止めて万端手を尽くさなければならない。

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■細川小倉藩(191)寛永四年・日帳(正月十二・三・四日)

2020-04-02 06:53:35 | 細川小倉藩

              (寛永四年正月)十二・三・四日

         |               
         |   十二日  甚左衛門
         |
黒鶴打取     |一、曽根之源兵衛、黒靏壱つ打候而、差上ヶ申候、則次飛脚ニ而中津へ、坂崎清左衛門・加々山主馬        
         |  方へ被得 御諚候而、被申越し候へと申遣候、靏ハ此方ニ留置候也、

         |                   (松井興長)        参り候、則
         |一、中津ゟ 飯田才兵衛・坂崎清左衛門ゟ之式ア少殿へ之書状〇持せ遣也、
         |一、毛利甲州様へ之 御返書、中津ゟ参申候事、則御飛脚ニ渡申候事、
         |一、同御内之伊礼采女所へ、利根川北庵ゟ之返書、北庵宿へ書状両通参候事、則持せ遣候事、
         |   (高政)
         |一、毛利伊勢守様へ被遣御鉄炮衆罷帰候、御返書ハ直様中津へ持参候而、加々山主馬殿ニ渡候由、申
         |  候也
         |

         |               
         |   十三日  少右衛門
         |
         |   (元明)
傘二十本ヲ客人用 |一、住江甚兵衛内甚助ニ、からかさ十三本、金子・中神手前ゟ渡させ候、前廉七本渡候由候而、都合
ニ備ウ      |  弐拾本ニ而候、為御客人可渡由、 御意に付、右之分也、
         |
忠利室之賄料ノ算 |一、遠藤安斎、江戸ニ而御裏様御賄、元和七年ゟ寛永元年迄ノ御算用、田中以得・池内源助江戸ニて
用        |  被相究候処ニ、過上米三石三升壱合在之を、返シ被下候様ニと、安斎彼申候へ共、于今不相済
         |             (景延)
         |  候、其節江戸之御奉行宗像清兵衛・入江仁兵衛へ両度被理之由候へ共、得 御諚候てと候て相延
         |  申之由候、此米は内算用仕見候へは、相違之由ニ而、白米を入御算用仕上候へ共、相違無之ニ
         |
         |  付、右之米過上米ニ相成之由候、〇其商人ニ速水四郎三郎慥ニ存之通、書物仕ニ付、財津惣兵衛
算用奉行等惣談  |  ・深野二郎右衛門・浅山修理・田中兵庫・田中以得惣談之上ニ而、返シ被遣ニ相究申候、只今元
         |  米を以返シ被遣候ニ極、財津惣兵衛方へ申渡候也、
         |                                    (黒印、印字不明、以下同)
         |    寛永四年                      財 津 惣兵衛〇
         |      正月十三日                   深野二郎右衛門〇
         |                              浅 山 修 理〇
         |                              田 中 兵 庫〇
         |                     右之被相済様尤ニ存候、御算用
         |                     私承候ニ付、能存候也、   田 中 以 得〇
         |                           右同      池 内 源 介〇
         |
加子分ノ船頭二十 |一、御加子分の御船頭弐十人、五石ニ而御奉公仕儀不相成ニ付、御暇申上度候由、白井兵介・鏡善右
人暇ヲ願フ    |  衛門被申候条、此者共はまへかと 御耳ニ立申者ニて候間、両人心得を以、堪忍成候様ニ 被申 
忠利ノ耳ニ立シ者 |  付、先可被置候、重而御次手之時、御褒美過有之条、可被得其意之通、申渡候事、
慰留セシム    |
         |

         |               
         |   十四日  甚左衛門
         |
         |十四日                 ( マ マ )
鶴打       |一、曽根の源兵衛、正月十二日ニ靏   壱つ打申候、中津ニ 殿様被成御座候間、申上候ヘハ、よ                          (加々山可政)(坂崎成政)
塩漬       |  く塩を仕置可申旨、 御意之由、加々主馬・坂清左方ゟ被申越候間、則足立與兵衛ニ靏をわた
         |  し、塩可仕旨、申渡候事、
青貝       |一、くさり上ヶ之與左衛門、青貝ノ手伝ニ付申候事
管沼定芳ヨリ宇治 |一、管沼織ア殿ゟ、宇治丸一桶、御文箱参候、
丸鮓幷書状    |
         |

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