津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■こちらは「スイカンポ」

2020-04-26 13:23:44 | 徒然

           

 先程取り上げた「虎杖(いたどり)」は「スカンポ」と呼ばれるが、こちらは道端などでよくみられる「スイカンポ」である。
本名は「紫かたばみ」である。かたばみよりずっと葉が大きく、花が紫がかっている。

                     酢漿草(かたばみ)

私は幼いころ同年代の男子が近所におらず、七つ年上の姉の後ろについて回っていた。
遊ぶおもちゃもない時代だから、勢い遊びは自然相手である。スイカンポの葉の茎の一部を切り取って、相手に絡ませ、ちぎり落した方が勝ちという、単純な遊びがあった。
ググっていたら次のような写真が紹介されていた。

                   
                      サイト「山と風のひみつきち」から引用

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■清田文書から「有馬陣・証拠状」

2020-04-26 09:32:36 | 史料

        

 先にご紹介した清田家文書に久野次郎左衛門の天草島原乱に於ける働きに対する「証拠状」をご紹介した。
しかし何方が書かれたものかが判らない紙面であった。その後又古い文書をメールでお送りいただいたのが上記文書である。
これにより証拠状を認めた人物が浅山勘三郎であることが判った。

              於原城久野次郎左衛門手柄證人ニ私先祖
              立申候事私方江も委細ニは其知申候
                                                                                 
              其節取遣シ申候下諸幷ニ清田石見殿ゟ之
              紙面先祖ゟ之差出扣迄傳持居申候故          
              写之入御披見申候

                清田石見殿ゟ之紙面弐通
             一今度有馬ニて久野次郎左衛門二月廿七日本丸
              之出丸へ乗り申候證人
             一本丸石垣ニ着石ニて打れ被申候證人ニ付貴殿を
              被書出候様子具御書付早々可被差越候以上
                六月廿八日  清田石見印
                 浅山勘三郎殿

             一今度嶋原ニて久野二郎左衛門二月廿七日本丸之
              出丸へ乗込申候證人に御立候様子具ニ御書付
              早々可給候以上
                六月廿八日  清田石見印
                 浅山勘三郎殿

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■家紋つれづれ・虎杖紋

2020-04-26 08:31:29 | 家紋

                       

 家紋帖を眺めていたら、「虎杖紋」に出くわした。
ちょうど今の季節私の散歩道でもたくさん見受けられる植物だ。
「スイバ(酸葉)」等とも呼ばれるが、私の幼いころには「スカンポ」と読んでいた。
食糧難の時代で祖母に連れられて近所の土手(三菱引き込み線)に採取に出かけたものだ。

あの「スカンポ」が家紋になっていたとは迂闊にも気付かなかった。
「虎杖」に「いたどり」とルビを振ってくれていたらすぐわかったのに(言いわけ?)

なぜこのような形になったのだろうと説明を読むと「三角形の葉と花序を表現するが、実物とはかなりイメージがかけ離れている」と解説がある。
しかし、昔の家紋意匠家のデザイン力にはただただ恐れ入るばかりである。

                                            

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