今日の昼のTV「徹子の部屋」には、女優・名取裕子嬢(63)が出演されていた。相変わらずお美しい。
200匹のメダカを自宅のベランダで飼育し、その餌としてトイレではゾウリムシを培養していると仰る。
大女優のことだから、さぞ立派なアクアリュームかと思えば、発泡スチロールの箱に黒いビニール袋をかぶせたものがいくつも並んでいた。
又トイレの便器の廻りには、培養したペットボトルが10本ほど置かれていて、これらを公開されるというのがすごい。
徹子御婆さんも驚きのご様子だったが、なんだかそんな大らかなお人柄に好感が持てる。
私は以前ミジンコをメダカの餌にしたいと思い、大いなる興味を以てジャズサックス奏者の坂田明氏の著「私説ミジンコ大全」なる本を購入した。
坂田氏は広島大学の水畜産学部水産学科卒業で、「ミジンコ研究者」として名を知られている。
モニター付きの大きな顕微鏡を買い込み、ミジンコのお産を観察するという徹底ぶりである。
私は、小さな水盤に「沢潟(おもだか)」を植えているが、荒木田土を購入して植えたから、水を張ったらミジンコらしきものがうようよ発生した。
荒木田土に巣くっていたのだ。
私もなんとか坂田先生のお導きで増殖させてミジンコをメダカの餌にしたいと思ったが、そう簡単にはいかない。
今日の裕子嬢はゾウリムシを培養し、これをミジンコの餌にされているという。そんな話は大変参考になった。
今度は少々勉強して本格的にやってみようかと考えている。
WEBでは、元東邦大学理学部 生物学科の先生が、「ゾウリムシの簡易な培養法」というサイトを公開しておられる。
これならなんとかやれそうな気がする。問題はまずはゾウリムシを採取することと、「強力わかもと」という薬を準備しなければならない。
この薬は胃腸薬だと思うが、培養にこの薬を使うという発想がすごい。「日本イグノーベル賞」を差し上げてもいいような奇策に思える。
動画もあってまさにその効果のほども実証された。まずは10錠もあればいいのだが「108錠(9錠パック×12)500円」とある。
ドラッグストアで購入するときには、絶対ゾウリムシ培養の為に購入するのだということを明言しようと思う。
そして培養に使った後の残りは、時折痛むわが「胃」の薬として使うことになる。
メダカを飼うために裕子嬢をはじめ、皆さんおおいなる努力をされていることを実感した。
愛犬が死んでから、生き物を飼うことは「絶対いや」という奥方も、私のこの道楽には文句も言わない。
また世話を手伝おうという気も一切なく、わがビオトープを覗くこともしない。無視されている。
お互い干渉しないのが夫婦円満の秘訣である。
メダカ・・なんとも可愛いんですよ・・・200匹はいらないけど。