2016年(平成28年)4月14日(木)21時26分、熊本地震(前震)が起きた。二日後には二度目の巨大な地震(本震)に襲われ、多大な被害を受けた。
四年前のブログを眺めてみると二件の記事を書いているが、その日の内には地震には触れていない。
翌日からのブログでは、毎日熊本の地震の被害状況を発信した。数日、夜は車中生活をしたし、毎日朝昼夕、食事の配給に並び、給水車に水を求めて並んだ。
風呂に入れぬ、トイレが使えぬ、ガスが使えない不自由さを約一ヶ月体験した。
奥方が走り回り、一か月後現在のAPに何とか入居することができた。私も齢を重ね、今一度の転居は荷が重くここが終の棲家となりそうである。
コロナ禍は熊本でも30人の感染者が出ている。毎日鬱陶しいことだが、まだ地震の時に比べると気持ちにも余裕があるように思える。
コロナ禍で慰霊式なども細やかのものとなり、亡くなられた方々には申し訳ない仕儀となっている。
「地震後県民の絆が深まった。その絆をもってこのコロナ禍を乗り越えよう」とは、知事の弁である。
いかにも政府の対応のまずさが目に付くが、早期終息を目指すために、今何を為すべきかを真剣に考えてほしい。
アベノマスクはいらない。賢明な国民は自らマスクを作って、危機を乗り越えようとしている。
地震の辛さを経験し、乗り越えた人たちは強い。
熊本は鎮魂の一両日を過ごすことになる。